東京都と東急グループが中心となり、期間限定で1月14日から始まった新しいポイント制度「東京ユアコイン 生活型」。通勤時間をずらしたり、レジ袋を断るだけでポイントが貯まるというものだ。

この記事の画像(10枚)

さらに、東京・丸の内周辺では、1月9日から「東京ユアコイン オフィス型」を展開。
ついにスタートした「東京ユアコイン」のお得な貯め方と使い方を紹介する。

カフェにタンブラー持参・弁当容器返却でポイント加算

東京ユアコインの大きなテーマは2つ。意識・行動の変化とキャッシュレス決済の普及だ。丸の内周辺での東京ユアコインの使い方を見ていこう。

まずは、スマートフォンに東京ユアコインのアプリをダウンロードする。

対象となる8店舗のカフェの1つ、東京・千代田区にあるmicro FOOD&IDEA MARKETにタンブラーを持参し、アプリを入れたスマホで端末に表示されたQRコードを読み取ると、100円分のポイントが貯まった。

アプリ利用者の男性:
お得だと思いますね。とてもいいかなと思っています。

さらに、対象のコンビニやドラッグストアのレジでも、レジ袋を断ると50~100ポイントが加算される。また、オフィス街で販売している再生可能な弁当容器については、食事を済ませた後に所定の回収場所に持っていくと、400円分のポイントが還元される。

貯まったポイントは他のポイントに交換も可能

「東京ユアコイン オフィス型」は、大手町から有楽町にかけてのエリアを対象とした2月末までの期間限定となる実証実験で、この間に貯められるポイントの上限は7500円分。

全体では、2500万円分相当がポイントとして付与された時点で終了となる。

貯まったポイントは、対象となるドラッグストアやカフェで使用可能。
さらに、Pontaやnanaco、Tポイントなど、他のポイントに交換することもできる。

通勤時間によっては電車に乗るだけでポイントゲット

一方、自由が丘エリアで1月14日に始まったのが「東京ユアコイン 生活型」。

オフィス型と同じく、レジ袋を断ると5~10ポイントが付与される。中でも力を入れているのが、オフピーク通勤だ。
始発から6時台の早い時間帯、もしくは9時半から10時半の遅い時間帯に登録済みの通勤定期券で都内の東急線の駅に入ると、20~100ポイントが加算される。

ポイントの付与を通じて、人々の意識や行動を変えていこうという東京ユアコインの試み。こうした取り組みについて、専門家は…

第一生命経済研究所 主席エコノミスト 永濱利廣氏:
今回、試験的に行うことで明確な成果が出れば、新たに取り組むところが全国的にでてくることは間違いない。

東京都は、今回の実証実験で今後の展開を検討していきたいとしている。

(「めざましテレビ」1月14日放送分より)