コレを読めば分かる!「大嘗祭」その秘技に迫る 亀の甲羅占いで決めたお米の持つ意味とは?

カテゴリ:国内

  • 一代に一度の大嘗祭 その儀式の持つ意味とは?
  • 大嘗祭で使われるお米は栃木の「とちぎの星」と京都の「キヌヒカリ」
  • 大嘗祭が行われる大嘗宮、解体する前に一般公開も!

11月14日に行われる大嘗祭

年末にかけて続く皇位継承に伴う皇室行事の中でも、最も重要とされる儀式が11月14日に行われる。

一代に一度しか行われない「大嘗祭」だ。1回の儀式のためだけに皇居内に設けられる「大嘗宮」と呼ばれる宮殿で祭祀が行われる。
陛下が大嘗宮の「悠紀殿」(ゆきでん)と「主基殿」(すきでん)と呼ばれる建物に入られ、この中で五穀豊穣と国民の安寧を思い祈られるということだが…、
祭祀の様子は公開されておらず、詳細については一切外部に明らかにされていない。秘儀中の秘儀とされている。

五穀豊穣を祈るために不可欠なものが神々に備えるために全国から集められる供物だ。特に重要とされているのがその年に収穫された新米。
令和の大嘗祭に向け、東日本と西日本のそれぞれ1カ所ずつから儀式に使うお米の産地を決めるため、2019年5月には「斎田点定(さいでんてんてい) の儀」という祭祀が行われた。アオウミガメの甲羅を焼いてひびの割れ方を見る「亀卜(きぼく)」と呼ばれる占いにより、お米の産地が決められる。
占いの結果、選ばれた産地とは!?
「直撃LIVEグッディ!」は、フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員を招き、11月14日行われる大嘗祭について徹底解説していただいた。

大嘗祭当日の動きとは

大村正樹フィールドキャスター:
11月10日に晴天のもとで行われたパレードとうって変わり、大嘗祭は日没後の午後6時半から翌日の未明まで、暗い中で長時間行われます。

大嘗祭とは…天武天皇の時代から行われている、重要な皇位継承の儀式。新米を神々に供え、国家・国民のため安寧と五穀豊穣などを祈願する。

大村正樹フィールドキャスター:
毎年この時期になると皇室行事として豊作を祈願する「新嘗祭」が行われますが天皇陛下が新しく即位されますと、その年は大嘗祭に代わります。東日本を代表する「悠紀殿供饌の儀」と西日本を代表する「主基殿供饌の儀」を約3時間ずつ夕方から翌日未明まで長時間の儀式となります。
この儀式は天皇陛下だけが携わられるということですから、天皇陛下も初めての体験となるわけですね。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
今回は上皇さまがいらっしゃいますので、上皇さまからご様子を聞いていらっしゃると思います。
また、少し違いますが、新嘗祭では皇太子時代に中に入られたことがありますので、なんとなく雰囲気はご存知かと思います。

大村正樹フィールドキャスター:
この儀式がどこで行われるかというと、普段は私たちも入れる場所なんですよ。

大村正樹フィールドキャスター:
皇居東御苑という、皇居の東側にある庭園で、旧江戸城の本丸跡地。普段は一般の方にも開放されている場所です。
ここに、夏から新しい建物「大嘗宮」が建てられました。大小約40棟の建屋で構成されています。この空間で何が行われるのかと言うと…

<大嘗宮で行われる儀式での両陛下の動き>
・廻立殿で天皇皇后両陛下が身を清め、祭服に着替えられる
・その後、天皇陛下が悠紀殿へ、皇后さまが帳殿へ。
・古風・古代大和の国栖人が奏した歌謡、風俗歌を奏する
・皇后さまが御拝礼、その後御退出
・天皇陛下は悠紀殿の奥で、神々へ神饌(新穀で調理した御食、御酒など)を御親供になる
・天皇陛下が御拝礼、御告文(おつげぶみ・国家・国民の安寧と五穀豊穣などを祈念する)を奏される
・御直会・陛下が神饌をお召し上がりになる
・主基殿でも同様に行う

大村正樹フィールドキャスター:
悠紀殿、主基殿で供える米は、斎田点定の儀で亀卜により決められました。
東日本と西日本それぞれの代表地が選ばれました。選ばれた米がこちらです。

大村正樹フィールドキャスター:
悠紀地方(東日本)では栃木県の「とちぎの星」、主基地方(西日本)では京都府の「キヌヒカリ」が選ばれました。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
亀卜による占いで分かるのは栃木県・京都府などの地方だけ。ブランドは、栃木県の場合、栃木県のJAの方などが勘案しながら決めていきました。

大村正樹フィールドキャスター:
前回、平成の大嘗祭でブレイクしたお米の銘柄があったのは、みなさんご存知ですか?

安藤優子:
前回?なんだろう…

大村正樹フィールドキャスター:
平成の大嘗祭で、悠紀地方の代表として選ばれたことがきっかけで全国的なブランドになりました。秋田県の「あきたこまち」です。
本当にメジャーなお米になりましたよね。

サバンナ高橋:
へ~!今回選ばれたお米、僕は今まで知らなかったですもん。

大村正樹フィールドキャスター:
この「とちぎの星」と「キヌヒカリ」も、全国区のブランドになるかもしれませんね。

高橋克実:
この米は、ふつうに売っているものなんですか?

大村正樹フィールドキャスター:
新米として出ていますよ。お求めになりたい方は、調べてみてくださいね。

大村正樹フィールドキャスター:
この大嘗祭のために建てられた大嘗宮は、儀式後すぐに取り壊しになります。少しもったいないと言えばもったいないです。

安藤優子:
本当に一回しか使われないものなんですね。私たち一般人は、儀式後に見ることもできないんでしょうか?

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員:
一般公開されるようになっています。中には入れませんが、外からどういった雰囲気なのか見ることができます。

大村正樹フィールドキャスター:
ただ、このフィーバーぶりですから、相当多くの方がいらっしゃる可能性がありますね。

<大嘗宮 一般参観>
期間:11月21日(木)から12月8日(日)まで
時間:午前9時から午後3時まで(皇居東御苑からの退出は午後4時まで)
料金:無料
この一般参観が終わると大嘗宮は解体されるため、今しか見ることができない!

(「直撃LIVE!グッディ」11月12日放送分より)

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