“IR汚職”なぜこのタイミング? 秋元司議員を収賄容疑で逮捕

カテゴリ:国内

  • 東京地検特捜部が秋元司議員を逮捕「一切身に覚えがない」と容疑を否認
  • 紺野容疑者と面会していた自民党・白須賀貴樹議員の事務所なども家宅捜索
  • 国会会期中は「不逮捕特権」があるため国会が閉じられている年末に逮捕

自民党・白須賀貴樹議員の事務所など家宅捜索

IR(統合型リゾート)をめぐる疑惑は、ついに現職国会議員の汚職事件へ発展した。

東京地検特捜部は12月25日、内閣府の前副大臣で、IR担当だった秋元司衆議院議員(48) を収賄の疑いで逮捕。さらに、自民党の白須賀貴樹衆議院議員(44)の事務所も捜索を受けるなど、事件は急激な広がりを見せている。

秋元容疑者は東京都内で18日、中国企業から何か資金をもらったことは?という記者の問いに対して「ない、ない、ない」と語っていた。

疑惑を否定する秋元司容疑者(48)

しかし、東京地検特捜部は25日、秋元司容疑者を収賄の疑いで逮捕。
贈賄側として、IR事業への参入を目指していた中国企業「500ドットコム」の顧問である紺野昌彦容疑者(48)ら3人を逮捕した。

贈賄側

秋元容疑者は、「500ドットコム」側から370万円相当の賄賂を受け取った疑いが持たれている。

紺野容疑者のインスタグラムより

特捜部は、さらに今回の贈収賄事件の関係先として、自民党の白須賀貴樹衆議院議員の千葉県印西市の地元事務所を家宅捜索。

自民党・白須賀貴樹衆院議員

白須賀議員をめぐっては、今回の汚職事件で逮捕された紺野容疑者と面会している。

紺野容疑者のインスタグラムより

また、自民党の勝沼栄明前衆議院議員の宮城県石巻市の事務所も家宅捜索を受けるなど、特捜部の捜査が広がりを見せている。

自民党・勝沼栄明前衆議院議員

「一切身に覚えがない」と容疑を否認 IR事業への影響は?

「事実無根であり、全く関与してません」と、逮捕前にメールで関与を否定した秋元容疑者。逮捕後に接見した弁護士によると、秋元容疑者は「一切身に覚えがない」と話しているという。

逮捕前にメールで関与を否定

秋元容疑者は25日、自民党本部に手書きの離党届を提出し、離党した。
安倍政権が“成長戦略の柱”と位置付けるIRをめぐる汚職事件は、政界にも衝撃をもたらした。

秋元容疑者が提出した手書きの離党届

菅義偉官房長官:
(IR事業への影響は?)政府としては、できるだけ早期にIRの整備による効果が実現できるよう、着実に進めていきたい。

自民党 二階俊博幹事長:
大変残念に思いますが、安倍政権そのものが関与したわけではありませんから。それは別の問題だと思っています。

一方、自民党内からは影響を危ぶむ声も。

自民党議員:
政権への影響は避けられない。耐えるしかない。

「不逮捕特権」により国会議員は国会会期中に逮捕されない

約10年ぶりとなる、現職国会議員の逮捕。特捜部はなぜこのタイミングで、秋元容疑者の逮捕に踏み切ったのか。

フジテレビ社会部・オコナー海記者

フジテレビ社会部・オコナー海記者:
国会会期中は、逮捕できない「不逮捕特権」があるため、国会が閉じられている年末に逮捕したというのがポイントの1つです。また、容疑者について、逮捕後から最長20日間の勾留が認められていて、秋元容疑者は、最大1月14日まで勾留が認められることになります。通常国会は、1月20日の召集が有力とみられていて、それまでに処分を決める勾留期限を迎えることも踏まえ、特捜部は年末の12月25日に逮捕したものとみられます。

癒着の実態にどこまで迫れるのか、特捜部の捜査が続いている。

三田友梨佳キャスター:
秋元議員は容疑を否認していますが、安倍政権が成長戦略の柱と位置付けてきたIR事業をめぐる汚職事件。どこまで広がりを見せるのか、実態解明が待たれます。

(「Live News α」12月25日放送分)

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