住宅に“押し入る”ロボット犬…市民団体が不安視した捜査用ロボットの使い方

カテゴリ:テクノロジー

  • 住宅に押し入る物体は…4本足の“犬型ロボット”
  • 市民団体が問題にしたのはロボットの「使い方」
  • 専門家は「何らかの行動指針づくり必要」と指摘

たくみな動きでドアを開け・・・住宅に“押し入る”ロボット

住宅に入ろうとする4本足のロボット…頭の先についたアームでドアノブを挟み、体をのけぞらせて引っ張ると、首を使ってたくみにドアを開けた。

これは、アメリカのボストンダイナミクス社の犬型ロボットを使った捜査の実用実験の様子…実際に警察がレンタルしたものだ。高い技術が注目を集める一方で、この映像を見た市民団体から不安の声も上がっている。

どんな点が問題視されているのだろうか?

ボストンダイナミクス社のユニークなロボットの数々…

ボストンダイナミクス社といえば、人間のように軽快に段差を駆け上がるロボットや…

荷物を器用に運び、正確に積み上げるダチョウのようなロボットを開発。

今回の警察の実用実験で使われたのは、4本足で階段を上り下りできる最新のロボットだ。

市民団体が問題視したのはロボットの「使い方」

今回、市民団体が問題にしたのは、ロボットの「使い方」だ。

同じボストンダイナミクス社が開発したラバの形をした輸送用ロボットは、アメリカの海兵隊での導入が検討されたことがある。またアメリカでは、過去に立てこもった銃撃犯に対し、爆弾を搭載したロボットを出動させ殺害した事例も…

「行き過ぎた監視や武器搭載の恐れ」と情報公開請求

今回、警察が使用するにあたっては「人を攻撃しない」という約束のもと行われているということだが、市民団体などは、ロボットの捜査への利用について「行き過ぎた監視や武器搭載の恐れがあるのでは」と懸念の声を上げていて、「使用目的を明らかにするべき」と情報公開請求を行った。

ロボット法を研究する中央大学国際情報学部の平野 晋教授は、ロボット開発や活用のルール作りについて「強制力を持つ法律は開発を萎縮させる恐れがあり、時期尚早だが、何らかの行動指針づくりは必要だ」と指摘している。

(Live News days 12月4日放送分より)

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