東京五輪の開幕までちょうど1年となった7月24日、チケット付き観戦ツアーの抽選販売がスタートした。

JTB、近畿日本ツーリスト・クラブツーリズム、東武トップツアーズの3つの旅行会社は、全33競技を制覇する弾丸ツアーや全国の競技会場を巡るツアーなどを展開。

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KNT-CTホールディングス 総務広報部・森川泰知課長:
約1900名の方の設定を考えております。自信を持って出しているものです。

街の人からは、期待と共に困惑の声も聞かれた。

女性A:
ツアー…宿泊付きみたいな?値段によりますね(笑)

女性B:
興味あります。

男性A:

メダルを取る瞬間が見たいですね。

女性C:
どこに泊まれるんですか?分かんないこといっぱい。

そこで、数ある東京オリンピック公式観戦ツアーにはどのようなものがあるのか? その全貌を詳しく見ていく。

「新国立競技場づくし」に「競技開催9県めぐり」も

まずは、3社のツアー内容をチェック!

JTBからは、陸上・水泳・卓球・サッカー・野球の5競技で、決勝戦などのメダル獲得の瞬間が見られる6泊7日のツアーが48万8000円で販売される。(期間:来年8月3日~9日、1人分宿泊付き)

ホテルにこだわりたい人のためには、京王プラザホテルのスイートルーム
18泊19日のツアーが450万円。

また、開会式と閉会式に加えて16競技を堪能できるゴージャスプランだ。(期間:来年7月24日~8月9日、1人分宿泊付き)

一方、東武トップツアーズでは新国立競技場にこだわったツアーを用意している。

陸上競技全セッションと女子サッカー決勝、閉会式の11泊12日で263万円。(期間:来年7月30日~8月10日、1人分宿泊付き)

また、2泊3日と短期のツアーもある。
「復興応援」と銘打ち、福島で行われるソフトボールのオープニングゲームを2泊3日、16万8000円で楽しめる。(期間:来年7月21日~23日、1人分宿泊付き)

近畿日本ツーリスト・クラブツーリズムからは、お値打ちなツアーも!

柔道予選とアーチェリーなどの計2種目が観戦できて、2泊3日で9万3000円~10万1000円。(期間:来年7月24日~31日)

さらに…

KNT-CTホールディングス 総務広報部・森川泰知課長:
「制覇シリーズ」と呼ばれる目玉賞品がございます。

静岡県や北海道など、9つ全ての開催県を貸し切りバスなどで巡る7泊8日のツアーは42万8000円だ。

そして、全33競技を制覇する16泊17日のツアーは、180万円となっている。(期間:来年7月24日~8月9日、1人分宿泊付き)

17日間で全33競技を観戦! 応募期間もチェック

具体的には、どのようなスケジュールなのか?
まだホームページにも載っていない「全競技制覇ツアー」の日程をひと足早くチェックする。

観戦初日の7月24日は、ボート競技を見て馬術を堪能。

その後もほぼ1日2競技のペースで観戦が続き、8月1日には、お台場で午前8時半から10時半までトライアスロンの混合リレーを観戦する。
次に、午後に約2km離れた有明アリーナで女子バレーボールの予選を観戦するのだが、このツアーでは会場への移動費は自己負担となる。

さらに、約4.5km離れた有楽町にある東京国際フォーラムで、男子ウエイトリフティングでメダル確定の瞬間を観戦する予定だ。ツアー中に宿泊する築地のホテルに戻り、この日は終了。

その後も注目競技の観戦が続くが、クライマックスは8月8日。
横浜スタジアムで野球の3位決定戦、午後3時予定の試合終了後には、日産スタジアムでの男子サッカーの決勝戦のチケットもついてくる。

そして、33競技の最後は、8月9日の女子バスケットボール決勝だ。

高額なプランもあるが、手頃なところでは、7月29日の野球予選が福島日帰りで2万円台のツアーもある。(D席:2万1500円 C席:2万4500円 B席:2万8500円 A席:3万1000円)

各社、7月24日午前10時から正午にかけてウェブページにて受付を開始。
旅行会社によって募集期間は異なるが、どのツアーも申込期間後に抽選が行われ、当選者はチケットの購入が可能になる。

応募者殺到も予想されているため、倍率はまだ予想できないというが、歴史的瞬間に立ち会いたいという人は、この機会にぜひ応募してみてはいかがだろうか。

(「めざましテレビ」7月24日放送分より)