れいわ新選組から難病ALS患者ら2人が初当選…国会のバリアフリーの現状と課題とは?

カテゴリ:国内

  • 参院選でれいわ新選組からALS患者と脳性まひの2人が初当選
  • 山本太郎氏「障害者を利用して障害者政策を変えていける」
  • 2人が登院することになる国会のバリアフリーの現状と課題は?

れいわ新選組からALS患者と脳性まひの2人が初当選

7月21日の参議院選挙で注目を集めた、2人の当選者。

1人は山本太郎氏が代表を務めるれいわ新選組から出馬した木村英子氏。首から下がほとんど動かない脳性まひと闘っている。

木村英子氏(れいわ新選組から初当選):
覚悟を決めて国政に出ようと思っていました

もう1人はれいわ新選組から初当選の舩後靖彦氏だ。

舩後氏は難病のALS筋萎縮性側索硬化症を発症し、現在は自力で体を動かすことが出来ない。れいわ新選組関係者は「根性だけは人一倍。命がけなのですから」と本人の意気込みを代弁した。

「障害者を利用して障害者政策を変えていける」

6月に行われた木村英子氏の出馬会見でのことだ。

れいわ新選組 山本太郎代表:
障害者利用してと言われたりしないですか」ということを(木村氏が)おっしゃったんですよね。私からしたら“上等です”という話なんですよ。障害者を利用して障害者政策を変えていけるって言ったんです…

こうした大胆ともとれる選挙戦で比例で2議席を獲得したれいわ新選組。これまで前例がなかったALS患者の国会議員の当選に対し、山本代表が訴えるのは…

れいわ新選組 山本太郎代表:
国権の最高機関がいかにALSの方でも国会議員としてやっていけるかということを柔軟に改革していかなければいけない…

2人の初当選について街で聞いてみると…

「初めてで苦労すること多いと思うが、頑張って欲しい」(東京・男性)
「世の中変わるのかなと思うので、頑張って欲しい」(東京・男性)

と期待の声が寄せられた。

2人に共通するのは車いすでの生活を余儀なくされていること。国会での政治活動に支障はないのか?

そこでめざましテレビでは、難病と重い障害のある2人初当選議員が登院する国会のバリアフリー化を調べてみた。

国会議事堂はバリアフリー化されているのか?

そこで、国会議事堂を取材してみると…

めざまし取材班 薄井俊介:
参議院別館の入り口です。玄関の前には4段から5段の段差がありますが端にはスロープも整備されています

めざまし取材班 薄井俊介:
国会議員の事務室がある議員会館から国会議事堂をつなぐ地下通路です。車いすでも通れるようになっています

めざまし取材班 薄井俊介:
その先には大きな車いすでも入れるエレベーターもあります

めざまし取材班 薄井俊介:
また、国会議事堂の本館には障害者用のトイレも設置されています

しかし、その一方で課題が多いのが本会議場だ。

1998年の通常国会から原則として押しボタン式が採用されているという法案などの採決。これに対し、木村氏、舩後氏ともに採決ボタンを押すことは出来ない

さらに、舩後氏に至っては、発言するにも代弁者が必要だ。

他にも、人工呼吸器やバッテリーなどが積まれている大型の車いすを使っているため議員が座るスペースに車いすが収まるのか?という問題もある。

れいわ新選組の関係者は、取材に対し「歯でパソコンを操作しながら文字を打って原稿を作っていたので、舩後さん自体は質問を作ることは出来るんです。どういうような対応をするのかというのも各委員会の中で議論していただく必要がある」と話す。

これに対し、参院事務局は「国会は歴史ある建物で改修には限度があり予算も必要。今後、木村さん、舩後さん側の意向を聞き議院運営委員会の協議に基づいて柔軟に対応していきます」としている。

また、本会議中に水を飲むことなどもヘルパーの介助が必要だという2人だが、ヘルパーの付き添いについても今後対応策についても協議したいとしている。

(「めざましテレビ」7月23日放送分より)

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