昭和7年創業、島根県大田市のさんべ食品工業のサイダー。
地元産の紫蘇や梅を使ったものなど、3種類を販売している。
そのサイダーの源にあるのは…
さんべ食品工業(株)勝部邦彦 社長;
10円でしかジュースが出てこない機械なんです
10円ジュースの自販機。
昭和30年代にはデパートの屋上などに設置され、人気だった。
今では全国でもここにしかない。
動かすのは年に2回。それは…
春と秋の彼岸の中日に、地元である祭り「中日つぁん」。
この10円ジュースの自販機、地元の人達にとっても思い出深いようだ
地元の男性A(50代);
オレンジジュースを10円分ずつ飲むのが、子どもの頃からの楽しみでした。
地元の男性B(60代);
なつかしい。おいしいしね。
ここでは創業当時からラムネを作っていたが、時代のニーズに合わせ、今では様々な味のサイダーやジュースを作っている。
地元の男性A(50代);
やさしい味でしたね。やさしい梅の味。
地元の男性B(60代);
うまい。しつこく、がんばってほしいね~。
さんべ食品工業(株)勝部邦彦 社長;
最近では地元の材料を加工して作るのは、こだわり。
シュワシュワ感のある、爽やかなものを作っていきたい。
暑い夏に、さわやかなのど越しを。
ふるさとの味は進化するが、その源は変わらない。
(山陰中央テレビ)