お正月に初夢を見た

『ゴーンハズゴーン』という映画が大ヒット

「ゴーンハズゴーン」(邦題:ゴーンは行っちゃった)という映画が大ヒットしたカルロス・ゴーンさん。身柄を引き渡さないレバノンに日本政府は断交を宣言し、経済援助はすべて止めた。またレバノン国内でも政治腐敗と格差に怒る国民が、その怒りの矛先をゴーンに向け、反ゴーンデモが政権を揺るがした。これではもたないと、レバノン政府はやむなくゴーンを「イスラエル入国罪」で逮捕、なんと最高刑の禁固15年の判決が出た。日本の裁判では「懲役10年」と言われていたので、ゴーンさんは今頃レバノンの牢屋で「日本の司法の方が良かった」と悔やんでいるとか。

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大坂なおみが金メダル

東京五輪でテニスの大坂なおみが金メダル!
他にも日本選手は大活躍し、目標の金30個は軽くクリアした。
多くの外国人が訪日したが、食事やインフラはみなさん言うことなし。一番多かったクレームは「情報へのアクセスが難しい」こと。新観光立国への課題だ。

小池都知事不出馬

五輪の前に行われた東京都知事選は何と小池さんが土壇場で不出馬。自民党の国会議員が野党統一候補の山本太郎さんに辛勝。勝ったのは誰かって?夢だからぼやけてて顔が良く見えませんでした。小池さんはバーターで次の衆院選に自民から比例で出るという噂。

そう言えば数年前、2歳位だった娘を連れて行って隣の席のおばあさんに思いっきりタバコ吸われた近所のとんかつ屋が禁煙になったというので娘と行ってみた。店主は条例施行で4月から禁煙にしたが、当初売り上げが下がったもののそのうち女性や家族連れが来るようになり、今では前より売り上げが増えた、と喜んでいた。ほらみろ。

安倍首相はスパッと「解散」

野党再編は中途半端だった。旧民主の人達がかなり立憲民主に合流したが衆院では100人に届かず。玉木前原両氏は国民に残ったため、憲法改正で賛成に回り、連立与党に入るのではないかとの噂。

野党がぼやぼやしているのを見た安倍首相はここでスパッと解散。争点は「9条改正」。さすがに自公で2/3をきったものの、維新、国民を入れると衆参ともに2/3を確保。来年国会で発議し国民投票になるとみられている。

安倍さんが解散して勝ち、改憲も視野に入ったので、「これで安倍4選は決まり」と、「やりたいことやったので勇退してキングメーカーになる」の2説あり。内政は菅さんか岸田さん、外交は安倍さんに分けるのが一番いいんじゃないかな。

トランプ圧勝も対中、対イランで緊張続く

さて米国ではトランプが左派エリザベス・ウォーレンに大統領選で圧勝。対イラン、対中国で緊張は解けないものの、世界のトランプ時代は続く。トランプ続投なら安倍さんも、と言う人は多いが。

安倍首相のハグ相手は金正恩か

今年も外交は難問続きだ。
おっ、安倍さんがどこかのトップと首脳会談やってる。満面の笑みで「カムサハムニダ」と言ったぞ。韓国語でありがとうだ。もしや韓国と和解したのか?いやでも相手は文在寅にしては随分ポッチャリさんだぞ。それにあの刈り上げヘアー、どこかで見たことがある、誰だっけ、あー揺れてよく見えない。待てよ揺れてるのは僕だ。

「パパー、おばあちゃんと書初めするよー」と娘に揺すられて起こされた。昼からワインを飲みすぎて寝ちゃったのか。このうちいくつが正夢になるのかな。本年もよろしくお願いします。

【執筆:フジテレビ 解説委員 平井文夫】

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平井文夫
平井文夫

言わねばならぬことを言う。神は細部に宿る。
フジテレビ報道局上席解説委員。1959年長崎市生まれ。82年フジテレビ入社。ワシントン特派員、編集長、政治部長、専任局長、「新報道2001」キャスター等を経て現職。