「県民が一番困っているときに森田知事は自分を優先…」片山善博元鳥取県知事がグッディ!生出演で語る

カテゴリ:国内

  • 「また同じことをする可能性はある」森田健作千葉県知事が会見で語る
  • グッディ!千葉県民緊急アンケートでは8割の県民が「納得できない」
  • 片山善博元鳥取県知事がスタジオ生出演「森田知事は県民より自分を優先した」

千葉・森田健作知事の生活拠点は知事公舎?

台風15号が千葉県を直撃した翌日、県庁を離れ、公用車で千葉・芝山町にある“別荘に向かったという疑惑”を報じられた、森田健作知事(69)。

11月7日の記者会見では、「別荘ではなく自宅」「私的視察だった」と反論した。

しかし…「直撃LIVEグッディ!」は、森田知事が知事選に立候補した際に公開された「告示」を入手。住所欄には原則、立候補者が生活の拠点とする、住民票に記載されている住所を書くことになっている。

森田知事が、2013年と2017年の知事選で届け出た内容を見ると…住所欄には、千葉県千葉市にある知事公舎の住所が書かれている。つまり、森田知事の生活拠点は芝山町の家ではなく、千葉市にある知事公舎だったということになる。

「芝山にしか家がない」と反論

14日、これについて記者から追及された森田知事は…

Q.住民票を置いている住所はどちらに?

森田知事:
公舎です。

Q.先週の会見では芝山町を自宅と言っていたが、その理由は?

森田知事:
住所っていうのは、今の生活基盤があるところ。そこに住民票を置く。これは何の問題もないんです。じゃあ自宅っていうのは何なのか。自宅っていうのは法的に定義があるのか?ないんですよ。だって私ね、芝山しか家ないんです。家ないんですよ。知事終わってどこに行くんですか? 芝山、まさしく自宅ですよ。だから自宅って言うんです。

Q.年間どれくらい、芝山に通っているのか?

森田知事:
できたら芝山からずっと通いたいですよ。大きな荷物等含めて、芝山に置いてあるんです。ただ、県庁の仕事等も含めて、公舎にいた方がいいという思いから私はいるんで。あとは土日で空いている時とか、そういうときはもちろん、私は芝山でゆっくりコーヒーを飲みたい方ですから。思いもありますし、自宅ですから、帰りたいと思っております。

“私的視察”は今後も「やる可能性はある」

さらに、森田知事が芝山町の家へ戻った後に自家用車に乗り換え、最も被害が深刻だった県南部ではなく、富里市などを「私的に視察した」という主張を巡っても、県民からは疑問の声が上がっている。

なぜ、県庁で陣頭指揮をとらなかったのか?これについても、森田知事は会見で触れている。

Q.あれだけ危機的状況の中で、知事が持ち場を離れたのが問題なのでは?

森田知事:
私ね、いろんなご意見賜りました。これは真摯に受け止め、またそれを教訓として、やっていかなければならないとそのように思っているところでございます。何しろ私はですね、いま被災県民をしっかりと支援しなきゃなりません。そのためにきのう、まさに大型の補正予算を組んだところでございます。私は至らない男でございます。それにおいて色んなご意見を真摯に受け止めることが大事、そしてまたそれを教訓として次に備えることが大事、そのように思っております


そして森田知事は会見の中で、改めてこのように語った。

Q.今後同じような災害があった時に、同様のことを?

森田知事:
やる可能性はありますよ。あります。

元鳥取県知事は「ずれている」と一刀両断

今後も私的な視察をする可能性はあるとした森田知事。県民の理解を得ることはできるのだろうか?
グッディ!スタジオでは、元鳥取県知事の片山善博さんにお話を伺った。

大村正樹フィールドキャスター:
「グッディ!」では、なぜ被災翌日に芝山町の自宅に行ったのか? 私的視察は本当に必要だったのか?この2点をポイントに、千葉県民200人の方にアンケートを取りました。

大村正樹フィールドキャスター:
8割以上の方がやはり納得できていませんでした。森田知事も14日の定例会見では、この疑惑を払拭すべく会見に臨んだと思いますが、会見が終わってもおそらく皆さんが納得できるような答えは得られていないのかなという印象です。

大村正樹フィールドキャスター:
まず「芝山町の家は自宅だ」という森田知事のお話には、納得いきますか?

安藤優子:
片山さんいかがでしょうか。どうも問題の本質がずれているように思うんですが。

片山善博氏:
ずれていますね。別荘だったら行っちゃいけない、自宅だったらいいという問題ではないんですよ。あの日に、自分の財産が気になったんじゃないですか?というところがポイントですよね。

高橋克実:
現場を離れちゃダメな時になぜ行ったのか?ということを「申し訳なかった」で、この話は終わると思うんですけど…。

ヨネスケ:
「本当に申し訳なかった」って言えば、千葉県民も納得すると思うのに、それをああでもないこうでもないって逃げるから面倒くさいなって僕は思っちゃいます。

安藤優子:
この大変なさなかに、知事は台風が上陸した後も知事公舎に1日いて、翌日に登庁してきたと思ったら行ってしまったという流れなんですが、片山さんだったらどうされましたか?

片山善博氏:
まず8日(前日)の日に、気象庁の発表でとてつもない台風がくるってわかるわけです。そうしますと、明るいうちに体制を整えますよね。例えば市町村が一番大事なんですよ、住民のみなさんにとっては。そうすると市町村がしっかりしているかどうか。それから市町村と県庁の間にきちんと連絡網がとれるかどうか。NTTの回線が切れたときに非常用の防災無線がちゃんと機能するか。「もし大きな災害があったら県に連絡してください、できることはしますから」と。「県でできないことは国に要請しますから」というやりとりを普通はするんですよ。それで明けて9日の日に大変な災害があって、その段階で県庁の中は災害対策本部を設置して、市町村に例えば人を派遣しなきゃいけないとなったら県職員を派遣するとか、物資を送るとかそういうことをやる。それが9日に何も動きがなかったというのは…とっても不思議に思います。

田村勇人弁護士:
いま問われているのは、「過去の行動が適切だったかどうか」だけではなく、森田知事は本当に「県民のことを第一に考えていたのか」ということ。過去の行動からそこに疑念を持たれているということがいま一番の問題ですから、過去の行動は謝って「ここからは被災された方に対する支援をしていきます」と言わないといけないと思いますよ。

尾木直樹(教育評論家):
逆に、今後も災害の時に同じようなことをするのか聞かれたら「やる可能性はあります」っておっしゃっていましたね。ありえないですよ。全く県民感情が読めてないというか…どうされたのかしらね。

県民より自分の心配を優先したのでは?

安藤優子:
片山さん、なぜ森田知事は“私的視察”をする必要があったんでしょうか?

片山善博氏:
これは推察ですけど、やはり別荘であれ自宅であれ、自分の資産は心配になりますよね。そこに公用車で行った。そのことはやはり批判されますよ。県民の皆さんよりも自分のことを優先しているのかと、当然言われます。その批判をかわすためにあれこれ知恵を出して“私的視察”というような。フィクションだと私は思いますけど。

安藤優子:
なぜ車を乗り換える必要があったんですかね。公用車で行ったら批判されるから、せめて自分の車に乗り換えたんでしょうか。

片山善博氏:
でも結局、自宅には公用車で行ってますからね。私は、あんな大事な時に、県民の皆さんが困っている時に、自分の方を優先したんですか。それは災害対策の最高指揮官としてなっていないんじゃないかというところが、本質だと思います。

ヨネスケ:
もし視察するなら、被害の一番ひどい南の方に行くのが普通じゃないですか?

片山善博氏:
そうですね。例えば人員を投入するにしても限られた人員ですから、一番大変なところに重点的に投入します。でも他のところも被害を受けている可能性はありますから、それは県職員の人にあっちとこっちと、手分けして見てきてくれないかと言うのが常識的です。

安藤優子:
知事は市町村に対して、県の職員を派遣する。それもまだやっていないのに、なぜ知事が私的に視察をしなければいけないのか…そのあたりの整合性というか、理屈が合わないですよね。

片山善博氏:
そうですね。やるべきこと、優先順位というものが全然整理されていない。知事としての立場とか責任、そういうものの自覚・認識が、大変失礼ながら欠けているんじゃないかと思います。

(「直撃LIVE!グッディ」11月14日放送分より)

グッディ!の他の記事