ラグビートップリーグ開幕で熱狂再び

1月12日に開幕した「ラグビートップリーグ2020」。

2019年ワールドカップで活躍した選手たちのプレーを間近に見られる初めてのチャンスということもあり、 会場にはあふれんばかりの人たち。中には、流行語大賞にもノミネートされた、 “にわかファン”の姿も多数あった。

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ファン:
「にわかです」
「にわかファンでトップリーグみてみたいなと思ったんで応援しにきました」

ワールドカップからおよ3カ月。 念願のファン定着はなったのだろうか?

めざまし取材班がまず向かったのは埼玉県・熊谷市。 笑わない男・稲垣啓太選手ら最多6人のワールドカップ戦士を擁するパナソニックが、クボタと対戦する。

会場に向かうバスに長蛇の列ができていた。

30年来のラグビーファン:
嬉しい反面チケットとるのが大変になっちゃった。以前は時間に合わせて来ても十分入れるぐらいでだったんですけど…

1月12日開幕戦の観客数は、 熊谷ラグビー場でのトップリーグ過去最高となる1万7722人。

試合は、日本代表の福岡堅樹選手が2トライを挙げる大活躍。結果、パナソニックがクボタに34対11で快勝した。

賑わいはラグビーの聖地でも…

都内の秩父宮ラグビー場に訪れた観客は2万1564人。この会場でもやはり…

ファン:
去年のワールドカップでファンになりました

ファン:
完全にわかファンなので、ルールとかもあまりわからないんですけど…

続々と集まる“にわかファン”。皆さんのお目当ては?

「リーチマイケル選手です」
「松島幸太朗選手が好きです」

試合では日本の8強入りに貢献した松島幸太朗選手のサントリーと、 リーチマイケル選手擁する東芝が激突。 試合中、松島選手の“股抜きパス”に会場が大いに湧いた。

試合はリーチ選手擁する東芝が勝利したが、“にわかファン”定着に向け、 試合前にも関わらず、選手と記念撮影できたり、 選手が試合の見どころも解説していた。

ここまで力を入れるのにはあるワケが…

2015年のワールドカップでは、 五郎丸選手らが活躍し盛り上がったものの、 直後の開幕戦は、スタジアムに空席が目立っていて、トップリーグの観客数も、2015年をピークに減少傾向になっていた。

一方、1月12日の開幕8試合の観客動員数は 11万6737人と、4年前のワールドカップ後の開幕戦の1.7倍に迫るほどの人気ぶりだった。

“にわかファン”定着するには?

この人気を定着させるにはどうすればいいのか?

スポーツライター・小林信也氏:
子供たちにラグビーをしてもらう機会をもっと増やす。ラグビースクールって全国に400以上あります

12日、埼玉・浦和市にある浦和ラグビースクールに集まっていたのはおよそ240人の生徒。実に6分の1にあたる40人の生徒が、 ワールドカップ後にラグビーを始めたと言う。

生徒:
学校では休み時間中に、普通のボールを使ってラグビーをやっていたりします

どうやればもっとラグビーの楽しさを増やすのか、選手のアドバイスは?

パナソニック・福岡堅樹選手:
たくさんの個性を持った選手がいると思うので、お気に入りの選手を1人見つけて、その人を試合中追っかけてどういう動きをするのか見ると、さらにラグビーの奥深さをわかってもらえるのでは思います

めざましテレビのスタジオでも…

生田竜聖キャスター:
軽部さんのお子さんもラグビーを?

軽部真一キャスター:
4年前からやっていますが、ワールドカップの後うちのラグビースクールでも溢れる位の見学者がきています。熱いですよ~

(「めざましテレビ」1月13日放送分より)