交通手段ナシ!旅行客から悲鳴…

首都圏を直撃した台風15号。
鉄道各線による計画運休の影響などで、週明けの通勤・通学は大混乱となったが、そんな中、空の玄関ではこんな事態が起こっていた。

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女性客:
今日はグアムに行く予定でした。(成田空港へは)タクシーで7時間かけて…4万円でした。

9月9日、午前9時半の便でグアムに向かう予定だったという女性客。
大混雑していた京急蒲田駅からタクシーで空港に向かったというが、到着したのは午後2時ごろだったという。その後の出発予定を聞くと「全然分からない」と苦笑した。

空港につながるスカイライナー、成田エクスプレス、京成線の全線が運休し、鉄道で向かうことができなくなってしまった成田空港。さらに道路の損傷によりバスも運休したことから、“陸の孤島”となってしまったのだ。

フライトに間に合わない!あの手この手に密着…

さらに、羽田空港を利用する予定だった人にも影響が。
午前9時ごろのJR品川駅では、多くの人が電車をあきらめタクシーに切り替えたため、乗り場には大行列ができていた。

9日、出張で羽田空港から小松空港へ向かう予定だった会社員の赤沢広生さんは、京急線の運転見合わせにより午前9時半発のチケットをキャンセル。午前10時半発のチケットを取り直したが…

行列を抜け、ようやく乗り込んだタクシーは大渋滞。取り直したチケットをさらにキャンセルしなくてはならない事態になってしまった。
そこで飛行機をあきらめ、品川駅にとんぼ返り。新幹線で向かおうとしたところ…

赤沢さん:
新幹線のダイヤも乱れていて、新幹線移動も無理だなと判断しました。

結局、9日の移動は不可能ということで、出張先で行うはずだった会議にはテレビ電話での参加となったという。

通勤・通学ラッシュを直撃した台風15号。
首都圏に大きな影響を与えたが、今後は戻ってきた危険な暑さにも注意が必要だ。

(「Live News it!」9月9日放送分より)