毎年恒例の「桜を見る会」が中止に 曖昧な招待理由を過去の参加者から探ってみた

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  • 毎年恒例の桜を見る会の中止が発表された
  • 19年前と比べると参加者は約2倍の1万8200人に増加している
  • 桜を見る会への招待理由は明記されず曖昧な招待基準が問題となった

桜を見る会が中止

毎年恒例の政財界や芸能界などの人たちと一緒にお花見をする「桜を見る会」について安倍首相からこんな発言があった。

安倍首相:
私の判断で中止をすることにしました。

11月13日に2020年度の桜を見る会の開催中止が急きょ発表された。

桜を見る会の予算に対して実際の支出額は3倍

桜を見る会の中止の理由について菅官房長官は「人数や予算の拡大・招待基準があいまい・招待プロセスが不透明」の3点を挙げた。

お笑い芸人や・歌手・スポーツ選手など数多くの人たちが招かれる桜を見る会。
19年前は8400人ほどだった参加者は2019年には2倍以上約1万8200人に増加している。

桜を見る会にかける支出も右肩上がりで2019年は予算1766万円に対し、実際の支出は3倍の5518万円に上っている。

そもそも、各界で功績があった人や功労者などを幅広く招待し、慰労するためだという桜を見る会。招待客をとりまとめているのは主に内閣府だが、各界の功労者は文部科学省など各省庁が選定し、そこに芸能人なども加わっている。

曖昧な招待理由

しかし、実際の参加者に届いた案内状には招待された理由の記載はなかったという。桜を見る会の参加者に話を聞くと…

2014年参加 高崎充弘氏:
黄授褒章を頂だい致しましたので、その関係でご褒美ということで内閣総理大臣からも招待されたのかなと思いました。

高崎さんは古いネジを簡単に取れるペンチを開発し、2013年の春に黄綬褒章を受章した。

一方、静岡県の西伊豆で山道の整備などを行っている松本さんは3年連続で桜を見る会に参加しているが…

ーーなぜ招待状が来ている?

2017年・2018年・2019年参加 松本潤一郎氏:
いや、それがちょっとハッキリわからないです。

唯一の心当たりはある人との出会いだっと松本さんは話す。

2017年・2018年・2019年参加 松本潤一郎氏:
安倍昭恵さんも交えて懇親会みたいなのに参加して名刺を交換させてもらったことがあるので。

安倍総理の昭恵夫人とは総理公邸で行われた地域活性化の討論会で出会ったという。

桜を見る会のこうした曖昧な招待基準について専門家は…

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
功績・功労がある人っていう、非常にあいまいな基準の問題ともう一つは議員の後援会員が主体となりがちなんですよね。

専門家からも指摘があったが安倍総理の後援会関係者が約850人にも招待されたことについて批判が集中している。

安倍首相の地元 山口県の支援者に話を聞くと…

ーー案内は来るんですか?

安倍首相の地元 山口県の支援者:
全員に来ますよ。もちろん毎年

各所から桜を見る会についての追及や指摘

桜を見る会について野党からも追及や指摘があった。

共産党 宮本徹 衆院議員:
安倍事務所からの推薦もあったということでよろしいですね。

内閣官房 中井 亨 参事官:
総理からの総理室というかですね、事務所に最終的には確認をして推薦をいただいております。

菅官房長官は11月13日にこうした推薦依頼を一部議員が長年の慣行で行っていたと明らかにしている。

立憲民主党 安住国対委員長:
これまでやってきた安倍内閣のやり方は消しゴムで消せるようなものではない。

共産党 小池書記局長:
中止決定は公的行事を私物化したことを認めたもの同然である。

今後政府は桜を見る会の招待基準とプロセスの明確化、規模縮小、予算の見直しを経て、再来年度以降の再開を目指すという。

(「めざましテレビ」11月14日放送分より)

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