「クラブ」と「MDMA」 沢尻エリカ容疑者逮捕まで警視庁は2つの“思い違い”をしていた

カテゴリ:国内

  • 思い違い①沢尻容疑者がクラブで薬物を入手したと判断していた
  • 思い違い②別の違法薬物を想定して警視庁は内偵していた
  • 今後の捜査のポイントは?

薬物に“慣れている”沢尻容疑者

オオシバくん:
沢尻エリカ容疑者が逮捕されたね。

平松デスク:
沢尻容疑者が逮捕されたのにも驚いたけど、所持していたとされるのがMDMAだったというのにも驚いた。このMDMAは、別名『エクスタシー』。『ラブドラッグ』という呼ばれ方もする。性的な興奮を煽る作用があるとされていて、性行為に用いられることが多い。過去にも、男優やミュージシャンによる薬物でも性行為に使われた。

じゃあ、沢尻容疑者の場合は、どうなのか?

まだ、使用実態は明らかになっていないが、フジテレビの担当記者は、
『性行為の目的で、女性が所持しているとは考えにくい。母親と同居している自宅に持っているのもおかしい。性行為の目的ではないのではないか。クラブなどで盛り上がるためなのではないか』と分析している。

なるほど、ごもっとも。
『パーティードラッグ』とも位置づけられているし、事件の背景には、渋谷のクラブが存在しているからね。いずれにしろ、沢尻容疑者は、『他にも、違法薬物を使ったことがある』と供述しているし、薬物にはかなり慣れている印象がある。

いつでも手を出せる場所に

オオシバくん:
薬物慣れしているってどういうこと?

平松デスク:
MDMAは通常錠剤で密売されていることが多い。ところが、押収されたものはカプセル状だった。これは風邪薬に見せかけるためとされている。MDMAが見つかったのもアクセサリーケースの中敷きの下。飾り棚などに巧妙に隠されているワケではなく、いつでも手に出せる距離にある。日常的に手を染めていたのではないか?という印象を強く持つ。

薬物の使用実態解明を

オオシバくん:
今後の捜査のポイントは?

平松デスク:
実は、今回は2つの「思い違い」から事件が進展したんだ。
警視庁は、逮捕前日に、沢尻容疑者がクラブで薬物を入手したと判断し強制捜査に踏み切ったけど、実はクラブでは入手していなかった。また、他の違法薬物を想定して内偵捜査を進めていたのに、沢尻容疑者が所持していたのはMDMAだった。

結果として、沢尻容疑者は容疑を認めているけれど、押収されたMDMAは量としてかなり少ない。「思い違い」から、どこまで沢尻容疑者の薬物の使用実態に迫れるかがポイントになると思う。

【解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】

【表紙デザインのモニターの中の画像:時事】
【表紙デザイン:さいとうひさし】