保険会社新たな戦略 生保が続々婚活パーティーの狙い

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  • 保険に入っていない若い世代の開拓や囲い込みにつなげる狙い
  • 2017年から1年に3回程度婚活パーティーを開催 240組以上のカップルが成立
  • 保険会社の様々な取り組み

保険に入っていない若い世代の開拓や囲い込みにつなげる狙い

東京・上野の東京都美術館で開催された婚活パーティー。
参加したのは20歳から39歳までの独身の男女約200人が理想のパートナーを求めて集まった。

この婚活パーティーを主催しているのは大手生命保険会社の第一生命。
結婚は自分や家族の将来設計を考える大きなきっかけであり保険会社にとってはまさに絶好のビジネスチャンスだ。

少子化によるマーケットの縮小など逆風が吹く中、自ら婚活パーティーを主催することで保険に入っていない若い世代の開拓や囲い込みにつなげる狙いがある。

第一生命保険 首都圏マーケット統括部 増野陽子課長:
なかなか保険を考えるきっかけがなかったり、保険に触れる機会が少なかったりということもありますので、第一生命のいろんな部分を知っていただくことで、新たな接点としてお客様とつながっていきたいと思っています。

2017年から1年に3回程度婚活パーティーを開催 240組以上のカップルが成立

第一生命では東京都と連携し2017年から1年に3回程度婚活パーティーを開催していてこれまで240組以上のカップルが成立。
他の生保会社でも明治安田生命がJリーグの一部のクラブと連携しサッカー観戦と婚活パーティーを一緒に楽しめるイベントを開催しているほか、ソニー生命も婚活サービス会社と手を組み保険代理店を設立するなど、生保業界の中で今婚活を後押しする波が広がっている。
この日の婚活パーティー、参加者はトークやゲームなどで徐々に距離を縮め、好みの異性が見つかったら最大3人までこのカードを相手に渡すことができお互いに渡し合えれば見事カップル成立となる。

参加した女性(26):
安心します。
有名な保険会社さんなので変な人はいないんじゃないかなと思って安心しました。

参加した男性(32):
ただマッチングするだけだとそれこそ今でも無料のアプリとかありますけれども、(相手が)ちゃんとしているかしていないか、という不安は当然ある。
そういう意味では、その不安の最初のハードルっていうのが無いわけで、参加のしやすさというのは確実にあります。

この日のパーティーでは26組のカップルが成立。
男性の育休取得など国が子育てのしやすい環境づくりを進める中、こうした結婚を後押しする取り組みも今後はさらに広がっていきそうだ。

保険会社の様々な取り組み

内田嶺衣奈キャスター:
婚活パーティーと保険会社も一見結びつかないように見えますけれども、保険会社の狙いというのはどういったところにあるのですか?

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
保険会社もだいぶ最近変わってきているんですよね。
今までは契約を結んで保険金払うまでという接点が限定的だったんですけれども、
最近は長い人生の中でいかにライフイベントごとにお客さんとの接点を増やしていって長く付き合うか。
そういう方向にシフトしてきているので、そのためにこういう機会を作るというのもひとつの狙いなんだと思いますよね。

田嶺衣奈キャスター:
その接点つながりを増やしていくために他にはどんなことをやっているんですか?

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
結婚だけではなくて例えば子育て保育所シェアリングビジネスみたいなものに参入していたりとか、介護サービスに参入していたりとか、あらゆる場面に入っているんですよね。

内田嶺衣奈キャスター:
健康促進のイベントとは?

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
保険会社はネットワークがかなり広いんです。
法人も個人も。
これを活かして自治体と組んで健康増進のためのイベントやセミナーをやったりして地元の企業を巻き込んで健康づくりを後押しする、こんな事業もやっているんですよね。

これから保険会社も保険という枠にとらわれずに、健康とか安心これをどう作っていけるか。
これは本気で向き合う。
そんな時代が来ているんじゃないかなと思います。

(「Live News α」1月24日放送分)

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