新しい働き方“ワーケーション”
白い砂浜に釣り、キャンプ、海の幸!
魅力的な旅行先の静岡の下田。
そんな下田にあるレストランで食事をしていると思った人たちが手にしているのはパソコン。
参加者:
相変わらず良いなっていう感じで
参加者:
理想形だと思います
参加者:
自然の中で働くのってめっちゃ良いなって思いましたね
ここにいる人たちは、今勤務中なのだ。
これらの人たちは首都圏から来たライターやエンジニアなどフリーランスの人たちだ。こうした働き方は、ワークとバケーションを組み合わせて「ワーケーション」と呼ばれている。
新しい働き方LAB・長濱裕作さん:
仕事と休暇というものを一緒に組み合わせることで、より良いパフォーマンスを出していこう、仕事の面でもより良い成果物を作って行こうというような新しい働き方の一つとして、今、注目を集めていると思います
ワーケーションは日本航空や東急エージェンシーなど大企業も導入を始めた。
インターネットがあれば休暇先でも「仕事の依頼」や「会社との連絡」、「ネット会議」に出ることもできる。企業はたとえ休暇先にいても、働いている時間は勤務として扱う。
下田のレストランが受け入れ
レストラン「ナンズキッチン」も、ワーケーションを受け入れるため、Wi-fiやプロジェクターを整備した。
ナンズキッチン 梅田直樹さん:
ワークスペースが4つあるので基本的にはそこを使っていただいて、後は外のテラスも使えます
メインのレストランは飲食客用だが、ワークスペースとしてコテージ風の建物、それにテラスが設けられている。
宿泊棟も用意
また、使われていなかった建物を借りて、長期滞在ができる宿泊棟も用意した。
全部で45室。誰もがくつろげるリビングもある。
利用客:
リフレッシュできて、気が散るものも余計なものが無いので、たまにこういう所に来て集中して仕事をするというのもありだなと思いました
初めて施設を利用したフリーライターの女性。
部屋から見える景色に感動したそう。
女性 :
すごい、夕焼けがきれいです。これ見るだけで価値がある
心のどこかで、自分の置かれている仕事環境に変化を持たせたいと感じている人にとって、ワーケーションは新たな働き方の選択肢になりそうだ。
(テレビ静岡)