イエローハットとピザハットが「ハット」繋がりでコラボ!

日付の数字の語呂合わせで「○○の日」と呼ばれる日付があると思うが、8月10日は「ハットの日」だそうだ。

そんな「ハットの日」をめぐって、カー用品等の販売をしているイエローハットとピザチェーンのピザハットのTwitterでのやりとりが話題になっていて、その結末が注目されている。





イエローハットが「もうすぐ8月10日で、ハットの日♪今年は何か面白いことやりたい・・・せっかくハットだから、帽子を使って何か…。あっ・・・いいこと思いつきました!!!」「ピザハットさん、突然すみません。社名の“ハット”つながりで8月10日の“ハットの日”なにかやりませんか?」と投稿。

イエローハットがピザハットに“ハット”つながりで8月10日にコラボを持ちかけたのだ。

イエローハットのコラボの呼びかけにピザハットは…



「イエローハットさん、お声がけありがとうございます!いいですね!!ぜひぜひ、やりましょう~♪ 」とコラボに前向きだ。



ピザハットの前向きな反応にイエローハットは「やった~!そしたら、コラボロゴマーク作りますね!お待ちください!」と「ハットの日」に向け、コラボロゴマークを作るまでのやる気を見せる…



ピザハットは「えっ、いいんですか?さすがカー用品の御社・・・スピード感ありますね・・・」とイエローハットのスピード感に驚きを隠せずにいる。

そして、イエローハットは、コラボロゴマークを作ると言った投稿からわずか1時間足らずで、コラボロゴマークを作り上げる。

そして、出来上がったコラボロゴマークがこちら。



お互いのロゴマークを頭の上にかぶせ、がっしりと握手をしている。まさに「ハット」で繋がっている2社の歴史的なコラボとなった。

さらにイエローハットは8月10日を「ハットの日」として、ピザハットと一緒に記念日申請をしようと、日本記念日協会から書類までもらってくるやる気の見せよう…



ここまで「ハットの日」のコラボに向け、順調であるように見えた2社だが、ピザハットから衝撃の事実が伝えられる。

帽子の“hat”じゃないんです…



「・・・・・あの、イエローさん 大変申し上げにくいのですが、弊社の「ハット」は小屋の“hut”で帽子の“hat”じゃないんです.....」

そう、ピザハットの「ハット」は帽子の「hat」でなく、小屋を意味する「hut」だったのだ。





「えっ そのアイコンの帽子は」「勘違いすみませんでした…。てっきり帽子かと思い、あんなロゴを…。ハットの日、どうしましょう・・・帽子と、小屋で…!?(動揺)とりあえず社内で考えてみます…!」と動揺を隠せずにいるイエローハット。

そして、このピザハットの告白にTwitterでは「今まで知らなかった」や「令和最大の衝撃」などのコメントが寄せられていた。

果たしてイエローハットとピザハットのコラボの行方はどうなるのだろうか…

まず、コラボを持ちかけられ、「ハット」を「小屋」だと打ち明けたピザハットにお話を伺った。

もやもやした気持ちだった

ーーイエローハットから「ハットの日」に何かやろうと持ちかけられたときどう思ったか?

正直、社名に同じハットを使用しているものの、まったく接点がないので、もやもやした気持ちでした。近いような、遠いようなそんな感じです。ただ、昨今、SNS上では企業間のやり取りは実施しているので、何か面白いことはできるのではないかと考えました。


ーーこれまでコラボはあった?

イエローハットさんとのコラボは初めてです。


ーー今回の「ハットの日」のやりとりをめぐる感想は?

「ハットの日」というよりも、弊社のロゴが山小屋であることを知らない人がたくさんいるということを改めて感じました。


ーーピザハットのロゴは帽子に見えなくもないが、なぜ帽子にも見えるロゴにしたのか?

弊社としてはあくまで山小屋という認識です。また、ロゴはグローバルで決められたものであります。


ーー8月10日の「ハットの日」に何かやる予定は?

弊社としては特に予定はしておりませんが、これを機に来年は何か検討したいと考えております。



同じ「ハット」が付くものの、もやもやしていたというピザハット…
しかし、具体的な計画はないというが、「来年は何か検討したい」と前向きだ。

この記事の画像(3枚)

続いて、コラボを持ちかけたイエローハットにお話を伺った。

ほとんど思いつきで声をかけた

ーーなぜこのタイミングでピザハットに「ハットの日」に何かやろうと持ちかけたのか?

弊社では毎年独自に8月10日(語呂でハット)をイエローハットの日として「ハットの日スペシャル感謝セール」のキャンペーンを実施している経緯があります。その中で、今年のハットの日をもっと盛り上げたい、お客様にも楽しんで頂きたいという思いから、何か出来ないか・・・ということからスタートしました。その中で、弊社だけではなく、ハット繋がりの社名であるピザハットさんと何かできれば楽しい企画になるのではと。ほとんど思いつきでピザハットさんに声を掛けさせて頂きました。


ーー今回の「ハットの日」をめぐる反響は?

SNS上で今回のツイッターのやり取りが非常に多く拡散され、現在もまだまだ増えていること。また、一般のユーザーによるまとめサイトやニュースサイトでも取り上げられており、正直ここまで話題になるとは思っておらず、驚いているのが正直な気持ちです。また、ツイッターなどで「イエローハット頑張れ」的なコメントを多く頂いているのが、何より嬉しいですし、コメントを頂いた方と一緒にハットの日を盛り上げられたらと思っているところです。


ーーピザハットに「小屋」だと言われたときの気持ちは?

同じ言葉でツイートしましたが、まさに「衝撃」でした。ピザハットさんにはすぐに「一緒になにかできれば・・」と返信を頂いたので、とてもありがたく思い、「さあこれからと何をしようとかと」と勇み足になったために、ハット違いの勘違いを気付きませんでした。ピザハットさんには、せっかく返信を頂いたのに、小屋を帽子と勘違いしたコラボイラストまで掲載してしまい、本当に申し訳なく思っています。


ーーコラボロゴマークはなぜ作ろうと思った?

せっかく一緒にやるのでしたら、見た目にも何か象徴的なものがあった方がいいなと思い作成しました。工夫した点は、わかりやすさとタイムリーに回答するための、スピード感です。

ーー8月10日の「ハットの日」に何かやる予定は?

全国のイエローハット店舗で8月10日を含む、9日(金)~12日(月)に「ハットの日スペシャル感謝セール」のキャンペーンを開催いたします。
ピザハットさんとの取り組みも合意さえいただければ考えてはいたのですが・・・




一緒にできることを模索していたイエローハット、Twitterでもその結末が期待される中、勘違いがわかってから2日後の7日にピザハットとの今年のコラボについての発表をした。

一緒にできるハットが見つからず…



「ピザハットさん勘違いすみませんでした。御ハットが小屋だったとは。社内協議の結果ハット(帽子)とハット(小屋)で一緒にできるハットが見つからず今年は弊ハット1社でやることにしました。せっかく記念日制定書類もらってきたので勢いでイエローハットの日を制定します。」

社内協議の結果、ハット(帽子)とハット(小屋)で一緒に出来ることが見つからず、断念したという。
そして、イエローハット1社で8月10日を「イエローハット(黄色い帽子)の日」と制定した。

そして、イエローハットの投稿にピザハットは…



「イエローさん・・・。おつかれさまでした。小屋も、帽子も、ハット同士。来年こそはハットつながりで何かやりたいですね! 」と来年のコラボに前向きな様子。

思いつきでここまでの盛り上がりを見せた今回のコラボ企画。現時点では来年以降のコラボについては、まだ何も決まっていないということだが、何かやってくれることを期待したいところだ。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。