猛暑の中のショーで死者も...“着ぐるみ熱中症”の予防策とは

カテゴリ:国内

  • 猛暑が続く日本列島....大阪「ひらパー」では着ぐるみの男性が熱中症で死亡
  • 着ぐるみの中は?実験では10分で内部が35度以上に!
  • 熱中症予防には「健康状態の把握・水分補給・自身の状況を伝えること」

各地で梅雨明け...猛暑の日本列島

7月30日も全国約90カ所で猛暑日、770を超える地点で真夏日となった日本列島。最高気温は、岐阜・多治見市で37.1度を観測したほか、東京都心では33.6度まで上がった。

石川県の「石川県森林公園」では、この暑さでサルも水浴び。高い場所からプールにダイブする様子も見られた。

気象庁は30日、東北南部も梅雨明けしたとみられると発表。夏本番を迎える中で、より危険度が増すのが熱中症だ。

「ひらパー」では熱中症で死者も

大阪・枚方市にある遊園地「ひらかたパーク」では、28日夜、着ぐるみを着ていた28歳の男性が熱中症で死亡した。これは、園内で撮影された着ぐるみショーの様子。死亡した男性が着ていた着ぐるみは、重さ16キロもあったという。

男性は屋外で約20分パレードの練習をしたあと、意識を失い、救急搬送された。
当時の枚方市の気温は28.7度だった。

着ぐるみ内部は10分で35度以上に

子ども向けイベントが増える夏のシーズン、着ぐるみショーはどれほど過酷なのか。
千葉・袖ケ浦市にある、東京ドイツ村のキャラクター「Holly」に協力してもらった。

活動後に着ぐるみを脱ぐと、全身から噴き出したのは汗。

室内の気温は29度だったが、着ぐるみ内部は35度まで上昇していた。

東京ドイツ村・イベント責任者 古神子幸彦さん:
外でやったとしても5分くらいが限界だと思う。

海老原優香キャスターも実際に着ぐるみを着てみると...

海老原優香キャスター:

重い。暑い!もう今、サウナのような状態になっています。

サーモカメラで活動前と活動後を比べると、活動後は特に温度が上がっているのが分かる。

古神子さんは、着ぐるみの厚さ対策について...
1.健康状態を確認すること
2.水分補給をすること、着ぐるみの中にも持ち込みできる
3.アテンドスタッフのこまめな確認と自身の状況を伝えること

を挙げた。

保冷剤や扇風機を使っても...暑い

熱中症の危険を避けるため、着ぐるみ自体に対策を施すケースもある。
東京・中野区で商店街のPRなどを行う、マスコットキャラクター「かせいチャン」。

特別に中を見せてもらうと、頭部にはモバイルバッテリーで作動する扇風機を内蔵。

さらに、保冷剤入りのジャケットを着て、体のほてりを抑えるという。

都立家商店街振興組合・吉積利浩理事長:
暑さ対策のために。あるとないのと全然違う

しかし、それでも着ぐるみに15分間入ると...

都立家商店街振興組合・吉積利浩理事長:
えっ?今30分じゃなかったという長さ

東京消防庁管内では、30日午後3時までに、82人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれ、うち2人が重傷という。
梅雨明け列島で続く、この暑さ。今後しばらく、熱中症には厳重な警戒が必要だ。

(Live News it! 7月30日放送分より)

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