10月1日から消費税10%に

10月1日からついに10%に引き上げられた消費税。SNSでも深夜の増税対応をさっそくアップされていた。

「増税を実感してきた」というコメントともに同じ商品と同じレシートに見える写真。画面右が増税前、23時59分に買ったお酒で108円画面左のお酒のレシートは0時に買って110円。10パーセントに上がったことで2円アップしている。

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コンビニでは消費増税前の駆け込み需要も見られた。

女性:
最初1本だけにしようと思ったんですけど、お酒は上がるって聞いたので

めざましテレビは10%に切り替わる瞬間を総力取材した!

0時以降の会計から消費税が10%になる大手コンビニ3社。日付が変わる約1時間前、東京都内のコンビニでは増税に向けて準備をすすめる店員の姿があった。午前0時を回った渋谷のコンビニエンスストアは特に混乱もなくいつも通り営業している。

利用客に話を聞いてみると…

女性:
マスクを買いました ちょっと高いと思った10パーセント気がつきませんでした

男性:
お酒を買いました

ーー消費税上がりましたよ

男性:
あっ、そうじゃん 10分前に買っとけばよかった

増税に気づかずに買い物する人たちが続出していた。

大手3社でみるとファミリーマートローソンのレシートには「軽」の文字が表示されている。合計の下には10%対象・8%対象と書かれている。

セブン-イレブンのレシートには※印で表記されている。いずれも、10%と8%の税率が混在している。

キャッシュレス決済でお得に買い物

ただ、中にはこの増税を待って買い物した人もいる。

「Suicaで支払ったのでキャッシュレス還元されました」交通系の電子マネーで支払ったことでポイント還元を受けたとTwitterに写真付きで報告。クレジットカードや電子マネーなどで支払うとコンビニでは2%を還元される。これを使って得する人もいた。

男性:
キャッシュレスで支払ったのでそこでポイントをためて次に生かすというのは増税前から対策をしていました

消費増税に伴う各所の対応

飲食チェーンの日高屋では10月1日から31日まで期間限定で餃子の値段を210円から155円に値下げし税込みでも170円となるキャンペーンを実施。それを記念して9月31日午後11時45分から先着100人に餃子を無料でふるまった。こした取り組みに利用客は…

男性:
ありがたいですよ。我々も会社に行くときも利用しやすくてありがたいですね

女性:
外食控えないといけないと思う中で日高屋さんのこういう取り組みは嬉しいです

24時間営業の店では0時から税率10%となっているが営業時間が異なる全国の他の店舗では順次切り替える予定だ。

和食チェーンの大戸屋では10月1日の朝からから提供するメニューへの交換作業など、スタッフ総出で対応に追われていた。

24時間営業の居酒屋。利用客に話を聞くと…

男性:
消費税増税前なので。2%大事なので

男性:
8パーセントの夜楽しもうぜ!2%多めに飲みます

多くのお客さんが税率8%で飲める最後のお酒を堪能している。こちらのお店では日付が変わる午前0時を前に店員がお客さんに会計を呼びかける。すると…

男性:
冷やしトマト。10%なら頼んでない冷やしトマト

男性:
生ビールひとつ。これ何%ですか?

店員:
8%です

駆け込みでお酒を注文。

男性客:
8%ビールうまい~

そして0時を過ぎた時点でいったんレジ締め、レジの電源を落としてから再起動させると…

店員:
もう、どんどん打っていくたびに全部10%に計算されていきます

お客さんの様子を見つつ、0時を少し過ぎたところで増税後の価格に切り替える。そして、0時を過ぎて増税になった後も飲み続けるお客さんは…

男性:
2%増しでおいしいですね

そうした中、24時間営業の飲食店ながら0時に消費税を10パーセントに引き上げないお店もある。

牛丼チェーンのすき家は午前9時吉野家は午前10時松屋は午後3時から切り替えるが、松屋とすき家は税込み価格が店内飲食とテイクアウトの値段が同じ。吉野家は値段を別にするが、10月1日から割引キャンペーンを始める。

また、税率8%と10%が混在する商品が多いドラッグストアでは、普段は24時間営業しているが10月1日は税率変更によるシステムメンテナンスのため、一度店を閉めている。増税のための準備で9月30日午後11時にお店を閉めて朝7時からの営業に備えるという。

消費増税の影響は交通機関にも影響を及ぼしている。

消費税率10%まで残り2時間になった新宿駅のみどりの窓口に多く人のが列を作っている。

9月30日夜、駆け込み需要で混雑していた新宿駅。一夜明けた10月1日の料金表を見てみると9月30日まで390円だった新宿駅から川崎駅までの料金が400円になっている。10月1日の始発から増税される鉄道運賃。山手線内の初乗り運賃は140円と変わらないがSuicaなどIC系の支払いでは3円高い136円となり、幹線エリアなど一部区間では、運賃自体も値上がりし、料金表示が変わっていた。

鉄道と同様に朝から値段がアップするのがタクシー業界だ。タクシー会社では初乗り料金の変更でシールの張替え作業に追われている。東京の23区内などを走るタクシー初乗り料金は10月1日の朝配車分から410円が420円にアップ。加算距離も237メートルから233メートルに短くなる。

増税の対応作業に追われている店舗はまだある。

午後11時の渋谷のマクドナルドは本来24時間営業だが9月30日は11時で閉めている。マクドナルドの税率の切り替えは朝マックが始まる午前5時から。増税後は店内飲食とテイクアウトの税込み価格を統一さらに全体の2/3にあたる約2000店のフランチャイズ店舗では2%のキャッシュレス還元サービスを行う。

一夜明け東京駅の中にあるパン屋さんに取材に行くと、朝7時のオープンに向けて税対応の真っ最中。10月1日の日中オープンするお店の多くでは税率10%に対応するため、準備に追われていた。

(めざましテレビ10月1日放送より)