ふるさとの魅力を感じられる“夜の港の返礼品”

「ふるさと納税」はふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度で、寄付をすると、所得税や住民税の還付・控除が受けられる。そして、多くの自治体は寄付額に応じて名産品などの返礼品を用意している。

石川からは体験を通じてふるさとの魅力を感じられる返礼品を紹介。ここ夜の港にはどんな返礼品があるのか。

石川県七尾市の鹿渡島漁港。七尾市がふるさと納税の返礼品にしているのは未明の港でできるある体験だ。

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久保田啓介アナウンサー:
この港にふるさと納税の返礼品があると聞いたんですが

鹿渡島定置 酒井秀信代表:
ありますよ!定置網見学!出航するので一緒に行こう

船で移動すること約15分。

久保田啓介アナウンサー:
すごい量!一体何匹いるんでしょうか

そう、七尾市の返礼品は大型定置網漁の見学だ。

希望すれば漁のお手伝いもできる。漁の時間は約2時間。

港に戻ると水揚げ作業の見学もできる。

久保田啓介アナウンサー:
なぜ返礼品に「漁師体験」を提供しようと思ったのか

鹿渡島定置 酒井秀信代表:
七尾に観光客が来たときに感動できる場所が少ない。これ(漁師体験)を一般の人に見せたら喜ぶと思って。大物が入ったときは漁師も興奮するし見た人も一生モノの感動と喜んでもらえる。そんなタイミングを期待している

漁師体験は七尾市に1万5000円以上の寄付で参加できる。また、2万5000円以上寄付で採れたての魚介類を使った“漁師飯”を味わえるコースもある。

久保田啓介アナウンサー:
これすっごいおいしいですね

穴水町では列車の運転ができる

石川の魅力を体験できる返礼品は他にも。
続いてはこちらも能登半島にある穴水町。こちらで体験できる返礼品は…

久保田啓介アナウンサー:
穴水町にふるさと納税すると、この列車を運転することができるんです。出発進行

穴水町の返礼品はのと鉄道を走る列車の運転体験。使うのは本物の列車だ。

運転士:
右手がブレーキ、左手がアクセルになります

運転士さんから講習を受けた後、線路を約200メートル運転する。

納税者:
ごめんなさい!急ブレーキ懸けちゃった

久保田啓介アナウンサー:
出発進行!これは僕が運転しているんですよね?

久保田啓介アナウンサー:
(停止位置が)手前になってしまった

運転士:
ありがとうございました

久保田啓介アナウンサー:
ありがとうございました。僕の運転はどうでした?

運転士:
80点!停止位置が目印に合えばよかった

運転後には記念撮影もでき、思い出の一枚を残すことができる。

体験者:
神奈川県から来ました。難しくて運転士さん大変だと思った。

体験者:
これからは電車で急ブレーキをかけられてもイラッとしないようにしたい

運転体験の仕掛け人、道の駅あなみずの桶正行駅長は…

道の駅あなみず 桶正行駅長:
少しでものと鉄道に乗ってもらいたい。のと鉄道を知ってもらいたいから運転体験

列車の運転を体験できる返礼品は穴水町に3万円以上の寄付をすれば申し込める。

漁師体験は天候不良で漁が中止になったときは寄付に合わせた魚介類が贈られる。
列車運転体験は4月から11月の開催。(毎月第2・第4日曜日)
体験日は申告制なのでレジャーにもお勧め。さらに詳しく知りたい場合は各自治体にお問い合わせを。

(石川テレビ)

石川テレビ
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