スマホユーザーは嬉しい?手を汚さずお菓子を食べられる「指サック」が話題…どれだけ便利か聞いた

カテゴリ:国内

  • 指を汚さずにお菓子を食べられる使い捨て指サックが話題
  • 耐油紙を使用し、ポテトチップス1袋分ならば大丈夫
  • クラウドファンディングは終了したが、今後は一般販売も予定

スマホやパソコンなどを操作しながらお菓子を一口。

今では会社や自宅でよく見る風景だが、そんな時に気になるのが手が汚れることではないだろうか。以前編集部でも「ポテチ専用アーム」というアイテムを紹介したことがある。
(参考:手を汚さずにポテチ時々スマホ! タッチペン付きの“ポテチ専用アーム”は便利?

このように日々開発される便利アイテムだが、また新たに“手が汚れる問題”を解決してくれる商品が登場した。それがこちら。

紙(ペーパー)で作る指サックで、商品名は「ぺパサック」。有限会社エムズが製作をしている。

ぺパサックは、1セットに紙製の本体30枚とシール60枚が入っている。組み立て式で、指の太さに合わせたフィット感の調整が可能。また紙製なので、使い捨てできるのがポイントだ。

ぺパサック本体
付属のシール

ぺパサックの使い方を紹介

ぺパサックの本体だけ見ると作るのが難しそうに思えるが、動画で公開された作り方を見ると一度覚えてしまえば簡単そうだ。

エムズのHPより

まず親指と人差し指(中指)を巻く部分を作る。長さが左右で異なっており、紙の長さが短い方(A)にシールを貼る。

次に反対側の長い方(B)の紙を(A)にくっつけて、先ほど貼ったシールで固定。 この時に出来た輪に自分の指を入れて幅を調整できる。

そして、指先カバーの部分となる(C)の部分を輪の中に通して外側に折り返す。あとは指を入れて完成と言う流れだ。

ぺパサックは販売に向けて2019年9月25日から11月6日18時までクラウドファンディングを実施。目標金額は10万円だが10月17日には目標金額を達成し、最終的に支援額は11万8350 円・支援者103人となった。

Twitterでも「私、欲しいのです。コレ」「いつでも手は綺麗にしていたい。楽しみにしています」などの期待の声が上がり、大きな反響となっている。

でもこれって割り箸じゃダメなの? 開発の経緯や割り箸との違いなどを有限会社エムズの担当者に聞いた。

コピー用紙を指に巻いたのが製作のきっかけ

――作ろうと思ったきっかけは?

2018年6月に友人のIT関係の会社でミーティングをした時にトレーに紙コップとお菓子、そしてお箸がテーブルに置いてありました。

その時に「なぜ?お箸があるのだろう」と思っていると、友人がお箸でお菓子を食べ始めたのです。それを見ていた私を含めた参加者が「お上品な会社やね」と言うと「僕たちの会社ではパソコンを使うのでキーボードが汚れないように全員がお箸で食べていますよ」と返答が返ってきました。

その後に自分の会社でパソコンを使いながらポテトチップスを食べていると、指に油がつくのでコンビニでもらった手拭きで拭いていた時に、先のシチュエーションを思い出しました。 「お箸か〜ゴムやビニールはあるけれど、紙は伸縮しないからな〜」と漠然と考えながら机の上にあったコピー用紙を指に巻いてみたのがきっかけです。

その後、TVなどでポテトチップス専用の「ポテチトング」が50万個ほど売れていると知り、本気で開発を始めました。


――割り箸よりこの商品が優れている点は?

1 お箸のように持ち続ける必要がない。
2 外出先でもスマートに使える。(恥ずかしくない)


――どんな時に使用する?

指が汚れるような食べ物をつまむようなとき、例えばポテトチップスなどスナック菓子はもちろんフライドポテト、スイーツ、串カツなど食べるとき、手の洗えない環境などでも使用するといいと考えています。


――組み立てるのは簡単?

片方で10秒から15秒で完成します。


――どの指にもつけてもいい?

親指と人差し指、または親指と中指と考えています。※現状は2本指用ですが、ピザ用などに3本指用も考案しております。


ぺパサックの装着例

ポテトチップス1袋分の油は大丈夫

――どんな素材を使ってる?

食品に触れても安全な耐油紙を使用しています。


――水分(油分)はしみ込む?

耐油紙を使用していますのでポテトチップス一袋は大丈夫です。


――食べるときに装着して、またスマホを触るときは外す?

親指と中指につけると人差指でスマホを操作できるので外さなくても大丈夫です。


――それはそれで面倒では?

特に外す必要はありません。紙で出来ていますので外した時も型崩れがしにくいので簡単に装着できます。


一番の苦労は紙業界について無知だったこと

――製作期間は?

約4か月です。


――製作時の苦労は?

初めて扱う「紙」ということで、紙業界について全く知らなかったことが一番の苦労だったと思います。大阪府などが運営する府内のモノづくり中小企業の総合支援「MOBIO(モビオ)」へ「知的財産に関する相談」や協力会社情報の提案に関して「ものづくりB2Bネットワーク」の利用をさせて頂き、開発に協力していただける会社が見つかったことで商品化できました。


――製作する上でこだわったところは?

形状、サイズ、紙の色、そしてコストです。

形状:指へのフィット感。当初は指に巻き付ける側は切り込みを入れて組み合わすことなどを考えましたが、紙ゆえに強度がなく破れてしまい現状のシールで止めることにしました。また、紙の直角になっている部分は力が掛かるとさけやすくなるので丸く抜くことにより裂けにくくしています。

サイズ:男女どちらにも対応できるサイズ感

紙の色:スタバなどカフェでも使える色

コスト:消費財ということで1枚5円以内を目指しています。しかしながら現状の生産ロットでは難しい状況ですが反響しだいでは可能になると考えます。


――反響はあった?

はい、モニターをして頂いた方からは1回使うとよさが分かり作り置きをして使って頂いております。女子高生などは無くなるのがいやなのでコピー用紙に商品の型をとってコピーして使っているとの話を聞きました。

飲食店からは店頭に置きたいと言われています。そして多くの方からは商品の用途を知ると「マクドナルドのポテトフライ」「カルビー、湖池屋のポテトチップス」「ピザ」などに適しているのではとの声をいただきます。また、企業への提案もしており通販大手のフェリシモ様との商談では需要はあると感じるので企画を考えてみるとの返答を頂いています。

なおクラウドファンディングは既に終わってしまったが、1セット(30枚入り)398円(税別)で12月中旬ごろから一般発売をする予定。申し込みはエムズの会社サイトからできる。

お菓子を食べながらスマホを使うことが多い人は、一度試してみるのもいいかもしれない。