注目を集めるドライブレコーダーには様々なタイプが

あおり運転の被害が後を絶たない。その対策として注目されているのが「ドライブレコーダー」。最近は様々なタイプが出ているが、あおり運転対策にはどんな機能が必要でいくらくらいするのか取材した。

全国で相次ぐ「あおり運転」。被害に遭った時に頼りになるのがドライブレコーダー。

スーパーオートバックス NAGOYABAY 名古屋市港区
スーパーオートバックス NAGOYABAY 名古屋市港区
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リポート:
ありましたね、ここからここまですべてドラレコの売り場になっています。すごい数の種類が揃えられています。

名古屋市港区のカー用品店には、ドラレコを買い求めるたくさんの人たち。そのワケはもちろん…。

女性客:
最近ニュースでも大きな事件が増えているので不安もあって。

男性客:
自分が気を付けててもあおられたら防ぎようがないことはあるので、記録に残しておくのは大事かなって。

オートバックスの担当者:
アイテムの数はどんどん増えています。各メーカーさんが多種多様なものを作ってきています。

出荷台数はここ3年で2倍以上になるほど、今売れに売れている。この店だけで約30種類ものラインナップ…

いったいどれを選んだらいいのか、聞いてみた。

2016年度から3年間のドライブレコーダーの出荷台数 出典:一般社団法人ドライブレコーダー協議会
2016年度から3年間のドライブレコーダーの出荷台数 出典:一般社団法人ドライブレコーダー協議会

まず連日報道されている、茨城県の常磐自動車道で起きた、あおり運転の末の傷害事件。
逮捕に結びついた映像はどのモデルなのだろうか。

オートバックスの担当者:
車内も撮れて車内越しに横とか後ろも撮れるのは、最近出てきた360度撮れるタイプのドラレコですね。ドラレコの中ではかなりハイエンド(最上級)のモデル。保険のために付けてたのが役に立ったという形ですね。

この事件では、白い車が前方に現れ、進路を妨害する様子と、男性が暴行される様子が撮影されていた。よく見ると、同乗していた女も端のほうにしっかりと映り込んでいた。

被害者の男性は最新の「360度」撮影可能なモデルか、もしくは車内向けのカメラを付けていたと思われる。

360度タイプでレンズが2つ付いている商品、実際に撮影された映像を見てみると…後ろからあおられている様子から、幅寄せまでしっかりと映っている。

360度タイプのドライブレコーダー 映像を見ると車の横もしっかりと映っている ※画像:カーメイト提供
360度タイプのドライブレコーダー 映像を見ると車の横もしっかりと映っている ※画像:カーメイト提供

オートバックスの担当者:
フロントのガラスに付けた全天球のレンズで、そこからぐるっと全部見渡せます。前も横も、もちろん後ろも撮れるドラレコです。

まさに全方位をカバーできる最新モデル、価格は約6万5000円。続いて、一番の売れ筋モデルを伺うと…

オートバックスの担当者:
非常に人気なのは前後の2カメラタイプ。横はもちろん撮影できませんが、走行中であれば前後の映像が撮れる。

カメラを前に1つ、後ろにも1つ付けるタイプで売り上げの半分を占めている。このタイプの特徴は360度モデルよりも撮影範囲が狭くなるものの、その分高画質な映像が撮れること。

前後2つのカメラを搭載するタイプ 映像も高画質 ※画像:セルスター工業提供
前後2つのカメラを搭載するタイプ 映像も高画質 ※画像:セルスター工業提供

夜の暗い道でも映像がデジタル処理されるためビル群が美しく撮影できるほどで、価格は約3万2000円。

また、前方のみを撮影するモデルは価格が2万円を切るものが多く手軽に付けられるのが特徴。あおり運転の対策としては不十分だが、事故前後の状況を記録することは問題なくできる。

後方もしっかりと映る ※画像:セルスター工業提供
後方もしっかりと映る ※画像:セルスター工業提供

ちなみにここ3年くらいに発売されたモデルでは「駐車場監視システム」という機能がついている。車を運転していない時に、当て逃げされたり車上荒らしの被害にあったりしても、衝撃などを感知して自動で録画してくれる便利な機能だ。

事件に事故、いつ巻き込まれるか分からないその時の備えに、ドライブレコーダーは頼りになる存在といえそうだ。

※動画の一部は各社提供

(東海テレビ)

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東海テレビ
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