社員の取扱説明書「トリセツ」の共有・・・働き方多様化時代の企業成長のカギ

カテゴリ:国内

  • 設立5年の「LiB」に見る社員の生活環境に合わせた「働き方」フォーマット
  • 子供の発熱、誕生日などの特別制度や新入社員の「ウエルカムランチ」
  • 自分の取扱説明書「トリセツ」の共有で社員の性格や趣味を把握

社員1人ひとりの生活環境に合わせた「働き方」フォーマット

女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する「LiB」。
会社設立からまだ5年という若い企業だが、社内のある取り組みが革新的と注目されている。

女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する「LiB」

女性社員:
わたしは週5フルタイムですが、出勤を調整して、週4日はリモート(在宅)勤務で週1日だけ出社です

「LiB」に勤める女性

子どもを連れて出社していた女性社員:
週5日、時短勤務でしたが、4月から夫が単身赴任になったので、週4日勤務に変更しました。連休で子どもとパパのところに遊びに行ってます

子連れ出社していた女性社員

女性社員が多数を占めるこちらの会社の取り組みとは、社員1人ひとりの生活環境に合わせた働き方のフォーマットがあること。

子供の発熱、誕生日などは・・・

「375制度」

子どもが37.5度以上の熱を出すと帰宅できる「375制度」や、家族の誕生日など、ここ一番というときに特別休暇を取れる「ココイチ制度」など、システムが充実している。

「ココイチ制度」

社員それぞれの働き方のフォーマットが多様化するからこそ、重要なのは、それぞれが会社の価値観を共有すること。
社員1人ひとりが自ら作った自分の取扱説明書「トリセツ」がある。

例えば…
短刀を直入する傾向があります
たまに(頭が)クラッシュします
事実と感情をわけられます。切り替え早めです
バイクエクササイズで朝活にはまっています

社員の取扱説明書「トリセツ」

社員によっては、しばらくオフィスで会えないケースもあるため、「トリセツ」でその人の性格や趣味をあらかじめ把握し、いざというときのコミュニケーションツールとして活用されている。

入社のタイミングで先輩社員と徹底的にコミュニケーション

これだけではない。

どこか、緊張気味の社員たち・・・
これは、「ウエルカムランチ」と題した、新入社員がまだ話したことのない先輩社員を誘う昼食会。

ウエルカムランチ

費用は会社が負担するが、ここにも会社としての考え方を深める狙いがあった。

LiB・松本洋介社長
(会社の)カルチャーって何かというと、社員たちが体現する空気・価値観そのもの。入社のタイミングで徹底的に弊社の社員とコミュニケーションを取っていただく、それによって、うちのカルチャーを一番感じていただけるし、その新人社員も参加しやすい。

LiB・松本洋介社長

働き方が多様化する時代だからこそ、松本社長は、会社としての軸をどこに置くかを明確にすることが、何より重要だという。

LiB・松本洋介社長:
弊社では『ミッション』『ビション』『バリュー』というものをしっかり掲げておりますので、会社のルール・価値観に沿って行動していくことが1つ。女性が活躍できる環境は、男女ともに活躍を最大化できる環境であることをわれわれが証明しようと決めているので、そういった組織コンセプトを持って、みんながそれに共感する人だけを集めてやっている。

管理職は「結果」達成のためのマネジメントにシフト

三田友梨佳キャスター :
保育園、小学校、中学校と子育てのフェーズが変わるのと連動して働き方も柔軟に見直せるのは非常に魅力的だなと感じるのですが、石倉さんの会社も皆さんの働く時間帯はバラバラですか?

石倉秀明氏(キャスター取締役COO)

キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
弊社もほとんどがリモートワークですし、働く時間も人によってバラバラで多様な働き方をしています。個人で見てみるとメリットは大きい一方で、その社員を束ねる管理職自体は非常に変化が必要な制度だと思います。

三田友梨佳キャスター :
マネジメント方法に変化があるということですか?

キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
マネジメント方法が変化することは重要だと思っています。従来ですと同じ時間、同じ場所に社員が集まって姿が見える状態で仕事をしていて、その頃は「行動のマネジメント」が中心でした。例えば「朝何時に来なさい」とか「この時間は自分の席で仕事をしなさい」といった誰もが努力をすればできる行動を中心にマネジメントしていました。

しかしそういった姿が見えなくなってくる、働く場所が離れるので、社員の「ミッション」や「考えていること」「目標」など、「結果」を達成していくためにどうマネジメントしていくかという変化があります。

三田友梨佳キャスター :
「行動」 から「結果」へ発想の転換が必要ということですね。

(「Live News α」8月20日放送分)

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