拾ったペットボトルは3000本超…高知の海岸でプラごみ“お掃除犬”が活躍中!

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  • 高知県の海岸に打ち上げられたペットボトルを拾う犬がいる
  • 朝夕の散歩で毎回拾い、ごみ集積所まで。その数、5年間で3000本超
  • 飼い主「ペットボトルをおもちゃと認識している」

7月29日に関東甲信地方の梅雨明けを気象庁が発表したと同時に、猛烈な暑さが到来した。寒かった7月前半から一転、これからは海水浴やマリンスポーツなどを楽しむために、海に出掛ける人が多いのではないだろうか。

そして人出が増えると話題になるのが、海水浴客らが放置していくゴミ問題。さらに近年は、海に流れる海洋プラスチックのごみ問題が世界的な課題となっている。

このような中、高知県黒潮町にいる犬が注目を集めている。ボストンテリアの雌「いくら」(8歳)が、朝夕の散歩の際には、必ず海岸に打ち上げられたペットボトルを拾ってくるというのだ。

その様子がこちら!

ペットボトルをくわえる「いくら」ちゃん

中身が空とはいえ、自分の顔の2倍はあろうかという大きさのペットボトルも軽々とくわえている。その姿はなんとも誇らしげにも見える。

とてもお利口さんの「いくら」ちゃんだが、でもなぜペットボトルを拾ってくるのだろうか? きっかけは? 海岸近くでサーフショップを営む、飼い主の新谷信行さんにお話を聞いた。

ペットボトルをおもちゃと認識

――ペットボトルを拾うようになったのはいつから?

サーフショップのある浮鞭海岸からサーフィンの名所としても知られる入野海岸までの約1キロを毎朝、日課として以前から散歩しているのですが、5年ほど前からペットボトルをくわえてくるようになりました。1回の散歩で1本は拾い、これまでに3000本は回収しています。


――きっかけは?

犬は、何かモノを投げると拾って戻ってきますよね。ある日の散歩途中、海岸に落ちていたペットボトルを投げていくらと遊んでいたんですね。次第にペットボトルを自分のおもちゃだと思うようになり、散歩の際に見つけると、ペットボトルをくわえて「遊んで!」みたいな感じで持ってくるようになったんです。

サーフィンの名所としても知られる入野海岸

今ではサーファーも一緒になって拾ってくれる

――では、他のごみには興味がない?

はい、そうですね。他のプラごみなどには目もくれず、ペットボトルを見つけたときだけ突っ込んでいく感じです。


――毎回拾ってきたペットボトルを投げて遊んであげている?

はい、遊ぶことが多いです。そして海岸には、サーファーの方々らが捨てるごみ集積所があります。そこまでいくらがペットボトルをくわえて行って捨てると、その日の散歩と遊びを終わりにしています。


――いくらちゃんが拾っている姿を見た周りの反応は?

実は海の様子やいくらの姿を、私がブログで紹介しています。散歩の際には「ブログを見ています」などと声を掛けて頂いたり、いくらがペットボトルをくわえている姿を見たサーファーが、「ペットボトルを持って海からあがります!」と一緒になって拾ってくれています。

ペットボトルをくわえている姿はなんだか誇らしげ

5年前と比べてゴミの量が増えてきている印象

――ちなみに、拾うようになった5年前と比べるとゴミの量は増えた?

そうですね。結構増えてきている印象で、特に外国語で書かれたペットボトルが多くなったと感じています。最近、割と増えてきたかなと思っています。

――これから夏本番、海を訪れる人にはどのようなことを期待したい?

海は、サーフィンなどいろいろな楽しみ方ができる場所。一般的な話になりますが、「ごみと思い出は家まで持ち帰ってほしい」です。そして、存分に海を楽しんでもらえたら嬉しいですね。


6月に開かれたG20大阪サミットでもテーマとなった海洋プラスチックごみ問題。四方を海に囲まれている日本にとって、この問題は他人事では済まされないだろう。

これからが夏本番。海にごみを捨てないことはもちろんのことだが、いくらちゃんを見習って、ごみを見つけた際には少しでも回収していくことが大切だ。


(画像提供:新谷信行さん)

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