福島には個性豊かなハンバーガーがたくさん!

福島県内には個性豊かなハンバーガーがある。地域の名産を生かしたものから見た目のインパクトがすごいバーガーまでそろった。

最初にやってきたのは、福島県二本松市にある道の駅「安達」。農家から届く新鮮野菜の直売所や町の特産品和紙を使った土産物屋など、二本松の魅力たっぷりの道の駅だ。

その中にある「のぼり食堂」にちょっと変わったハンバーガーがあるらしい…
それが「いかにんじんライスバーガー」(税込400円)だ。

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小田島愛アナウンサー:
ライスバーガーのこだわりは?

のぼり食堂 佐々木真紀子さん:
地元のいかにんじんと福島牛を合わせてパティにしちゃいました

小田島アナウンサーが試食をしてみると…

小田島愛アナウンサー:
いかにんじんの程よい塩気、そして甘み、肉の旨みも合わさっておいしいです。これ日本人大好きなバーガーじゃないでしょうか

パティに付けている甘じょっぱいタレは、スルメからダシを取り、味に深みと旨味を出している。香ばしく焼きあげたライスといかにんじんのパティは相性抜群。合わないわけがない。

小田島愛アナウンサー:
できたきっかけは?

のぼり食堂 佐々木真紀子さん:
15年前くらいに納豆バーガーを道の駅で商品開発していまして、それから何かオリジナルのものがないかと考えました

二本松岩代地区に伝わる伝統野菜、”五葉黒豆”を使った「納豆バーガー」(税込290円)。
一口食べるとキムチの味、その後に納豆の風味、大葉の香りが口に広がる。食材の個性がしっかり活かされた絶妙なバランスのハンバーガーだ。

地元にこだわった“太鼓バーガー”

続いては、福島県川俣町にある「山木屋とんやの郷」。震災の復興の拠点となるよう2017年にオープンし、日用品から土産物が揃う店や地域の情報が確認できる商業施設だ。

お邪魔したのは、食堂の「吟せん太鼓いちばん亭」。料理ができると太鼓を鳴らしてお客さんに知らせる面白いお店で、厨房で揚げているのは、ハンバーガーのパティとなるメンチカツ。そんな「吟せん太鼓いちばん亭」で出てきたハンバーガーが「山木屋太鼓バーガー」(税込600円)だ。

小田島愛アナウンサー:
バンズが緑色ですが何か入っていますか?

吟せん太鼓いちばん亭 菅野貴史さん:
川俣町の桑の茶をパンに練りこんでバンズを作っています

川俣町は昔から絹織物の産地として有名な町。養蚕のための桑畑があり、そのシンボルとしての桑の葉。
具材には地鶏川俣シャモのメンチカツやコクと甘みのある和豚もちぶたベーコン、県内産の野菜とボリューム満点。

小田島愛アナウンサー:
なぜ名前が「山木屋太鼓バーガー」なんですか?

吟せん太鼓いちばん亭 菅野貴史さん:
川俣町の山木屋地区というところで山木屋太鼓を演奏している方がいらっしゃいます。元気をもらえるように、そこから名前を付けました

山木屋地区を拠点に活動する和太鼓演奏団体”山木屋太鼓”。
力強い演奏は聴くものに元気を与える。

吟せん太鼓いちばん亭 菅野貴史さん:
形も太鼓に似せてボリュームがあるように仕上げています

ボリューム満点のクレイジーなバーガー

次の変わり種ハンバーガーを求め、福島県会津若松市へ。
七日町にある「会津バーガーラッキースマイル」。アメリカンな看板や小物など居るだけでも楽しくなるバーガー専門店。こちらのハンバーガーは見たことの無い、天まで上る様なスゴイ物だった…
クレイジーなハンバーガー「おんつぁげすバーガー」(税込1700円)。

小田島愛アナウンサー:
“おんつぁげす”ってどういう意味ですか?

会津バーガーLuckySmile 皆川平さん:
会津地方の方言なのですが、英語で言えば“クレイジー”みたいな。ボリュームもそうなのですが、こんなバーガーを食べる人も“おんつぁげす”だという意味で

ライ麦のバンズに県内産のレタスやトマトにキュウリ、110グラムのお肉のパティがなんと3枚の大迫力のハンバーガー。

小田島アナがいざ実食。

会津バーガーLuckySmile 皆川平さん:
顔中ソースだらけになるのを覚悟していただいて、豪快に

小田島愛アナウンサー:
お肉の重量感がすごい!ギュギュっとつまっていて

会津バーガーLuckySmile 皆川平さん:
100%ビーフなので。しかも超あらびきなんです。特注の一番大きなサイズのさらに上のサイズで挽いてもらっている。企業秘密のスパイスもいっぱい入っていますけど

他にもメニューがたくさん!

他にもネーミングが面白いメニューが沢山!こちらは「起き上がり小法師バーガー」(税抜980円)。愛らしい起き上がり小法師を見立てて作ったメニューで、ミートソースの赤色と小ぶりな形で可愛らしさを表している。

更に、おんつぁげすバーガーに負けないくらいの高さを誇るのが「鶴ヶ城バーガー」(税抜1400円)。”鶴ヶ城”の赤瓦をイメージし、バンズにトマトを練りこんでいる。ベーコンは立派な屋根を、レタスは石垣を表現している。

小田島愛アナウンサー:
皆川さんはずっとハンバーガー屋さんをやっていんですか?

会津バーガーLuckySmile 皆川平さん:
元々小学校の教員だったんですが、地元に何か貢献できる自分にしかできないことをしたいと思いまして、それでハンバーガーにたどり着いたという感じです

小田島愛アナウンサー:
どういう風にバーガーを味わってほしいですか?

会津バーガーLuckySmile 皆川平さん:
地元の人が自慢できる、他にはないものというようなイメージで出しているのですけど。あとは旅行で来た方が会津にしかないものということで思い出に残ってもらえればなぁと思います

味は勿論、作り手の想いが伝わるハンバーガー。皆さんもいかがだろうか。

(福島テレビ)

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