厚生労働省によると、全国38の都道府県で警報レベルを超えているインフルエンザ(1月13日時点)。街では、インフルエンザや風邪を予防しようとマスクを着用する人を多く見かける。

ドラッグストアのクリエイト エス・ディー(JR小岩駅前店)で扱うマスクは、全部で約80種類。息苦しさを軽減するものやハーブが香るマスクなど、さまざまな特徴の商品があるが、街行く人からは「どれがいいかよくわからない」「試着することもできないので…」という声があがった。

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そこで今回の「スゴ撮」は、街の人がマスクを選ぶ基準ごとにドラッグストアのスタッフがオススメ商品を紹介。さらに、その実力を調査する。

第5位「メイクつかず」のプロテクト加工

まずは、街でマスクをしていた200人に「マスク選びの基準」をアンケート。さまざまなこだわりが聞かれた。

女性A:
マスクの内側を見せて)口紅とかファンデーションですかね。

女性B:
化粧はめちゃめちゃつきます。歩き回るとすぐに落ちちゃうんで。

第5位は、女性には大きな悩みである「メイクがマスクにつかない」こと。

そこで、スギ薬局がおすすめするのは「メイクがおちにくいマスク」(税別362円 ※めざまし調べ 店舗により価格が異なる場合があります)。

スギ薬局 広報室 迫西克行さん:
特に働かれている女性などを中心に人気がありますね。

一見普通のマスクに見えるが、顔に触れる部分にメイクが付きにくいプロテクト加工が施されている。

第4位「高い保湿力」加熱で蒸気が20分持続

続いて、マスクを選ぶ基準の第4位は「保湿性が高いマスク」。サンドラッグがおすすめする商品は、「のどぬ~る ぬれマスク チン!してたっぷり蒸気」(3セット入り 税別448円 ※メーカー希望小売価格)。

サンドラッグ販売部 課長 安池真紀さん:
ホテルで使ったり、飛行機や新幹線で移動中に使っている人も多くて人気です。

同封されているフィルターをマスクのポケットに入れ、電子レンジで20秒加熱してから着用する。

井上清華アナウンサー:
温かいお風呂に浸かっているような感覚になります。

温かい蒸気は約20分持続。一体どれほどの蒸気なのか?フィルターをガラスの器で覆うと、あっという間に蒸気が充満し、ガラスの器が曇ってしまった。

さらに近づいて見てみると、ガラス面には次々と水滴が付着し、10分も経過すると滴り落ちるほどに。この蒸気がのどや鼻を潤してくれるという。

第3位「デザイン性」カラー9色・小顔効果も

男性A:
マスクにもファッション性があっていいと思います。

マスクを選ぶ基準の第3位は「デザイン性」

クリエイト エス・ディー JR小岩駅前店 店長 本間章太さん:
色が豊富なのもこちらのマスクの特徴でして、海外の方もよくご利用いただいています。

それがこの「PITTA MASKシリーズ」(全14種類 税別474円 ※めざまし調べ 店舗により価格が異なる場合があります)。

スッキリした立体型で、大人用はカラーが全部で9種類。3回までの手洗いであれば性能が落ちないということで、経済的なことも人気の理由のようだ。

さらに、「ビースタイル プリーツタイプ ふつうサイズ プレミアムホワイト」(税別298円 ※めざまし調べ 店舗により価格が異なる場合があります)も注目の商品。

通常のマスクに比べてフェイスラインがシャープになっているため、小顔効果が期待でき、スッキリした印象になるという。

あなたは知ってた? 専門家が正しいマスクの着け方を伝授

機能的なマスクが次々登場しているが、マスクの専門家はある点を指摘する。

環境管理センター 技術部長 飯田裕貴子さん:
多くの人がちゃんと付けられていないです。どんな性能のいいマスクも、ただ顔を覆っているだけというか…

そこで、マスクの正しい着用方法を教えてもらうことに。

環境管理センター 技術部長 飯田裕貴子さん:
まず、マスクの外側が外側になるように、端を合わせて2つに折ります。

これはマスクの中心と顔の中心を合わせるため。そして、プリーツをいっぱいに開いたら、 顔に装着。

環境管理センター 技術部長 飯田裕貴子さん:
鼻は、みなさんの着用姿を見ると浅いんですね。正しくは目のキワキワ。

環境管理センター 技術部長 飯田裕貴子さん:
鼻の一番低い所まで上げて、指でノーズクリップを鼻の形に整えていただきます。

最後に、隙間ができないよう顔に沿ってマスクを撫でれば完成だ。

第2位「メガネが曇らない」クッションで呼気をブロック

続いて、マスクを選ぶ基準の第2位は、「メガネが曇らない」こと。

ツルハドラッグ 新宿上落合店 店長 菊地隆司さん:
鼻のクッションがあるのとないのとでは、曇り具合が全く違いますね。

ツルハドラッグのおすすめは、商品のパッケージに「メガネくもりカット」と記載する「快適ガードプロ プリーツタイプ レギュラーサイズ」(税別398円 ※めざまし調べ 店舗により価格が異なる場合があります)。

メガネの曇りは、呼吸で発せられる呼気がマスクと鼻の間の隙間から漏れることで発生するが、このマスクは大きなノーズクッションが呼気の漏れを徹底ガード。

メガネをかけた街の人に試してもらうと…

女性C:
あっ、曇らない。ふ~ふ~(呼気が)出てこない!

第1位「着け心地」高い吸水性&耳が痛くない

そして、街の200人に聞いた「マスクを選ぶ基準」で圧倒的に多かった意見が…

男性B:
ずっとつけてると耳が痛い。

女性D:
マスク内にすぐ水滴がついちゃう。

第1位は「快適で着け心地の良いマスク」。ドラッグストアのスタッフおすすめは 、「BMCフィットマスク」(7枚 税別198円 ※めざまし調べ 店舗により価格が異なる場合があります)。
マスクに汗やくしゃみなど水分が付着すると不快に感じることがあるが、このマスクは優れた吸水性で、それを防いでくれるという。

では、どれほどの吸水性なのか?同じメーカーの別のマスクと比較した。

それぞれのマスクに青く着色した水を散布すると、別のマスクは5分後も表面に青の水滴が残っている。しかし、BMCフィットマスクは青い水が徐々に浸透していき、5分後には表面が乾いた状態になった。

また、「超快適マスク」(7枚 税別378円 ※めざまし調べ 店舗により価格が異なる場合があります)は、耳にかける部分が幅2cmと通常より太く、耳への負担が分散されて痛くならないという。

めざましテレビのアンケートでは、200人中41人が1日に10時間以上マスクを着用すると回答。着用時のお悩みを解決するさまざまなタイプの機能性マスクを、みなさんも試してみてはいかがだろうか。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』1月13日放送分より)