外国人観光客ターゲットの超高層ビル誕生へ

眠らない街・新宿歌舞伎町に、エンタメとホテルの超高層ビルが生まれる。

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国内屈指の歓楽街、東京・新宿区の歌舞伎町。
昼夜問わず多くの人が訪れるこの街に、3年後の2022年、新たなシンボルが誕生する。

東急電鉄は8月5日、歌舞伎町で進めている再開発計画の説明会を行い、高さ225mとなる高層ビルの建設計画を発表した。

映画館のミラノ座跡地
映画館のミラノ座跡地

場所は、西武新宿駅の目の前に位置し、映画館の「ミラノ座」跡地。
地上48階、地下5階となる計画で、ホテルのほか、劇場や映画館、最大1,500人を収容するライブホールなどが設けられるほか、ビルの外に巨大ビジョンを設置し、屋外で映画や音楽イベントを開くことが可能。

また1階には、このビルと羽田、成田の両空港を結ぶバスターミナルを設置する。

羽田、成田の両空港を結ぶバスターミナルを設置
羽田、成田の両空港を結ぶバスターミナルを設置

東急電鉄開発事業部・田島邦晃課長;
都市観光の拠点みたいなモノを作って、街とこの拠点で人や物が循環する仕組みを作ろうと考えた。そこに不足するものとして「ナイトタイムエコノミー」をしっかり、今回のプロジェクトでやっていきたい。観光を宿泊とエンタメの複合ととらえた。

東急電鉄開発事業部・田島邦晃課長
東急電鉄開発事業部・田島邦晃課長

訪日外国人客などを狙った「ナイトタイムエコノミー」

宿泊と娯楽を掛け合わせることで、夜間観光を楽しむ訪日外国人客などを狙ったナイトタイムエコノミーの活性化を目指した、この超高層ビル。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック後のインバウンド需要を見据え、眠らない街・歌舞伎町はさらなる進化を遂げていく。

(「Live News α」8月5日放送分)