子供たちが主役の「こども議会」

11月10日、宮城県塩釜市で開かれたのは、子供たちが主役の「こども議会」。ふるさと塩釜市を盛り上げたいと、「こども議員」からはドラマ制作や学校へのエアコン設置を求める意見が出され、初参加となった新市長は終始、子供たちの熱に押され気味だった。

10日、塩釜市で第15回「こどもゆめ議会」が開かれた。今年は市内の小学校に通うこども議員15人が参加し、佐藤光樹市長や市議会の議長、副議長などを前に、ふるさとへの思いを訴えた。

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浦戸小学校 内海太豊さん:
私たちは「季節に左右されない浦戸観光」をテーマに話し合ってきました

代表質問では浦戸諸島の観光PRとしてドラマを作ってはどうかとの提案や、台風被害を教訓に災害弱者のための避難所整備を求める声があがった。

これに対し、佐藤市長はどちらも実現に向けて話し合う考えを示し、子供たちの提案に感謝を述べた。

塩釜市 佐藤光樹市長:
実現する方法について話し合っていきたいと思います。ご提案ありがとうございました

また、一般質問では、子供たちの身近な要望が多く出された。
佐藤市長はいずれも検討すると答えたが、こども議員からはこんな声も…

第二小学校 小野莉紗さん:
昨年エアコン設置費が国の予算で成立したので、すぐにエアコンが設置されると思っていました。市長さん、エアコンはいつ教室に設置されますか

あまりの迫力に、終始押され気味の佐藤市長は今年度中にエアコンを取り付けると約束した。

塩釜市 佐藤光樹市長:
来年の3月までには何も問題がなければ付くと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました

約2時間に渡る議論に、子供たちも充実した様子。

杉の入小学校 山口希花さん:
観光とか安心・安全についても前より知ったことで興味を持ちました

第三小学校 庄司宏知さん:
自分の知らなかった塩釜の良さとかを知られて良かったです

塩釜市 佐藤光樹市長:
子供にとっても大変勉強になったと思いますし、我々にとっても大変勉強になりましたので本当にありがたかったです

塩釜市は、今後もこうした取り組みを続けたいとしている。

(仙台放送)

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