「イノベーション」を連呼!初日から提案を連発した小泉進次郎環境相が求める「変革」と「結果」

カテゴリ:国内

  • 環境相に抜擢された小泉進次郎氏の「働きます」宣言
  • 強調したイノベーション重視と福島への思い
  • まずは「働き方」と「服装」から?問われる真価

「結果が問われる」小泉進次郎環境相の閣僚としての一歩

「今日の一歩は、結果が問われる。真価が問われる。そういったスタートですから、仕事します。それで見てもらえるかどうか。これがすべてだから、働きます」

11日に発足した第4次安倍再改造内閣。今回の改造人事の目玉として初入閣を果たした小泉進次郎新環境相は、官邸で安倍首相からの指示を受けた後、記者団にこう語った。

自民党のプリンスと呼ばれ、国民的人気も高く、「ポスト安倍」候補の一人にも名前が挙がる一方で、常に「実績不足」との批判の声がつきまとう小泉氏。気候変動や海洋プラスチックごみ問題などの地球規模の課題に取り組む環境省で実績と言える「結果」を残し、「ポスト安倍」に向かって大きく歩みを進めることができるのか。正念場を迎えた小泉氏にメディアの注目はさらに高まった。

記者会見で「イノベーション」を連呼

11日の夜遅くに環境省に初登庁した小泉氏。就任にあたっての記者会見には100人近くの報道陣が集まり、会見場は異様な熱気に包まれた。

小泉氏は、海洋プラスチックごみ問題の解決にはイノベーションが必要、原発問題の解決にもイノベーションが必要などと、環境省が抱える問題の解決には「イノベーションが不可欠」だと繰り返し強調した。この会見を通じて小泉新大臣が訴えた要点は、イノベーションを推進すると共に、国民の意識改革や社会の変革を目指していくこと、そしてそのため自らの発信力を生かしていくということだった。

また福島第一原発事故について「二度起こしたら終わりだと思う。一つの国で。だから思いをもって復興に取り組んできて、二度とあんなことを起こしてはいけない」と述べた上で、東日本大震災の発災直後から復興に携わってきた自身の思いを込め次のように語った。

「これから長く福島に関与し続ける、責任を果たし続けるというのは政治家以前の私個人としても思いを持っていることなので。この福島の教訓、福島で起きたこと、起きていること、これを決して忘れない1人の政治家として、今日から環境大臣になりましたけど、しっかり取り組んでいきたい」

夜遅くの記者会見に疑問呈す

会見では、“慣習嫌い“の小泉氏らしい提案もあった。霞が関の働き方改革について記者から問われた小泉氏は、まさに今行っている就任会見の時間について次のように疑問を呈した。

「次の大臣が来る時があったら、この記者会見は時間変更すべきだと思いますね、まず最初に。何時ですか、今。22時45分ですよね。官邸でぶらさがりをやって質問を受けて、官邸で会見、一日の中でこの時間まで環境省の職員が残ってやるというその今までの慣例をやめたい。みなさんはこれやりたいですか?」

進次郎流の職場改革は服装から

また小泉氏は、会見に先立って行われた環境省幹部への訓示では、職場での服装についても新たな提案を行った。

「今月でクールビズの期間は終わるそうです。だけど私からすればそれは法律じゃないので、10月超えてもネクタイはしなくても結構です。したい方はしてください。したくない方はしなくて結構です。ひとりひとり大人なんだから自分で着たい服、したい格好を決めて、多様なより働きやすい自由な職場を皆さんと一緒に築いていきたい」

このように、クールビズの期間に関わらず、ある程度自由な服装での仕事を推奨する考えを示した。

安倍首相から「若手ならではの斬新な発想での取り組み」を期待された進次郎氏だが、就任初日から「イノベーション」「職場改革」など若手ならではとも言える提案をさっそく打ち出した形だ。

2000人の職員を抱える環境省に新しい風を吹かせることはできるのか。そして連呼した「イノベーション」というやや曖昧な概念を具体化できるのか。本格始動した小泉環境相への注目はさらに高まりそうだ。

(フジテレビ政治部 空閑悠)

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