「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表は7月30日、元行革担当大臣で、無所属の渡辺喜美参院議員と新たな会派「みんなの党」を結成し、国会内で共闘していくことを発表した。

立花氏は元文科相の中山成彬氏元環境相の細野豪志氏元拉致相の松原仁氏などの閣僚経験者や衆議院議員などにも連携のラブコールを送ったことを明かにしている。

ほとんどの人は応じない姿勢だが立花氏が勢力拡大に躍起になるにはわけがある。

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国会内で複数の議員で会派を組めば「希望の委員会に入りやすい」、国会内に用意される「会派の部屋が広くなる」、「院から車が支給」される、「10人以上であれば党首討論にも出られる」などといったメリットがある。

そして実は国会議員には議員1人あたり年間780万円立法事務費が国から与えられるが、交付対象は各会派であって、各議員ではない(※会派とは政治資金規正法の規定による届出のあった政治団体で議院におけるその所属議員が一人の場合を含む)。この金が会派の資金となるのだ。

「NHKから国民を守る党」のこうした勢力拡大の動きについては“なりふりかまわぬ姿勢”との批判もあるが、立花氏はこれまでに「人数は多い方がいい」と述べていて、有権者の支持がどこまで広がるか注目だ。

(Live News days 7月30日放送分より)