終日運休のお知らせが「早い」と話題
今年の年末年始に東京メトロ銀座線が実施する「終日運休」のお知らせが話題になっている。
きっかけは、銀座線の駅のホームに貼られたお知らせを紹介する、あるTwitterユーザーのツイート。
そのお知らせは、東京メトロに確認したところ、溜池山王駅に貼られているもので、こちら。
これは、東京メトロ銀座線で「2019年12月28日~2020年1月2日、一部区間で終日運休」を実施するというお知らせで、運休となるのは「渋谷~表参道駅」間と「青山一丁目~溜池山王駅」間。
運休区間以外は折り返し運転となる。
運休の理由は「銀座線渋谷駅移設に伴う線路切替とホーム移設工事のため」で、東京メトロがホームページのニュースリリースで6月12日に発表している。
また、このお知らせでは「迂回経路」も示されていて、「青山一丁目~永田町駅」間は半蔵門線、「永田町~溜池山王駅」間は南北線を使って迂回可能なことが分かる。
このお知らせを取り上げたツイートをきっかけに、Twitter上では「もう年末年始の話をしているのか」「どれだけ前から予告しているんだ…」などと、お知らせをするタイミングが話題になっている。
最近では、台風10号接近の際に、混乱回避のため前日に山陽新幹線の新大阪駅~小倉駅間の計画運休の発表をしたが、銀座線の場合は、今が8月下旬なので4か月ほど先の話で、たしかに早すぎるようにも思える。
なぜ、このタイミングで年末年始の運休のお知らせをしたのか?東京メトロの担当者に話を聞いた。
理由は「6か月定期の乗車券発売前」を考慮したため
――ホームページでのお知らせは6月12日。 駅のホームでお知らせを始めたのはいつ頃?
ホームページと同じ日の6月12日にお知らせを開始しました。
――この運休のお知らせは、銀座線の全ての駅で実施している?
運休に関するお知らせについては、北千住駅(日比谷線)、中目黒駅、中野駅、西船橋駅、代々木上原駅、和光市駅、渋谷駅(半蔵門線・副都心線)、目黒駅の委託駅を除く、東京メトロの全駅でご案内しております。
――半年以上前という早いタイミングでお知らせをした理由は?
6か月定期の乗車券発売前とし、十分な周知期間を確保するためです。
――台風 10 号接近の際は山陽新幹線が前日に終日運休を発表し、「計画運休」を実施した。こうした流れは今回のお知らせのタイミングに少なからず影響している?
台風接近に関わるお知らせと、今回の運休に関わるお知らせに関係はありません。
ちょっと早すぎるお知らせな気もしたが、その理由を聞いてみると「6か月定期の乗車券発売前であること」を考慮し、十分な周知期間を確保するためだった。