この記事の画像(9枚)

皆さん、ちょっと思い出してみてください。 けさ、出勤直後に 手洗い・消毒はしましたか?

手洗い・消毒「うっかり忘れた」が3割

首都圏で毎日満員電車で通勤している 744人を対象に行われた実態調査。
2月17日から21日までの5日間、 “出勤した直後”に手洗い、 または手や指の消毒を行ったかどうか聞いたところ、「毎日行った」という人が半数を超えた一方で、「毎日は行わなかった」という人が44.4%、 このうち18.3%の人は 「全くしなかった」と回答した。

さらに「毎日は行わなかった」人に その理由を尋ねると、 約3割が「うっかり忘れた」と回答。
中には「手洗いや消毒する場所や施設が 便利な場所になかった」という、社内の取り組みで改善される 環境面での理由も挙げられた。
実態調査から一週間…働く人の感染防止対策を聞いた。

政府が「基本方針」発表…危機意識に変化も

商社勤務(40代)
(通勤直後に手洗いや消毒はしている?)
会社に着いたら消毒液があるので、それを使っている。 8~9割は(消毒を)している。
(消毒液を)胸ポケットに差している。

食品メーカー系(20代)
(消毒液が)事務所の入り口とトイレに置いてある。消毒液とかを持ち歩くようにしている。友達とかとご飯を食べる前に使う。

金融系(20代)
1~2時間ぐらい手は消毒している。(以前は)なんとなく気が向いたときにやっていたが、今回はいろいろ報道もあったりして、意識も傾いているというのもあったので、より(消毒などを)やる機会が増えた。

台湾では“厳しい措置” 入店前に「体温測定とアルコール消毒」も

三田友梨佳キャスター:
今週に入って特に危機意識も高まって、対策をとっている方も増えているような印象もありますね。

早稲田大学ビジネススクール 長内厚教授:
先日台湾に出張に行ったんですけれど、あらゆる飲食店、ホテルが、体温の測定とアルコール消毒、これをしないとお店の中に入れないということをやっていたんですね。

三田友梨佳キャスター:
日本と台湾の初動を比較してみても、台湾は厳しい措置をとっていますよね。

早稲田大学ビジネススクール 長内厚教授:
厳しい措置をとったんですが、蔡英文総統は、選挙直後の就任した頃よりも今の方が支持率が上がっているんですね。
市民もそうした強い措置というものを、期待しているわけなんです。

三田友梨佳キャスター:
そういった中で、手洗いや咳エチケットなどは徹底していきたいと思いますし、一人一人が自分のためにも周りのためにも、しっかりと感染対策をとることが求められます。そのためにも少しでも早く、マスクの流通が正常化することが期待されます。

(「Live News α」2月26日放送分)