首都高入り口封鎖で通勤ラッシュに大渋滞! 東京オリンピックに向けた交通規制実験の成果は?

カテゴリ:国内

  • 東京五輪まで1年…首都圏で大規模な交通規制実験
  • 交通規制がタクシーや物流に大きな影響を及ぼした
  • 晴海から新国立競技場までの到着時間短縮には成功

首都圏で五輪を想定した大規模交通規制

7月24日に東京の幹線道路などで大渋滞が発生…ドライバーから悲鳴が上がった。実はこれ、東京オリンピックを1年後に控え、ある実験が行われていたのだ。

午前9時ごろヘリで上空から取材してみると東京都と神奈川県を結ぶ中原街道は都心に向けてかなり長い距離の渋滞となっていた。

今回首都圏で行われたのは大規模な交通規制テスト

テスト開始は24日午前0時。首都高の外苑入り口では警察が通行止めの垂れ幕を張っていた。

これは大会本番の期間中選手や関係者の移動をスムーズに行えるかという実験…今回は首都高の入り口を最大30か所以上閉鎖料金所のレーンを減らしたりするなどの交通規制が実施された。

規制の行われた首都高・都心環状線の24日午前8時半ごろの様子を前日の同じ時刻と比べてみると、通勤ラッシュ時にも関わらず渋滞することなくスムーズに流れていた。

パーキングエリアで首都高利用者に聞いてみると…

男性ドライバー:
すごく空いててビックリしました

首都圏での交通規制の影響は

その一方で都心に向かう一般道を取材してみると規制の影響なのか渋滞で車がなかなか前に進まない。首都高・三軒茶屋入り口ではパトカーや警察官が交通規制を行っていて、首都高に入ることができなくなっていた。

――高速の入り口が閉鎖されていますが?

トラックドライバー:
ちょうどこれ(荷物の積み込みが)終わった後に首都高に乗って行くルートだったんですど、乗れないのでぐるっと迂回する感じなんで、きょう一日それで遅れてます

今回の規制で通勤ラッシュ時国道246号では約5kmの渋滞が発生。交通量は2018年の同じ日に比べ1.7倍に増えたという。

また、環状7号線では都心方向への青信号の表示時間を短くして交通量を制限した。その結果…信号制御の影響なのか通勤ラッシュが一服した午前9時半ごろでも環状7号線より外側の中原街道ではまだ渋滞が続いていた。

この渋滞にはタクシードライバーも困惑していた。

男性タクシードライバー:
いつもの1.5倍くらい込んでるかなって感じですね

――予測とかは立てられました?

男性タクシードライバー:
こればっかりは行き当たりばったりです

首都圏の交通規制で懸念されるのが物流への影響だ。

都内のローソン252店舗に弁当などを届けている配送センターでは、ドライバーと配送ルートのチェックを行っていた。

配送センター職員:
7月23日の夜からかなり規制が入っています…

最も影響が少ないと思われるルートを確認して出発。その結果、大きな混乱もなく時間どおりに配送先のコンビニに到着することができた。

株式会社ローソン 羽瀬直樹氏:
今回の1日だけでもビクビクしている状況なので…この1年間どうしようかなと言うのが本音です

首都圏の交通規制の成果は...

7月24日のテストでは本番で選手や関係車両がスムーズに走行できるのかの検証も行われた。

その結果、選手村のある晴海から新国立競技場まで通常40分程度のところ約30分で到着することができ、一定の成果が出た形だ。

大規模な交通規制テストは平日の中でも多くの交通量が見込まれる金曜日の7月26日にも行われる予定だ。

(Live News it! 7月24日放送分)

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