バイリンガルな“ゴミ屋敷”家主の女性を直撃取材! ディレクターの説得でゴミを捨ててくれるのか?

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  • グッディ!独自 “ごみ屋敷”の家主を直撃取材!
  • 家主の女性がゴミをためてしまう理由とは…
  • ディレクターの説得に心が動いた!? 家主はゴミを片付けてくれるのか?

“ゴミ屋敷”を訪ねてみると…

「直撃LIVEグッディ!」が取材した、神奈川県平塚市に住む女性(86)。
この女性は、いわゆる“ゴミ屋敷”の住人だ。

木々に囲まれた2階建ての住宅をよく見ると、その周囲にはゴミが散乱している。

ごみの中身は、お弁当や即席麺の容器、大量の生ゴミなど。家主を直撃すると…

家主の女性:
私はゴミの中で沈没して生活してる。ゴミの中だとケガしないの。ビギャン トゥ レインだね、雨降ってきたね。お姉さんぬれちゃうよ。カッパ持ってんの?

ディレクター:
傘持ってます。

家主の女性:
アンブレラ、アンブレラ持ってりゃいいや。

時折英語がまじる、独特な話し方をする女性。周辺の住民は女性の印象をこのように話している。

「結構よくしゃべる人で、高い声で口数も多い人。頭の回転もいい人だよ」
「昔は立派なお金持ちでね、提灯屋さんだったんだよね。そこにお嫁さんに来たんです。頭がいいんだよ」

周辺の住民が口をそろえて「頭がいい」と語るこの女性。商人の家に嫁ぎ裕福だったと言うが、いったいなぜ“ゴミ屋敷”となってしまったのだろうか?

「ゴミは命から2番目に大事」家主の言い分は…

ディレクター:
いつごろから(ゴミが)こうなったんですか?

家主の女性:
ダーリンが死んでから。かつては6人(家族)だよ。明治(生まれの親)が2人いたし、ダーリンと私で4人、子供が2人いたから。

現在、女性は一人暮らしだが、かつては義理の親も含め家族6人で生活していたという。約10年前、愛する「ダーリン」が亡くなってから、ゴミが捨てられなくなったそうだ。

家の中はどうなっているのだろうか?お邪魔させてもらった。

家の中もゴミの山…女性は「寝心地はふかふか」だというゴミのベッドに体をうずめていたが、足を伸ばして寝ることはできないようだ。
顔の近くにはカップ麺の容器があり、そこにハエが飛んできた。すると…

家主の女性:
ハエが飛んできた。今まではここからはハシブトガラスが入ってきて、去年おととしまで猫がいたの。猫の餌を食べに来るんだよ、ハシブトガラス。それからね、クマネズミ。

家の中にも、虫や様々な動物がやってくると話してくれた。

家主の女性:
私はゴミを、命から2番目に大事なものを捨てないもの。

「ゴミは命から2番目に大事」だと口にした女性だが、この“ゴミ屋敷”に困り果てているのは…

「夏はね、この辺ずっと水がたまりっぱなしだから、蚊がわきやすい」
「向こうのところが、火災になったんですよ。前に倉庫があった、車を入れるところ。火事になったときに危ないから“ちょっと片付けてよ”って言ったら、“ゴミじゃないから”と」

と訴える、近隣住民たちだ。
女性は近隣住民や、近くに住む息子の説得もむなしく、頑なに片付けようとしないという。

取材中「これは捨てるよ!」 ゴミ撤去の約束はいかに?

しかし、別の日に再びスタッフが女性のもとを訪れると…

ディレクター:
ゴミを片付ける気はないんですか?

家主の女性:
片付けなきゃ、あの世にいけないでしょ!

ディレクターの質問に対し、「片付けなきゃあの世に行けない」と口にした女性。
なんとその後、カメラの前でゴミを片付け始めた。

家主の女性:
お兄さんに言われたから、片付け始めるよ。お兄さん、今日言ったでしょう。捨てる意思があるかないか。私は死ぬまでの間に捨てなきゃしょうがないから、これは捨てるよ。

ディレクターの気持ちが通じたのだろうか、女性はゴミをひもで縛っていく。

家主の女性:
集積所っていうのがあるの。可燃性塵芥処理、資源ゴミ回収、リサイクル、ペットボトル、カン。曜日によってケースが来るの。トゥモロー イズ フライデー!資源ゴミでしょう。

今までゴミを捨てていなかったにも関わらず、捨てる際の分別はしっかりと意識している女性。しかし次の日、再び家を訪れると…

いつものように家の中で横になっていた女性。捨てに行くと言ってまとめたはずのゴミは外に置かれたままで、捨てに行く気配もない。

ディレクター:
きのう、明日捨てるって言ってましたよね?

家主の女性:
今日は資源ごみの日だから、ウェンズデーに捨てる…

果たして、約束通りにゴミを捨ててくれる日は来るのだろうか?

安藤優子:
このおばあちゃんは、相手をしてくれる人がいるのがとてもうれしそうなので、お話をしながら一緒に片付けるというのはどうでしょうか。

立本慎吾フィールドキャスター:
それは有効な感じがしますよね。長男が近所に住んでいまして、これ以上ゴミが増えないように捨ててはいらっしゃるそうです。しかし多く捨てようとすると「命の次に大事なものだから」と拒否される、そういった状況が続いているというお話でした。

安藤優子:
そこは息子さんが思い切って、頑張るしかないんじゃないかな…地域の方も困っているわけじゃないですか。このおばあちゃんがどんなに怒っても、家族がそばにいるなら捨てるべきだと思いますよ。
私も、自分の母親を高齢者施設に入れるときに、ものすごく抵抗されたんです。でも母は一人暮らしで、火災を起こしてしまう可能性もあって、そうしたら近所にものすごく迷惑がかかるじゃないですか。そういうことを考えると、家族は憎まれてでもやるべきだと思いますよ。

宮澤智アナウンサー:
86歳の方がお一人で、捨てに行ったりできないですしね。

安藤優子:
資源ゴミとか、分別や曜日をきちんと認識しているということは、彼女の中にも「どうにかしなきゃいけない」という気持ちはあると思うんです。さらに「ゴミは大事だけど、あの世に持っていけないから捨てなきゃ」と言っていますし、絶対にどこかでゴミ捨てを意識されてると思います。ちょっと強硬でも捨てるべきだと思いますよ。

(「直撃LIVE グッディ!」8月2日放送分より)

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