アスリート夫婦はどんな生活を送っているのか?

11月10日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)では、新婚さんから長年連れ添っている人まで、アスリート夫婦4組が登場した。

 
 
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気合いを入れてプロポーズしたが…

まずは、どのようなプロポーズをして結婚に至ったのか?

イケメンでゴリゴリの武闘派ファイターとしても大人気。K-1ワールドグランプリ、元スーパーフェザー級王者の卜部弘嵩選手と妻でモデル・タレントの高橋ユウさん夫婦。

卜部弘嵩選手、高橋ユウさん
卜部弘嵩選手、高橋ユウさん

2018年に出演したバラエティー番組で、卜部選手がサプライズプロポーズを行い、高橋さんは号泣しながら快諾したという。卜部選手は「気持ちは試合と一緒でした。だから、プロポーズをする前は、いつも通り、アップ、シャドーボクシングをして、それからプロポーズに臨みました」と明かした。

鉄壁のディフェンスと高さを生かした攻撃で大活躍。男前のルックスとして知られるジェフユナイテッド市原・千葉の増嶋竜也選手。そんな彼の妻は、北京、ロンドンと2大会連続でオリンピックに出場し、“オグシオ旋風”を起こした元バドミントン日本代表の潮田玲子さん。

プロポーズは交際から1年後で、超サプライズだったという。

増嶋竜也選手、潮田玲子さん
増嶋竜也選手、潮田玲子さん

2012年5月、ロンドンオリンピックへの出場が決まった潮田さんをホテルでの食事に誘った増嶋選手。食事を終え、翌日も練習だと帰ろうとする潮田さんを増嶋選手は強引に引き止めて部屋へ。そこは、一面にバラの花びらが散りばめられ、キャンドルの明かりが灯されたムード満点の部屋だった。しかも、浴槽にはバラの花びらを浮かべて五輪マークを作るほどの気合いの入れっぷり。

そして、指輪を差し出し増嶋選手はプロポーズをするが、潮田さんはただ指輪を見つめるだけで、その日はなぜか返事を保留し、後日改めてOKの返事をしたという。

スタジオでプロポーズの様子を再現したVTRを見た増嶋選手は、恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべた。番組MCの浜田雅功さんが「なぜ、あの場でOKしなかったの?」と潮田さんに聞くと、「あのときは薄暗くて、指輪がキランと光ったんです。(明るいところで)その指輪が見たくて、それを頂いて帰ったんです。そしたら後日、『ねぇ、返事は?』みたいな感じになって、もう指輪もらっちゃったから、結婚するに決まってるじゃん!くらいの感じで」と話した。

グランドキャニオンを味方にしたが…

ラグビーワールドカップセブンズ2018日本代表のツポウ テビタ選手。

トンガからの留学生として16歳で来日したツポウ選手の日本での暮らしは12年目。2018年には日本国籍も取得し、現在は7人制ラグビーの東京オリンピック日本代表を目指している。そんなツポウ選手を支えているのは、妻の祐紀未さん。

ツポウ・テビタ選手、ツポウ祐紀未さん
ツポウ・テビタ選手、ツポウ祐紀未さん

回転寿司店で祐紀未さんが逆ナンパし、交際2年でゴールイン。そのプロポーズは、家のリビングにて、2人でテレビを見ている時に祐紀未さんが「ねぇ、いつ結婚するの?」と、ツポウ選手に質問をぶつけると「オレはいつでもいいよ」と返事があったことから、結婚に至ったという。

続いては、世界最高峰のリーグNFLに最も近づいた男、アメリカンフットボールの栗原嵩選手。バキバキに鍛え上げられたたくましいボディを持つ男の妻も、鍛え上げられた体で、健康的で美しい体を競うコンテスト「ベストボディジャパン」でグランプリも獲得した栗原ジャスティーンさん。Instagramのフォロワー数は12万を超えるライフスタイルモデルだ。

栗原嵩選手、栗原ジャスティーンさん
栗原嵩選手、栗原ジャスティーンさん

2人の出会いはアルバイト先の銀座の「アバクロ」ことアバクロンビー&フィッチ。栗原選手の一目惚れから交際スタートし、迎えた交際4年目に結婚を決心。そんな栗原選手がプロポーズの地に選んだのがグランドキャニオン。

アメリカ旅行を計画し、グランドキャニオンで片膝ついて「結婚しよう!」とプロポーズするが、 ジャスティーンさんから「その先は?」と問いかけられ、続く言葉が見つからず失敗に終わる。翌日、ロスのビーチに移動し、愛の言葉を添えてリベンジすると、見事に成功。プロポーズ2回目でようやくゴールインした。

なぜ、1回目のプロポーズはダメだったのか、ジャスティーンさんは「ダメだったわけではなく、イメージ的にプロポーズは、今までこんな思い出があって、この先はこういう旅を一緒にしようという言葉があるのかなと思って、後に続く言葉をワクワクして待っていたんです」と話した。一方の栗原選手はグランドキャニオンという絶景を味方にしていたため、「結婚しよう」という言葉で思いが伝わると考えていたという。

さらに、ジャスティーンさんは2回目のプロポーズについても「(ロスのビーチは)夕日がキレイで、言葉は覚えてないんですけど、いい言葉を言ってくれていて、いい感じだったんですけど、私が見る崇の先はサンタモニカのトイレなんです」と残念そうに明かす。

それを聞いた栗原選手は「僕からすると大絶景のビーチが広がっていて、夕日が落ちていて、完璧だと思って。ジャスティーンの視界まで見てなかった」とこぼした。

アスリートなら朝からステーキ!?

アスリートにとって大切なのは食事。アスリートの家庭ではどのような食事をしているのか。それぞれの家庭をのぞいてみると、そこには驚きの実態があった。

まずは、卜部・高橋家の朝食。高橋さんが冷凍庫から取り出しのは分厚いステーキ肉。この肉の表面を1分ほど焼いて、そのステーキにキウイを添えるのが2人の朝食の定番だという。

しかもこの牛肉について、卜部選手は「牧草牛で牛が食べる餌の草まで農薬が使われていない、すごい気を使った肉です」と説明。卜部家では、その牧草牛を塊で購入し、120グラムサイズに切り分けて冷凍保存している。

高橋さんは「初めは本当に朝の肉はキツかった」と言うが、今では高橋さんも揃って朝からステーキを食べている。

次は栗原家の朝食。基本的には栗原選手が作っているというが、その理由をジャスティーンさんは「最初は私が作ったり、さぼったりしていたんですけど、途中で崇が作ってくれた時があって、これが一番効率いいじゃんって。崇も朝早く起きて暇しているし…」と話し、朝食の担当は栗原選手に。
 

 
 

主食はオートミールを煮込み、やわらかくしたものに、ビタミン豊富なクランベリーと植物性の脂質を摂取するためにナッツをトッピングして、仕上げにミルクとハチミツをかける。そして、サイドメニューには目玉焼き。意識の高い2人ならではの朝食だ。

続いて、ツポウ家の朝食。生後6ヵ月の長男と3人暮らしのツポウファミリーの朝食は、ごはんに納豆、焼き魚、生卵、みそ汁と和食メニューが中心。さらに、祐紀未さん手作りのお惣菜4品がついて、栄養バランスもバッチリだ。

意外にも和食派だというツポウ選手。しかし、ご飯にバターを2切れ入れ、その上から砂糖、そして牛乳を入れてかき混ぜるという行動に。実は「トンガで食べる朝ごはん。むこうでは、ココナッツミルクですけど」と話すように、ふるさとトンガの味を再現しているという。

「これ、美味しい」と笑顔で食べる一方で、祐紀未さんは「私の口には合わないですね…」と苦笑していた。

最後は、増嶋選手と潮田さん夫婦。

広々としたダイニングでの朝食だが、増嶋選手の姿が見えない。実は、増嶋選手はチームが選手の栄養管理をしているため、朝食はクラブハウスで食べる決まりだという。そのため、増嶋家では、ここ2年近く、母と子の3人での朝食が決まりになっているという。

朝ご飯はチームで食べるということに驚く浜田さん。増嶋選手は「チームが朝食と昼食を食べなさいと管理してくれているので楽なんです」と話し、隣で潮田さんも「子どもたちの分だけでいいので、めちゃめちゃ楽ですよ」と頷く。

 
 

一方で、増嶋選手には試合の前日は、効率よくエネルギーを取るためにパスタにするというルールもあるというが、増嶋選手は少し変わったパスタの食べ方をしているという。

食事の様子を撮影してもらうと、潮田さんや子どもたちが食べているのはミートソーススパゲティだが、増嶋選手の前にあるのは、ゆでただけのパスタ。それに塩とオリーブオイル、仕上げの粉チーズを振りかけて食べるという。

その理由を増嶋選手は「若いときはなんでも食べていたんですけど、海外に行くようになって、白米やうどんがないとか、自分が食べたいものがないと思ったときに、急に不安になりだしたんです。そうなったときに、どこに行ってもあるものは何だろうと思ったら、パスタに塩にオリーブオイル。これがあれば、どんな状況でも海外でもやっていけると思ったら、そこからルーティンとして、それしか受け付けなくなったというか、慣れちゃいました」と明かした。

それを聞いた浜田さんが「試合前日の晩飯もめっちゃ楽やん!」とツッコむと、潮田さんは「そうなんですよ!」と笑顔を見せた。

『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送