東京に日本一330メートルの超高層ビルが建設予定

東京・港区を再開発する一大プロジェクトが始動する。作られる新たな街とは…

森ビル 辻慎吾社長:
森ビルの最新プロジェクト虎ノ門・麻布台プロジェクトはこれまでのヒルズで培ったすべてをつぎ込んだヒルズの未来形を形にします

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計画されているのは高さ333メートルの東京タワーに匹敵する地上64階建ての超高層ビル。完成すればその高さは約330メートルと大阪の「あべのハルカス」を超えて日本一高さのビルになる。

この大規模再開発の舞台は六本木ヒルズをはじめとする3つのヒルズに囲まれたこのエリア。地下鉄神谷町駅と六本木一丁目駅に隣接した広さは8.1ヘクタール甲子園球場のグラウンド6.2個分を誇る。

コンセプトは緑に包まれ、人と人とをつなぐ広場のような街。総事業費は六本木ヒルズの倍以上に相当する約5800億円が見込まれている。 その広場のような街には大規模なフードマーケットやレストランなど約150店舗が入りスパやミュージアムなどさまざまな施設もできる予定だ。

現場はすでに麻布郵便局などの建物が取り壊されているが、築年数を感じさせるような家も残っている地区。周辺の建物では解体作業が進められている。

開発エリアの周辺にはロシアなど各国の大使館が立ち並び外国人が多く集まるため都内最大規模のインターナショナルスクールなども建設される予定だ。

そして高さ約330メートルのメインタワーを含む3つの超高層ビルの上層階には3500人が暮らせる住宅。また約2万人が働けるオフィスも作られる。2023年に誕生する東京の新たな摩天楼。もし住むとしたら分譲費や家賃はいくら位になるのだろうか?

加藤綾子キャスター:
東京に高さ日本一の超高層ビルが誕生するということですね

木村拓也アナウンサー:
ヒルズの未来形ということですけれども場所がいいですよね。六本木ヒルズ・アークヒルズ・虎ノ門ヒルズに囲まれたまさに一等地と言っていい場所だと思いますが2023年3月完成ですので約3年半後ぐらいですかね。一大複合施設が誕生することになっています

加藤綾子キャスター:
何ヒルズになるんですかね?

木村拓也アナウンサー:
まだ決まってないということです

最上階の住宅フロアに住むにはいくらかかる?

木村拓也アナウンサー:
高さが約330メートルで地上64階建て。54階から64階住居スペースになります。一体おいくらなんでしょうか?不動産コンサルタントの長嶋修さんによりますと、部屋の広さにもよりますがファミリータイプだとして3億円から5億円以上はするのではないかと。1か月の賃料でいうと100万円から200万円にもなるのかなと。ただ、世界的に見て日本の不動産というのは比較的割安なんだと外国人の需要が高いというご指摘でした

加藤綾子キャスター:
ニューヨークとかロンドンとかに比べるとってことですよね。外国人のターゲットを狙っているところもあると思いますけれども、若狭さん、まだまだ東京には可能性があるということですか?

若狭勝弁護士:
まさしく今後の日本や東京が本当に金融都市などITも含めてAIも含めてすばらしい都市になるためには外国人の高スキルの人がどんどん来てもらう必要があります。こういう所は(外国人には)最高ですよね

日本一でなくなる「あべのハルカス」のお膝元 大阪市民は

木村拓也アナウンサー:
現状どこが日本一高いビルかというと大阪の「あべのハルカス」が300メートルほどなんですが、30メートル近く記録を更新することになります。抜かれる大阪の方々はどう思ってるのか聞いてきました。

女性A:
悔しいですね

男性:
今までハルカスよう頑張ったんちゃいますか

女性B:
他の所で勝ってるんじゃないの色々。親しみやすさとか人間性

女性C:
じゃあ次は500メートル。東京も頑張れよ

木村拓也アナウンサー:
そうなりますよね。

加藤綾子キャスター:
悔しそうな感じも伝わってきました。

若狭勝弁護士:
大阪人らしいですよね。ズバズバ言うのは。

木村拓也アナウンサー:
実はこのビルは2023年の話ですが、その4年後、2027年度には三菱地所390mの高さの超高層ビル建設を発表しているということで高層ビル戦国時代といってもいいのかなと…

加藤綾子キャスター:
どんどんとこれから東京の街並みが変わっていくような感じがしますよね。楽しみです

(「Live News it!」8月22日放送分より)