天皇皇后両陛下「親謁の儀」で伊勢神宮外宮へご参拝 注目すべき4つのポイントを紹介

カテゴリ:国内

  • 即位にまつわる儀式が終わったことを報告する「親謁の儀」 両陛下は伊勢神宮をご参拝
  • 陛下がお乗りになった馬車「儀装馬車2号」は動く美術品
  • 伊勢神宮参拝にまつわる見どころ4ポイントを紹介

衣装に馬車…見どころをじっくり解説

「即位の礼」と「大嘗祭」を無事終えたことを神々に報告する「親謁の儀」に臨まれた天皇皇后両陛下。22日午前9時ごろ、小雨が降る中早朝から沿道に集まった人々に笑顔で手を振られ、宿泊された内宮から外宮へと向かわれた。

天皇陛下は「黄櫨染御袍」(こうろぜんのごほう)に身を包み、二頭立ての馬車でゆっくりと参道を進まれ、装束姿の側近たちが徒歩で同行した。

陛下に続いて、髪を「おすべらかし」に結った「十二単」(じゅうにひとえ)姿の皇后さまが車で移動された。

「直撃LIVEグッディ!」のスタジオでは、皇室研究家・高森明勅さんが、伊勢神宮への参拝が持つ意味を解説した。

立本信吾フィールドキャスター:
「親謁の儀」、グッディ!では4つのポイントに注目しました。1つ目は、天皇皇后両陛下の御装束です


<注目ポイント(1):両陛下の御装束>

・天皇陛下は黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)と言われる装束に立纓御冠(りゅうえいのおんかんむり)、御笏(おんしゃく)、御挿鞋(おんそうかい)
・皇后さまは釵子(さいし)に大垂髪(おすべらかし)、御檜扇(おんひおうぎ)をお持ちになり、十二単をお召しになられた


立本信吾フィールドキャスター:
こちらは、即位礼の時と一緒ということでしょうか?

高森明勅氏:
そうです。立纓御冠(りゅうえいのおんかんむり)というのは、天皇陛下だけがかぶることのできる冠です。最も格式の高いご装束で臨まれます

立本信吾フィールドキャスター:
注目ポイントの2つ目は、です


<注目ポイント(2):親謁の儀 移動は馬車・車>

・宮内庁には「儀装馬車」が1号~4号まであり、今回は1928年(昭和3年)の91年前に製造された2号が使われる
・この2号は上皇さまの即位ご報告の際にも使われ、これが皇居の外に出るのは29年ぶりだという
・宮内庁の馬車の中で最も格式が高く、“動く美術品”とも言われている
・皇后さまは馬アレルギーのため、車で移動された


安藤優子:
本当にきれいで見事な馬車でしたよね

土屋礼央:
これは宮内庁から三重まで運んだんですか?

高森明勅氏:
そうです。馬車を1台、馬を2頭、それから今日は使いませんでしたがオープンカーも。大変、大がかりなものを現地まで運びました。それだけ親謁の儀が大切な行事であるということです

立本信吾フィールドキャスター:
平成の天皇即位の時には、皇后さまが馬車の3号に乗られましたが、雅子さまは馬アレルギーを持っていらっしゃるということで、車で移動されました。車の中の十二単というお姿も、珍しい感じがしましたね。 そして馬を操る人にも注目してみました


<注目ポイント(3):馬を操るスペシャリスト集団>

・宮内庁には車馬課主馬班(しゃばかしゅめはん)という部署があり、そこに馬を操るスペシャリスト“御者(ぎょしゃ)”がいる
・親謁の儀では、御者は片方の馬の上から2頭の手綱を同時にさばく。これには高度な技術が必要だ
・御者の遠藤千幸さんは「左馬に乗りながら右馬を操作するのが本当に難しい。馬を信頼して行うしかない」と話してくれた


立本信吾フィールドキャスター:
ポイントの4つ目が、伊勢神宮の祭主です


<注目ポイント(4):伊勢神宮の祭主>

・伊勢神宮の祭主とは、伊勢神宮の神職をまとめる役職で、皇族や元皇族が務める習わし
・伊勢神宮の祭主は、2017年に就任した上皇ご夫妻の長女・黒田清子さん

立本信吾フィールドキャスター:
高森さんによると、祭主は天皇皇后両陛下をお手伝いするそうですが?

高森明勅氏:
天皇陛下がご参拝される時、玉串をお供えになります。その時に、祭主の黒田様がお供えになります。今回のご拝礼そのものをお手伝いされていてる。とても大切な役目をなさるわけです

(「直撃LIVE グッディ!」11月22日放送分より)

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