“市の象徴”レインボータワー解体から1年…しかし耐震補強した“たわ子さん”が復活!【新潟発】

カテゴリ:国内

  • レインボータワーを表現する“あの人”が帰ってきた!
  • お披露目イベント計画…「記憶に残るために応援したい」
  • 「レインボーたわ子は不滅」人をつなぎ思い出を大切に

“レインボーたわ子さん”が万代シテイに

新潟市のシンボルだった『レインボータワー』が解体されて1年。虹色の思い出を大切にしようと帰ってきたレインボーたわ子さんを取材した。

晴れの日も雨の日も、嵐の日さえ、新潟市の空に虹色を見せてくれていたレインボータワー。
多くの人に惜しまれつつ、2018年11月に耐震性の問題などから解体された。
解体から1年がすぎた11月、レインボータワーがあった万代シテイに、帰ってきた人がいる。

虹色の体にゴンドラ、全身でレインボータワーを表現する、レインボーたわ子さん。

レインボーたわ子さん:
私は虹が好き。虹には(色の)境目がない。人はいろんな違いはあるけれど、1つの虹になるのが魅力

1973年11月に建てられ、2018年11月に解体されたレインボータワー。
たわ子さんは、2019年11月の活動再開を決めた。

レインボーたわ子さん:
1年ぶりに、この現実を受け入れなければと感じている。レインボータワーがないのがすごく悲しい

新潟市の「水と土の芸術祭」を機につくられた、新潟市中央区にある陶芸工房。陶芸も楽しむたわ子さんだが、たわ子さんが生まれたのも、2012年の「水と土の芸術祭」がきっかけだった。

レインボーたわ子さん:
私は「水と土の芸術祭」のサポーターだった。新潟市中央区(をモチーフにする)仮装で、レインボータワーになった

11月 この場所を借りて、たわ子さんが協力者と制作していたのは...

レインボーたわ子さん:
“ニューたわ子”を作る。今の“たわ子”がボロボロだから...

紙と布で制作されたたわ子さんは、7年間使い込まれてボロボロの状態。活動を再開するにあたって、プラスチック製の段ボールなどを使い、新しいたわ子さんを作ることに。

たわ子さんに協力する人:
生まれ変わるたわ子さんの手伝いができるのは、すごく光栄なこと

たわ子さんに協力する人:
私も元々レインボータワーが好きだったし、なくなるのはすごく寂しいけど、たわ子さんだけは残るって頑張っているから、『じゃあ、やろうかな』という感じですかね

“ニューたわ子”お披露目へ向けて

1月12日、新潟市中央区にある多目的広場「大かま」をのぞいてみると、“ニューたわ子”さんのお披露目イベントが計画されていた。

たわ子さんに協力する人:
いろんな人が七色に輝く、すてきな1日になるに違いないと信じています

このイベントは、新潟市が「大かま」の活用方法を探ろうと募集した、「1日大かまを自由に使える」モニター事業で、たわ子さんが権利を獲得したことで計画された。

(Q.たわ子さんですか?)
たわ子さんに協力する人:
私は違います

(Q.たわ子さんですか?)
たわ子さんに協力する人:
私はたわ子さんではないですよ。よく間違われますけど。『声が似てます』ってよく言われますけど、違いますよ

たわ子さんの個人情報は秘密にすることで、“虹色に輝く”のだとか...。
そんなたわ子さん、ある日 女性たちに囲まれていた。

レインボーたわ子さん:
レインボータワーがない景色に、まだ違和感があって

たわ子さんを見た女性:
レインボータワーに乗ったことがあったので、本当に寂しい。記憶に残るために、たわ子さんを応援したい

たわ子さんを見た女性:
レインボータワーじゃなくてもいいのかもしれないですけど、こうやって万代や新潟を象徴するような何かがあるというのは、とても大切なことだなと感じました

虹色の願いを込めたイベント…認め合い楽しい時間を

"そして迎えた、11月24日のイベント当日。

たわ子さんに協力する人:
きょうの朝、虹が出たんですよ。きょうのテーマはレインボーなので

たわ子さんの虹色の願いを込めたイベントには、三味線や大正琴に女子高生バンドなど、多種多様な参加者が。その会場に、ニューたわ子さんが少し遅れてやってきた。

レインボーたわ子さん:
きのうはしゃぎすぎて、“電池”が切れてしまった。中身がプラスチック製段ボールなので、しっかりしている

このイベントに、上越市からスタッフとして参加した陸川りくさんは、たわ子さんの思いに賛同した1人。

陸川りくさん:
LGBT(性的少数者)は、差別や偏見が理解してもらえないことも...。女性として暮らしているので。
(Q. ボーダーレスという考えは大事なこと?)
自分の気持ちに正直に前向きに生きているので、大事なことだと思う

レインボーたわ子さん:
いろんな人が「大かま」で楽しい思い出を作ってほしい

お互いがお互いを認め合って、みんなで楽しい時間を過ごす!
会場にピンクレディーの楽曲が聞こえると、ニューたわ子さんの能力が発揮された。

紙からプラスチック製の段ボールになったたわ子さんは、派手な踊りもこなす。これには制作に協力した女性も...

たわ子さんに協力する人:
耐震補強をしっかりした。ダンスがうけた。やってくれた

本物ではかなわなかった耐震補強も完璧な、ニューたわ子さんだが、設計ミスも。踊るとサングラスが曇ってしまった。

レインボーたわ子さん:
今までこんなことはなかったんですけどね。段ボールのときは湿気を吸ってくれたが、プラスチック製段ボールで全然湿気を吸ってくれないので。
(Q.そこは設計ミス?)
そう。通気口を空けたい

1年ぶりのレインボータワーに、お客さんの反応は?

お客さん:
すてきな方です

お客さん:
寂しくないですね

お客さん:
こんなものがあったと広めてもらえると、またいつかレインボータワーが復活するかな

レインボータワーが解体されて1年...。多くの人の心に今なお残る、新潟市の空を彩った思い出。

レインボーたわ子さん:
レインボーたわ子は不滅です! 年はとるけど...

人をつないで思い出を大切にする新しいたわ子さん。虹色はさらに輝きを増しそうだ。

(NST新潟総合テレビ)

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