アフガニスタンで支援活動をしている福岡市のNGO「ペシャワール会」の中村哲医師が4日、東部のジャララバードで、何者かの銃撃を受け、死亡した。

アフガニスタン東部ナンガルハル州ジャララバードで、4日朝「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師を乗せた車が何者かの銃撃を受けた。中村医師は右胸を撃たれたということで、首都カブール郊外の軍用基地に運ばれ治療が続けられたが、その後死亡が確認された。現地メディアはこの銃撃で中村医師と一緒にいた運転手と警備担当者あわせて5人も死亡したと伝えている。

中村医師は長年に渡る医療支援活動などが評価されてアフガニスタン政府から今年、名誉市民権を授与されている。現場となったアフガニスタン東部は反政府勢力「タリバン」や過激派組織「イスラム国」など、イスラム過激派の活動が活発な地域で、現地当局が当時の状況を調べている。

【 写真提供:「ペシャワール会」】


現地メディアのツイッターより
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FNN
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