天皇皇后両陛下、春にイギリスご訪問へ 皇室と英王室の深いつながりとは?

カテゴリ:国内

  • 天皇皇后両陛下が、即位後初となる外国訪問をされることが明らかになった
  • 訪問先は、皇室とつながりの深いイギリス
  • 「直撃LIVEグッディ!」は皇室と英王室のつながりを振り返った

1月14日、天皇皇后両陛下が、即位後初めてとなる外国訪問をされることが明らかになった。
宮内庁によると、2020年4月から6月をめどにイギリスを公式訪問される見通しだという。

両陛下を招待したのは、エリザベス女王。日本の皇室と英王室のつながりが深まりはじめたのは、昭和天皇のころからだ。

1921年、当時皇太子として初めてイギリスを訪問された昭和天皇。エリザベス女王の祖父であるジョージ5世と交流し、昭和天皇は彼を“父のような存在”として尊敬されていたという。

1979年、那須御用邸で昭和天皇が記者に述べられたお言葉

「当時の英国国王ジョージ5世から立憲政治のあり方について聞いたことが終生の考え方の根本にある」(昭和天皇実録 第十七より)


1953年には、皇太子時代の上皇さまが、エリザベス女王の戴冠式に参列されている。その後、エリザベス女王夫妻が来日した際も家族ぐるみのお付き合いを続けられた。

そして、今から37年前の1983年。

当時23歳の天皇陛下が留学先に選ばれたのも、イギリスの名門・オックスフォード大学だった。大学で学ばれた2年4カ月は、天皇家で初となる海外での長期滞在だ。しかし、このオックスフォード大学では皇族でも特別扱いはされなかったという。

「直撃LIVEグッディ!」は、当時からの陛下の友人であるキース・ジョージさんにお話を伺った。


キース・ジョージさん:
陛下にとっては、生活が一変した時期だったようです。オックスフォードで過ごした至極当たり前の一般人のような生活は、日本に帰国してからはもうなかったということです。彼はオックスフォードでの生活を愛していました。

Q.天皇陛下のことを何と呼んでいましたか?


キース・ジョージさん:
Hiroです。Hiroと呼んでいました。陛下はとても友達思いでしたし、知り合いでない人にもとても親切な対応をしていました。そして私に、日本語の「SHINYU(親友)」という言葉を教えてくれました。私たちは“親友”なんです。

陛下は1人の学生として周囲と気さくに付き合われたという。イギリスの居酒屋・パブに行かれた際には…。

キース・ジョージさん:
パブに行った時、一般的に一人ひとりお金を支払うでしょう。彼もみんなと同じように自分で自分のお金で支払っていました。日本で彼は、そんなことはしないでしょう。それはとても楽しい瞬間だったそうだよ。自分でお金を支払い、おつりを受け取るということが。


陛下の生き方にも大きな影響を及ぼしたという、イギリス留学。著書には、陛下がイギリスを離れられる時の思いもつづられている。

「再びオックスフォードを訪れる時は、今のように自由な一学生としてこの町を見て回ることはできないであろう。おそらく町そのものは今後も変わらないが、変わるのは自分の立場であろうなどと考えると、妙な焦燥感におそわれ、いっそこのまま時間が止まってくれたらなどと考えてしまう」


安藤優子:
「留学時代に見たオックスフォードの町に、自分は二度と同じ立場では戻ってこられないだろう」というのは、本当に偽らざる心境だと思います。すごく胸を打たれますね。

フジテレビ皇室担当解説委員 橋本寿史氏:
そうですね。やはり留学される時だけが自由にできる時間だということを、他の皇族の方々もよくお分かりなわけで。(留学中は)自由を満喫というより経験してみようといろんなことをなさって、その経験が必ず日本に帰った時に生かせるものだと。留学では勉強と合わせてそういったものを経験するということを、皆さん強く持たれて行かれていると思います。

カンニング竹山:
橋本さん、今回の訪問ではお休みみたいにゆっくりされる時間はないんですか?

フジテレビ皇室担当解説委員 橋本寿史氏:
分かりませんが、やはり皇后さまにもご負担がないように考えると思います。そういう意味ではゆっくりされながら視察されて、思い出の場所であるオックスフォードの方まで足を延ばされるかもしれません。まだ分かりませんが、そんなにハードなスケジュールにはならないんじゃないかと私は思います。

■皇室ジャーナリスト 山下晋司さんによると

Q.イギリスご訪問はどうなる?

「なるべく負担の少ない日程が組まれるのでは。雅子さまの力が発揮される、国際親善でのご活動が回復に向けてのプラスになるのでは?」



安藤優子:
大体何日間の滞在になる可能性がありますか?

フジテレビ皇室担当解説委員 橋本寿史氏:
ヨーロッパに行くと、4日とか5日くらいじゃないかと思います。

安藤優子:
じゃあそんなにゆっくり、というわけにはいかないかもしれませんね。でも、ぜひゆったりと思い出のオックスフォードに足を運んだり、少しでもある意味ほっとされる時間を持てたりするようなご訪問になるといいなと思います。

(「直撃LIVE グッディ!」1月15日放送分より)

皇室のバトンの他の記事