「東京で震度6超える恐れも」関東で頻発する地震は“首都直下型”の前兆!? 備えるべきポイントとは

カテゴリ:国内

  • 1週間で16回...関東で頻発する地震に人々の不安が高まる
  • 首都直下型地震との関係性は?地震の権威である専門家が解説
  • 防災アドバイザーが勧める「防災グッズ」と“食の日常備蓄”とは

関東で相次ぐ地震に不安の声

茨城県八千代町で12月4日撮影された映像には、住宅全体がきしむような音の中で水槽の水が小刻みに揺れる様子が写っていた。

これは、4日午前10時38分ごろ、茨城県北部を震源とする最大震度4の地震が発生した際に撮影されたもの。5日も茨城県では震度2を観測する地震が発生。これで4日連続となった。

11月28日から12月5日までの1週間、関東地方を震源とした震度1以上の地震は16回発生。
茨城県や栃木県では12月3日、4日の2日間だけで、震度3以上の地震が5回発生している。

相次ぐ地震に人々の不安は高まっている。関東では「周りでは話をしている。そのうち首都直下型くるんじゃないか」という声も…

4日午後7時35分に栃木県北部で発生した、最大震度4の地震の直後には、SNSで「地震、関東、多い」などのキーワードを含んだ投稿が急激に増加。「また地震?最近多くて怖いよ」「関東地震多いけど大丈夫?そのうち大きな地震来そうな予感」などの投稿も見られた。

多発する地震で広がる不安の背景には、今後、30年以内に発生する確率が70%といわれている、首都直下地震があった。

果たして関連はあるのだろうか?

「首都直下型地震につながる可能性も」

連続している地震は、その危険が迫っている前兆ということなのだろうか?

地震研究の権威、東京大学名誉教授の笠原順三さんによると、多発している地震は二つのタイプに分けられるという。

東京大学名誉教授・笠原淳三さん:
全体的に東日本大震災の余震活動なんですけど、大きく分けて、地表付近に起こる「活断層型地震」と深い所で起きる「プレートが沈み込む地震」、二つのタイプの地震が起きてますね

この2つを見分けるポイントは震源の深さ

茨城県北部を中心に起きている地震は、震源の深さが約10kmと浅い地点で発生。これは地表に近い部分にできた亀裂による地震で、東日本大震災以降に多く発生してるタイプだ。

一方で、笠原さんが注意すべきと指摘するのが、茨城県南部などで発生した、震源が60km前後の深い地点で起きた地震

東京大学名誉教授・笠原淳三氏

東京大学名誉教授・笠原淳三さん:
茨城南部の地震は首都直下につながる地震活動である可能性がある。太平洋プレートとフィリピン海プレートが衝突してるような場所で(地震が)起きていて、それがちょうど首都圏直下地震の場所ともつながっている

もしも、首都・東京の真下が震源となれば、大地震となることも考えられるという。

東京大学名誉教授・笠原淳三さん:
プレート二つがぶつかり合っているところは、茨城県の南部のちょっと東よりですけど、それが南の方に来ると千葉の下くらいまで来る。そうすると、本当の首都圏直下地震となる。東京も震度6を超えるような震度になると心配されます

イノシシ年は災害の年というのは迷信?

SNSには、東京・足立区の荒川沿いに出没して、4日に捕獲されたイノシシと地震の関連を指摘する声もあった。

実は、イノシシ年は災害の年などと言われる。過去には1923年に関東大震災が発生。1995年には阪神・淡路大震災。2007年に、新潟県中越沖地震が起きるなど、大地震が発生している。

この点については、笠原さんは「イノシシと地震は関係ないと思いますね」としている。

身近な日用品が防災グッズに

気象庁は「今回相次ぐ地震が直ちに首都直下地震に関連するとは考えにくい」とするが、いつ起きるか分からない地震に備えるよう注意を呼びかけている。

だが街で地震の備えについて聞くと、「買おう買おうと思いながらなかなか...」「防災グッズのリストを作ったんですけどまだそろえてないです」と二の足を踏んでいる人も見られた。

そこで取材班は、防災アドバイザーの国崎信江さんと東京都内のホームセンターに向かった。

国崎さんがまず手に取ったのは、防災グッズコーナーではなく、日用品売場にある黒いごみ袋。

防災アドバイザー・国崎信江さん:
黒いごみ袋は多用途に使える便利グッズなんですね。トイレがしたいときは頭から被って(周囲からの)目隠しになりますし、突然の雨でもポンチョ代わりになります

さらに、小さなお子さんがいる家庭は食料の備蓄についても注意が必要だという。

防災アドバイザー・国崎信江さん:
子どもは食べ慣れていない物を嫌がる傾向にあります。口にしない場合にも、チョコレート、チーズ、ジャム、クリームなど、食べ慣れている物を少しつけるだけでも、安心して楽しく食べてくれます

この地震を機会に日常備蓄を

国崎さんによると、「普段食べているもの10日分を常に備えておいて消費期限が切れる前に食べ、食べたら新たに買い足す」日常備蓄が日頃からできる災害への備えになるという。

木村拓也アナウンサー:
自然な形で10日分常にストックされている状態。これを日常備蓄というそうです。柳澤さんも備蓄されている?

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏:
全くこのパターンです。2リットルのペットボトルを2ダース置いておいて、それを使いながら足りなくなったら、またつぎ足す。それと火を加えなくてもいいレトルト食品。これも日常的に食べています

フジテレビ 風間晋解説委員:
大概、気が付くと消費期限が切れてるものですけどね

木村拓也アナウンサー:
自然な形で食べて消費して買い足していくことがポイントだということです。大地震はいつか必ず来るといわれていますので、今日かもしれないし明日かもしれません。ぜひ、この機会に備えを十分にしてください

(「Live News it!」12月5日放送分より)

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