茨城一家殺傷事件から1週間…犯人像は? 取材で浮かんだ「マスクの男」と「不審車両」

カテゴリ:国内

  • 取材で浮かび上がった「マスクの男」と「不審車両」2つの新証言
  • 事件に新情報…警察官が到着時に小林さん宅は真っ暗だった…犯人は現場を熟知?
  • 夫婦の背中には刺し傷や切り傷なし、逃げる間もない犯行か?

近所の人しか使わない道を…“マスク男”の目撃情報

茨城県境町の住宅で小林光則さんと妻の美和さんが殺害され、子供2人も重軽傷を負った一家4人殺傷事件の発生から、一週間。
謎が深まる中「直撃LIVEグッディ!」は、近隣住民から目撃証言を得ることができた。


――いつ不審者を見た?

近隣住民の男性:
土曜日か日曜日だと思うんだけどな。


近隣住民によると、現場近くで不審な男を目撃したのは、事件前日の21日か22日の午後11時ごろ。22日だとすれば、警察に通報があった時間のわずか1時間半前ということになる。

さらに、男性によると、不審な男を目撃した場所は、小林さんの自宅から約100m離れた路上。目撃した男性は車に乗って小林さん宅の方向に走っており、反対方向から歩いてくる男とすれ違ったという。


――男の特徴は?

近隣住民の男性:
特徴って言ったって、マスクしてたからな。男に見えたよ。

――その道を遅い時間に通る人は?

近隣住民の男性:
見たことない。所々電気がついているところもあるけど、ほとんど真っ暗。怪しいと思ったよ、何やってんのかなと思って。


マスクの男が目撃された場所を取材班が夜に訪れてみると、付近に街灯は一つもなく、道が全く分からないほどの暗闇だった。
この時、男性が目撃した不審な男は顔を鼻まで隠れるほどの白いマスクで覆い、上下黒っぽい服だったというが、事件直前、小林さんの自宅北側で男は何をしていたのだろうか?


さらに、別の近隣住民の証言を得ることができた。この住民は自宅の2階から小林さん宅付近から走り去る車を見たという。

この近隣住民が不審な車を目撃したのは、事件現場から北東に約500m離れた場所。時間は、事件当日の午前0時半から1時の間だという。これは、美和さんが助けを求めて110番通報した時間と同じ時間帯だ。


――普段この道を使う人は?

近隣住民の男性:
近所の人だな、畑ある人が行ったり来たりしてる。

――外の人が使う道ではない?

近隣住民の男性:
使うことはない。よその人が大通りから来ても、この辺は細い道がごちゃごちゃしてるから分からなくなっちゃうと思うな。

念入りな下見をしていた?犯人像を分析

様々な新情報から浮かび上がる犯人像。スタジオでは元警視庁刑事・吉川祐二さんが解説した。

広瀬修一フィールドキャスター:
まずは、マスク姿の不審者について。近隣住民の方が車を運転している時、白いマスクで鼻まで隠れていた人とすれ違ったそうです。ケガをした長男は犯人について「帽子とマスクをつけていた、男の人だったと思う」と証言していて、マスクの部分が共通しているんですね。

吉川祐二氏:
まず、あのエリアを歩いていることが不自然だと思います。

安藤優子:
小林さん宅の周りには、公共の乗り物やバスなどの停留所もないんでしょうか?

吉川祐二氏:
近くには全くないですね。このマスクをした男性がもし事件と関係があるとしたら、下見をしていた可能性。それも家の中を見るとか敷地の中を見るだけに限らず、この時間帯であれば人通りは少ない、車も少ないなど、自分の決行日を決める意味での下見という可能性もあると思います。

広瀬修一フィールドキャスター:
もう一つの重要な証言が、不審車両です。車は小林さんの自宅付近を北東方向に進んでいったと、住宅の2階ベランダから住人が目撃しています。

広瀬修一フィールドキャスター:
警察は北側にある防犯カメラを多く回収しています。さらに北側には県道や国道、高速道路の出入口もあります。この車も犯行に関連している可能性があるのでしょうか。

吉川祐二氏:
不審な車がもし犯人のものだとしたら、県道などに出て、その流れに紛れ込むことは考えられます。ただ、坂東ICが近くにありますが、こういった近くのICを使うのは考えにくいですね。このような時間帯であれば、特定されてしまう可能性が非常に高いですから。

「強固な殺意」示す証拠も…

広瀬修一フィールドキャスター:
さらに新しい情報もあります。

<犯行時の状況>
・1階の窓から侵入したと見られている
・犯人は1階を物色せず2階に直行
・2階にある寝室で夫婦を殺害→遺体は布団の上にあり、短い時間で殺害された可能性も?
・長男と次女にけがをさせた後、逃走している
・通報から10分で救急隊員が到着したが、その時に家の電気がついていなかった→犯人は、暗闇の中で犯行?


広瀬修一フィールドキャスター:
これらの犯行を、暗闇の中、短い時間で行うことが可能なんでしょうか。

吉川祐二氏:
まず雑木林の中に家があることも気付きにくい。そして暗闇の中で2階に移動し犯行を行っている。そのことから考えると、室内のこともある程度は知っていた可能性が非常に高いと思います。面識があるとは言えませんが、土地勘が十分にある者の犯行である可能性は非常に高いと思います。

広瀬修一フィールドキャスター:
もう一つ、新情報がこちらです。

<犯人の強固な殺意>
・夫婦の死因は失血死
・上半身に傷が集中していた
・警察に通報している妻を殺害したとみられている
・夫婦の背中に刺し傷や切り傷がなかった→逃げる間もなく殺害か?


広瀬修一フィールドキャスター:
もし自分に襲い掛かってくる人がいたら、逃げたりすると思います。そうすると追いつかれて背中にも傷ができることがあるんですが、それがないということは、逃げる間もなく殺害されたと考えられます。

伊藤洋一(エコノミスト):
奥さんは通報しながら「痛い、痛い」と言っていたんですよね。電話しながら刺されていて、背中にも刺し傷のある可能性が高いと思っていたんだけど…

吉川祐二氏:
「痛い、痛い」というのは私の考えなんですが、この犯人は催涙スプレーを持っていましたよね。それを顔にかけられると「痛い、痛い」という言葉が出ます。刺されている時は「痛い」では済まないと思います。

安藤優子:
たしかに、そう考えると辻褄が合うように思えますね。自分が刺されながら110番をして「痛い」という言葉を言うのはとても不自然な感じがしていたんです。

吉川祐二氏:
場合によっては、奥さんはご主人が刺されているのを見ていない可能性もあります。


(「直撃LIVE グッディ!」9月30日放送分より)

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