ドトールコーヒーから高級ブランドが登場

チェーン店といえば“同じ味”が特徴のひとつ。

しかし、神奈川県のJR川崎駅前に2019年にオープンしたおなじみのコーヒーチェーン店・ドトールに入ってみると…

横山ルリカ リポーター:
シャンデリアがありますよ!えっ、なにここ…まるで応接室みたいですね!コーヒー1杯450円ですか。ちょっと高級ですね。

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ここはドトールコーヒーの新しい高級ブランドで、その名も「ドトール珈琲店」(川崎ゼロゲート店)。全国で8ヵ所だけのプレミアム店舗だ。(ドトール珈琲農園を含む)

メニューは、1杯ずつハンドドリップで淹れるコーヒー(税別450円)や20分かけて焼き上げるパンケーキ(税別580円)など、ここでしか味わえないものばかり。(※店舗により価格は異なります)

新規事業統括本部 沼田好平さん:
ゆっくりコーヒーを楽しみたい、そして食事も楽しみたいというお客さまのニーズに応える形で、最高級のスペシャリティコーヒーを使った業態を作り上げました。

実は今、全国に展開する飲食チェーン店が、ワンランク上の店舗を続々とオープンさせている。
今回の「ココ調」は、そこでしか楽しめないメニューを味わえるチェーンのプレミアム店舗増加の理由を調査する。

3種のチーズがとろける モスバーガーの本格グルメバーガー

まずは、横浜市の桜木町駅前へ。

横山ルリカ リポーター:
あちらですね。「モスバーガー」…じゃなくて「モスプレミアム」?

1293店舗あるモスバーガーの最高級店「モスプレミアム」は、全国でここだけ。

2019年7月にオープンしたばかりの店内に入ってみると…

横山ルリカ リポーター:
わぁ~オシャレ!天井がものすごく高いですし、照明などもかなり高級感ありますね。

さっそく、「モスプレミアム」限定ハンバーガーを注文。

店員:
3種のとろけるチーズバーガーです。

横山ルリカ リポーター:
モスバーガーってバスケットで運ばれてくるイメージでしたが、お皿なんですね。

熱々のチーズを目の前で掛けてくれるニクい演出も。

横山ルリカ リポーター:
すご~い!

値段はレギュラー店舗の「モスチーズバーガー」371円(税別)の3倍以上で1210円(税別)。まさに本格グルメバーガーだ。(※午後5時から販売)

横山ルリカ リポーター:
お肉の味もすごくさっぱりしていて、アボカドととろけるチーズがたまらない!

また、トマトをハンバーガーの形に仕上げた「丸ごとトマトのカプレーゼ」(税別728円)など、メニューはレギュラー店舗とすべて異なるラインナップとなっている。

2回目の来店だという女性客からは、「お店の雰囲気もすごく気に入って。長居しすぎちゃうぐらい」 という声も。なぜモスプレミアムはできたのか?

新規事業開発グループ 河口直哉さん:
モスバーガーが誕生して40数年経っているのですが、その当時、来ていたお客さまがお酒も飲めたり、ゆったりできるモスプレミアムという形を作りました。

デニーズの種類豊富なサラダバー&煙が出る燻製ベーコン

続いては、東京・目黒区の自由が丘へ。

横山ルリカ リポーター:
あちらですね「デニーズ」。いつもおなじみの黄色い看板じゃないですよ!

入店早々、驚きのシステムが…

店員:
簡単に当店のオススメをご紹介させていただきながら、ご案内いたしますね。

横山ルリカ リポーター:
こんな案内される感じでしたっけ? ファミレスって。

テーブル案内の前に「メニュー案内」があり、日替わりデリやサラダバーの内容を説明してくれる。店内の広さは通常のデニーズと同じだが、ファミレス定番のボックス席を廃止し、ゆったり空間に。大人な雰囲気のデニーズだ。

セブン&アイ・フードシステムズ デニーズ・リブランディング推進リーダー福岡勘平さん:
都心のバルの半額程度の価格で、お気軽に楽しんでいただくようなレストランを作りたいと思い、出店いたしました。

「特製 お肉3種の盛合せプレート」(税別3400円)などのメニューがある中、女性が絶賛するのは…

女性A:
サラダバーも、ここじゃないと食べられない野菜もあるので。

女性B:
やっぱりサラダバーの充実ぶりとか。この値段だったらOKかなって。

定番の野菜に加え、ロマネスコやアンディーブなどの珍しい野菜もラインナップ。新たな味と出会えるサラダバーだ。(「デリ&サラダバー」単品 税別1280円)

さらに、こんな演出も・・・。

店員:
お待たせいたしました。

横山ルリカ リポーター:
なになに!?全然、中が見えないんですけど…何ですかこれ!

店員:
失礼いたします(皿に被せていたフタを開く)

横山ルリカ リポーター:
わぁ、煙が出てきた!

姿を現したのは、「ホエー豚ベーコンの瞬間燻製」。
ブランド豚でこの分厚さながら、800円(税別)とお得だ。

横山ルリカ リポーター:
おいしい!あれだけさすが煙出たなっていうぐらい、めちゃくちゃ燻製されていますよ。

外国人観光客も絶賛 一蘭の高級重箱ラーメン

最後は東京・銀座へ。国内に79店舗を持つ「一蘭」は、とんこつラーメンのチェーン店だが…

横山ルリカ リポーター:
丸い看板はおなじみのデザインですが、こちらには黒地に金文字で「銀座一蘭」とあって、高級感が漂っています。

2019年10月にオープンしたプレミアム店舗「銀座一蘭」の特徴は、ガス灯や赤レンガ調の内装。昭和の銀座周辺をイメージしている。

横山ルリカ リポーター:
一蘭おなじみの個室っぽい感じはありますが、背景がレンガだったり、ちょっとレトロな感じです。

そして主役は、ここでしか味わえないプレミアムラーメンだ。

店員:
お待たせいたしました。

横山ルリカ リポーター:
えっ、これ完全にお重ですよね。(フタを開ける)ラーメンが入ってる!

とんこつラーメンが有田焼の重箱ドンブリに入った「天然とんこつラーメン(銀座重箱)」は、「銀座一蘭」専用に開発されたワンランク上の麺とチャーシューを使用。 1杯1072円(税別)の高級ラーメンだ。

横山ルリカ リポーター:
まったく臭みがなくて、うまみが凝縮していますね。おいしい。ちょっと普段のドンブリでは味わえない感覚です。高いだけあるな…

なぜプレミアムな店舗を出店したのか?

国内広報 藏立望さん:
訪日外国人の方も非常に増えている中で、新しい特別な一杯を外国人の方にも楽しんでいただきたいと考えております。

実際に、お客さんの3割が外国人だという。

横山ルリカ リポーター:
こちらのラーメンいかがでしたか?

オーストラリア人観光客:
すごく気に入ったわ。オーストラリアのラーメンは好きじゃないけれど、日本のは好き。店に入ってきた時に、クールな場所だな!と思った。

今回取材したプレミアム店舗では、すべて通常店舗のメニューはなく、特別なメニューを味わうことができる。自分へのちょってしたご褒美に足を運んでみてはいかがだろうか。

(「めざましテレビ」『ココ調』1月24日放送分より)

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