政府が新型コロナウイルスに関する基本方針を発表

感染の拡大が止まらない新型コロナウイルス。そんな中で政府が2月25日に発表した新型肺炎への基本方針。注目されるその内容について詳しく解説する。

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2月25日に発表された政府の新型コロナウイルスに関する基本方針は24日の夜に出された国の専門家会議の見解を踏まえたもの。まずは専門家会議の内容から見ていく。

まず1つ目の疑問「今の状況は?」については、今後1~2週間は急速な拡大に進むのか、収束できるかの瀬戸際にあり、この1~2週間の間にどうなるかが決まるという。

2つ目の疑問「感染者にどんな症状が出るのか?」については、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く強いだるさや息苦しさがある。一方で、ほとんどは無症状や症状が軽いのも特徴だという。

そして3つ目の疑問「感染拡大を防ぐにはどうしたらいいのか?」については、対面の場合は人と距離をとる。そして会話を一定時間以上しない。さらに多くの人と交わる環境、具体的には飲み会などに行くことは控える

こうした専門家の見解を踏まえて出されたのが政府の基本方針で、25日に公表された政府の基本方針には5つのポイントがある。

〈政府の基本方針5つのポイント〉
1つ目:国民に対して情報は正確で分かりやすい情報提供を行い冷静な対応を促す。
2つ目:働く人に対して企業は、テレワークや時差出勤の推進を強力に呼びかける。
3つ目:患者数が大幅に増えた地域では、症状が軽い人に関しては自宅療養を求める。
4つ目:公共交通機関や道の駅などで、感染防止対策を進めるとして道の駅は具体的に電車だけでなく車で移動する人に対しても警戒を呼びかける。
5つ目:介護施設などの対策を徹底する。

パトリック・ハーラン氏:
基本方針だけでその詳細がこれから発表されるというところだと思うんですけど、2週間しかないからこの段階で、もう少し具体的な対策を個人ができることを教えていただきたかったですね。

新型コロナウイルスに関する疑問に医師が回答

政府は基本方針の中で患者数が大幅に増えた地域では症状が軽い人は自宅療養と発表した。例えばちょっと熱っぽいというだけという理由で病院に行ってはいけないのだろうか。新型コロナウイルスに関する様々な疑問について感染症に詳しい医師の濱木珠恵さんにお話を伺う。

ナビタスクリニック・濱木珠恵医師:
病院に行ってはいけないと言うことはないということではないのですが、新型コロナが心配なので病院に行っても軽症であれば結局対症療法だけです。したがって、軽いものであればご自宅で風邪薬などを飲んで休んでいただくのでいいと思います。ただ、インフルエンザとか扁桃炎などの治療が必要な病気もあったりしますので、高熱が出ているというような場合にはいったんクリニックに電話をして、その上で受診して頂いてもいいと思います。

体温がどの程度だと症状が軽いと言えるのか?濱木先生によると…

ナビタスクリニック・濱木珠恵医師:
個人差がありますので一応37.5度というのは政府の方針で言われている目安です。これが低くてもつらい人もいると思いますし、37.8~9度でも平気という方もいるとは思います。このような微熱感がずっと続いているというのであれば、自分が家の中で動けますというぐらいだったらそんなに心配はいらないと思います。咳がひどくなってきているとか、息苦しさが強くなってという場合には、相談して頂いた方がいいと思います。

加藤綾子キャスター:
普通の風邪よりも長く続くというのも特徴の1つなのですか?

ナビタスクリニック・濱木珠恵医師:
一般的には1週間ぐらいで風邪は治ると思いますが、それが続いているとか、どんどん悪くなるというであれば相談頂いたらいいと思います。

体温が37.5度よりも低いが具合が悪い時はどうやって直せばいいのか?自宅療養とは具体的どのようにすればいいのか?濱木先生によると…

ナビタスクリニック・濱木珠恵医師:
食べて寝ることです。日本人の方はちょっと熱がある、だるいという時になかなかお休みしない方が多いです。無理をしないで、きちんと休養をとるということが重要です。また、自宅で過ごす時に、家族に移さないということも必要。部屋を分けて過ごす。患者自身はマスクをつける。なるべく接点を少なくする。同じものを共有しない。箸とか食器とかは一緒に使わないで別々のものを使ってきちんと洗う。同じ食べ物をつつくみたいなことは避ける。お風呂も分けて最後に入る、タオルも分けるなどすれば、特に心配はいらないと思いますので、そのような形で自宅療養して頂くのがいいと思います。

加藤綾子キャスター:
感染経路を見ていても家族の中で一人がかかると、母親がかかったり、娘がかかったりというふうに繋がっていきますよね。ただ、微熱が続いている状態で自宅療養するのも不安ということで、もし「自分がかかったかも」と感じたらどう行動したらいいでしょうか?

ナビタスクリニック・濱木珠恵医師:
基本的には対症療法しかないので、まずは落ち着いて普通に解熱剤を飲むとか風邪薬を飲む。自宅でゆっくり休んでいただく。不用意に出歩くことで人にうつすことが危険ですから、会社も休んで頂くことが必要だと思います。

加藤綾子キャスター:
あとは相談センターに電話してもらうというところも大切になってくると思います。

(「Live News it!」2月25日放送分より)