建設会社が突然の破産申請! “夢のマイホーム”を契約した客たちから怒りの告発…

カテゴリ:国内

  • マイホームを契約した客たちから怒りの告発
  • 問題となっている宮崎市の建設会社代表の言い分は?
  • 工事に入る前に支払った「着工金」はもう戻らないのか?

「欠陥住宅と言われれば欠陥住宅」…代表を直撃!

“画一された住宅からの脱却”
“木造住宅の価格帯で鉄筋コンクリート住宅の選択を”
“鉄筋コンクリート住宅を坪単価50万円台で実現”

低価格でデザイナーズ住宅を!そんなうたい文句で“鉄筋コンクリート製住宅”をアピールするのは宮崎市にある建設会社だが…現在、この会社とは連絡が取れない状態にある。

「直撃LIVEグッディ!」の取材で明らかになった数々のトラブルに、多くの顧客が怒りの声を上げている。

この建設会社が建てた住宅に住むという人を取材すると…

住んで半年後、床下をはがしたところ、一面びっしりと白いカビが生えていたという。
さらに、床を全て張り替えたところ、断熱材が入っていなかったことが判明。このことを建設会社に聞くと「それで問題ない」との返答があったそうだ。

住人はその後も建設会社に対応を依頼していたが「業者が見つからない」などと、対応してくれないという。

この欠陥住宅についてどう思っているのか?建設会社の代表を直撃した。

宮崎市の建設会社代表:
雨漏りが若干サッシ周りですね、荒らしているということで。極力対応をしたかったんですけども。まあ欠陥住宅と言われれば、欠陥住宅になるのかもしれませんけど。職人さんがやっぱりちょっと少ないものですから。まあ、それだけの問題ですね。


代表は欠陥住宅であることを認めたものの、対応をしないことについて「職人が少ない、それだけの問題」と悪びれる様子もなく語った。

建設放棄 「計画倒産」疑う声も…

さらに、この会社をめぐる問題点は工事済みの物件の欠陥だけではなかった。

<鈴木さん(仮名)の場合>
・去年4月、契約
・去年5月、着工金972万円を支払うも、着工予定の6月を過ぎても工事が始まらない
・着工予定から4ヵ月後、建設会社の担当者から「家を造れません」と連絡
・引き渡し予定だった11月になっても、工事は始まらず
・今年7月には、建設会社側が打ち合わせをドタキャン。「8月に連絡します」と言われたが、以降、会社側と連絡が取れない状況になる

<吉田さん(仮名)の場合>
・去年10月、契約し着工金533万円を支払うも、着工予定の11月を過ぎても工事が始まらない
・今年5月、6ヵ月遅れで着工が始まる
・8月20日、「中間金が支払われないと次の内装に進めない」と言われ、1066万円を支払うが、以降、会社側と連絡が取れない状況になる

さらに調べてみると、この建設会社は先月下旬に破産宣告したとみられることが明らかになった。
利用者の中には、「計画倒産」ではないかと疑念を持つ人も…このことについて、建設会社の代表に聞いてみた。

建設会社代表:
今、弁護士さんと破産宣告を申し立てたんですよ。そういう状況なんです。

――計画倒産じゃないかという声もあるが?


建設会社代表:
それは、計画っちゅうことではないですね。弁護士さんに聞いてもらえばわかると思うんですけど。できる限りのことをギリギリまでやりましたんで。

計画倒産の疑惑については否定したが、なぜ破産申請するところまで至ったのだろうか?

――資金繰りの悪化はいつから?

建設会社代表:
資金繰りは結構厳しかったんですけど…銀行さんから融資していただいたりですね、そういうのでつないでましたけれども、当然、銀行さんもこれ以上はできないちゅうことで。だから急に、ここ1、2ヵ月ですかね、支払いが回らなくなったっていうのは。

――なぜ、顧客たちと連絡を取らず逃げているのか?

建設会社代表:
話ができないんですよ、個別の話が。破産ということですので、今の段階では…弁護士さんからも固く止められていますし。

――被害者の会が結成される予定だが、謝罪の気持ちは?

建設会社代表:
それはもう当然、お金をいただいて未着の部分がありますから。当然謝罪をしなければいけない。

着工金は戻らない? 被害に遭わないためには…

「グッディ」のスタジオでは、不動産コンサルタントの長嶋修氏がこの問題について解説した。

倉田大誠アナウンサー:
こちらの建設会社による被害は、分かっているだけでも9件、被害総額はおよそ1億600万円にのぼるそうです。まず、長嶋さんに「着工金」や「中間金」について解説していただきます。

<建築時に払う金額>
・契約時…着工金(一般的に約2割)
・棟上げ時…中間金(一般的に約6割)
・完成時…最終金(一般的に約2割)

倉田大誠アナウンサー:
家を建てる時、一般的には3段階に分けてお金を払っていくケースが多いそうですね。

安藤優子:
分割して支払うメリットって何でしょうか?

長嶋修氏:
業者側はお金をいただいて、それで資材を発注したり職人さんに給料を払ったりします。これを仮に「最後にお金を一括で払います」となると、業者が銀行からお金を借りて、金利負担をして建築することになるので、結局建築費に上乗せになってしまうんです。両者のメリットの落としどころということです。ただ、これはお互い信用があってこそということになりますね。

安藤優子:
建設会社の代表は「計画倒産ではない」と答えていますが、鈴木さん(仮名)と吉田さん(仮名)の事例を並べると、あれ?って思いますね。鈴木さんの場合は7月20日以降、会社側と連絡が取れなくなったのに、吉田さんには8月20日に「中間金を払ってくれ」と連絡が入っています。会社が機能していないとみられるのに、お金を払えと言われるのはおかしいですよ。

高橋克実:
被害に遭った方は、いま住んでいるところもどうしてるのかなって。例えば3ヵ月くらいで家が建つとか分かれば、それを見越して、いま住んでいる家の契約をここまでにするとか、段取りがあるわけじゃないですか。いまの家を出る約束をしているのに出られなくなったとか…とっても大変なことですよね。

倉田大誠アナウンサー:
利用者の中には、いま住んでいる家の家賃と、被害にあったお金のローンを抱えているので、自己破産の可能性もあると話している方もいました。

安藤優子:
ローンもあって家賃もあって…それは厳しいですよね。

土屋礼央:
家って、大半の方が初めて買うわけじゃないですか。やっぱり専門の方の言いなりというか、「分からないので、それで進めてください」となりますよね。こういう業者の被害に遭わないためには、どうすればいいんでしょう。

長嶋修氏:
どうしてもご不安なら、第三者の専門家に相談することですね。

木村太郎(ジャーナリスト):
僕がやるべきだと思うのは、その建設会社が作った家、実際に住んでいる人のいる家に行って「この家満足してますか」って2、3軒見せてもらうべきですよ。僕は自分の家を建てた時、建設会社が建てた家を3軒見せてもらいました。

倉田大誠アナウンサー:
モデルルームではなく、実際に住んでいるところを見るというのは大事なことかもしれませんね。


(「直撃LIVE グッディ!」9月6日放送分より)

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