横浜で開催された日本最大級のパンの祭典、その名も「パンのフェス」。初日の9月21日には約4万2000人が来場。会場には日本全国から集結したパンの名店が60店舗以上!

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「8時間で売れたカレーパンの最多個数」でギネス世界記録を達成した東京・港区「パンパティ」の「ステーキカレーパン」は、中にステーキがぎっしり!

ミシュランの星を獲得した東京・港区のフランス料理店「タテル ヨシノ プリュス」の自家製パンや…

東京・目黒区「満寿屋商店 東京本店」からはジンギスカンがのったパン…

そして東京・文京区「ぶどうパンとコーヒーの店 舞い鶴」からブドウの実がビッシリ入ったパンなど、おいしそうなパンがずらり!

めざましテレビ「スゴ撮」では、日本最大級のパンの祭典で見つけた注目の大人気パンを調査した。

行列の先頭は大阪から深夜バス9時間かけて来場…

21日午前10時すぎ会場に到着してみると、入場開始は午前11時だというのに…

井上清華アナウンサー
まだスタートしていないのにこの行列!熱気でアツイですね

先頭に並んでいた女性は山﨑さん。パンを買うために大阪から深夜バスで9時間かけてやってきたという。

――パン好きですか?

山﨑さん
めっちゃ好きです。お米はなくてもいいですけど、パンがなかったら無理です

別の女性は「今日が楽しみだったんで、家でプリントアウトして丸を付けてきたんです。回りきれるかわからないですけど、がんばって回ってみます」とチェックしたパンのリストを見せてくれた。

欲しいパンに狙いを定めてのぞむのが、パン愛好家の常識なのだとか。

そして…入場開始とともに皆さんお目当てのパンめがけて猛ダッシュ!あっという間に開場は大混雑となった。

大量の戦利品を抱えた人たちは「もう止まらないね」「ディズニーみたいなものです」などと話していた。

開場に一番乗りした山﨑さんはパンを21個ゲット!1万3000円分だ。

――どうですか?満足しましたか?

山﨑さん
もう満足です。早く食べさせてください

めざましテレビ調べ人気ベスト3を発表!

今回、初出店なのは13店舗!皆さんは、どのお店を目当てにしているのか?めざましテレビで会場に来たパン好き150人にアンケートした人気ベスト3を発表!

まず第3位は…

今回のパンのフェスに初出店の「PANSHIROU TEZUKAYAMA 広尾店」。2019年4月にオープンしたばかりの食パン専門店で、当初から大行列ができる人気店なのだが、今回特に注目のワケは、イベント限定で販売している「本食ぱん『玉ねぎ』」。

一体どんな食パンなのか?特別に調理のようすを見せてもらうと…

細かく刻んだタマネギ、アメ色になるまで炒めたものと生のものを、ダブルで生地に練り込んでいる。

こうすることで、タマネギの炒めた香ばしさと生のシャキシャキ感が両方味わえるという。

特別に焼きたてを食べさせてもらうと…

井上清華アナウンサー
わ~もちもち。口の中でとろけるようです。もちもちのパンとタマネギのとろっとした食感が一緒になって、口の中でとろける食感です

この「本食ぱん『玉ねぎ』」。用意した110本は1時間で完売してしまった。

そして人気ベスト3、第2位は…

栃木県の那須高原にある人気店「那須高原 パン香房ベル・フルール」。皆さんのお目当ては、こちらもイベント限定パンの「カカオ・アランチャ」。

カカオのビターな生地に甘く味付けされたオレンジをのせた全て自家製のこだわりのパンだ。そのお味は?

井上清華アナウンサー
香りが口と鼻いっぱいに広がって、パンの域を超えたデザートですね、これは…

ブースの様子を定点カメラで見ても、「カカオ・アランチャ」は大人気!補充しても次々に売れていき…

「カカオ・アランチャ完売です!」

わずか46分で用意した120個が完売した。

そして、今回の人気第1位は…

栃木県・那須町の「ベーカリー ペニーレイン」。

たっぷりのブルーベリージャムを使ったブルーベリーブレッドは、初日に用意した1000個が完売する人気ぶり。

これまで6回のフェスに欠かさず出店し、ブースは会場の入り口近くで、専用の行列スペースまで用意されている。

まさに“パンフェスの絶対王者”の貫禄だ

パンの達人が選ぶオススメのパンは…

しかし、注目すべきパンは、まだまだ盛りだくさん!

パン専門家によると…

「パンスタ」青木たかこ編集長
今年の注目は専門店のパンですね。一つの商品にこだわったパン屋さんが多くなっているのが傾向

例えば、こちら初出店の「あげパン」専門店、東京・大田区の「東京あげパン」。オススメは、この会場限定の「豚トロソーセージ」。

井上清華アナウンサー
すごい長さ。パンの長さ21cm、ソーセージがパンからはみ出しています

重さ100gの特注ソーセージに細く伸ばした生地をクルクル巻き付け、オーブンで焼く。

最後にカラッと揚げれば、外はサクサク、中はジューシーな食べ応えのある一品が完成。

パン1万個を食べ歩いたパンマニアの片山智香子さんが注目するのは「インパクト大のパン」。

例えば東京・町田市「パンの木」のリンゴの形をしたパン「まるごとリンゴ4」。

こちらの中には本物のリンゴが丸ごと入っていて、芯の部分は「こしあん」になっている。

製パン研究の三谷良子さんが注目するのは「地方の絶品パン」。

北海道・札幌市から、今回初出店となるのが「横田商店」の「もちクリームパン」。

しっとり、モチモチの生地の中には北海道のミルクとカスタードがたっぷり入っている。

(めざましテレビ9月23日放送より)