沖縄で広く親しまれていた竹塗箸が消滅の危機…県民たちは何を思う?【沖縄発】

カテゴリ:国内

  • 沖縄で広く親しまれている竹塗箸が消滅の危機
  • 原因は人手不足とコストがかかること
  • 沖縄の人たちも大きなショックを受けている

沖縄県民おなじみの竹塗箸が消滅の危機?

沖縄県内の食堂や沖縄料理店や家庭でもよく使われている竹塗箸(たけぬりばし)別名赤黄箸(あかきばし)とも呼ばれている箸は約60年前に沖縄県内に普及し、ウレタン塗装がされている。

当初は赤色の部分は滑り止めの役割として漆が塗られ、黄色の部分は抗菌作用としてうこんで染められていた。

カネナガ商事 田川信次さん:
割り箸が普及する前に竹塗箸だと何回も洗って使えてエコということで広まっていきまいた。

沖縄県民に親しまれてきた竹塗箸だが、今このお箸が消えようとしている
竹塗箸は鹿児島県の工場で手作業で作られていたが、その工場が6月に廃業となった。

カネナガ商事 田川信次さん:
大きな理由は製造員の高齢化による人手不足です。後継者がいない。二つ目に、コストが非常に上がって手間がかかるわりに高く売れない

沖縄県民の反応は...

生産がストップし、今ある在庫がなくなり次第販売が終了となる竹塗箸について街の人たちは…

男性:
このお箸は7月のお供えに使っています。昔から使っていたお箸だから、あった方がいいです。

女性:
私が小さい頃からあるので。いまでもずっと使っている。

ーー製造が終わって在庫がある分だけに

女性:
聞いてなかった。残念だね。観光地としてお箸は残したいと思う。

県外や海外から多くの観光客が訪れる県内の食堂や沖縄そば屋にも大きな衝撃を与えた。

沖縄そば 海産物料理店 楚辺 國吉 真 代表:
赤黄箸が沖縄のお箸ってイメージがある観光客もいらっしゃるので使ってもらえたら、沖縄に来たっていう一つの思い出になればと思って置いて使っているので、無くなるのは本当に残念ですね。

毎年、正月明けに竹塗箸を買いに行くという県庁の地下にある食堂の店主は…

県庁食堂ファンファーレ比嘉正隆店主:
小さい頃から食堂っていったらこのお箸しかなかったし、ビックリしたよ。また誰かやってくれるじゃないかと思ってはいるんだけど。沖縄の風習でも使われているし、やってくれればいいなと思っている。

県民の食卓に彩りをそえてきた名脇役の竹塗箸。鮮やかな赤と黄色はこのまま途絶えてしまうのか。

(沖縄テレビ)

【関連記事:日本各地の気になる話題はコチラ】

FNNピックアップの他の記事