【2019参院選】「老後考えたくもない」「65歳以上雇わないのはなめてる」50~60代の働く人にホンネを聞いてみた

カテゴリ:国内

  • 年金問題は冗談じゃない…老後を考えたくもない
  • 年金暮らしの年寄りからも金を取るのはおかしい
  • 定年退職後に仕事を削られると意欲がなくなるのでは

7月21日日曜日はいよいよ参議院選挙の投開票。
選挙の争点とされるものは色々とありますが、働く皆さんは、選挙に何を求めているのでしょうか?

5回連続企画の最終回は「50~60代の働く人の本音 」。全国で話を聞いてみました。

【会社経営】年金問題は冗談じゃない…老後を考えたくもない

会社経営(60代) <千葉・船橋市>:
(年金制度は)国がきちっと方策を取るべき。僕らは若いころからずっと払ってきているので冗談じゃないというのが本音。働くしかないでしょう。「生涯死ぬまで働く」国はそう言っているんだよ。(老後を)考えたら暮らしていけなくなる。考えたくもない。

会社経営(60代) <千葉・船橋市>

【マンション管理】年寄りからも金を取るのはおかしい…

マンション管理(60代) <大阪・難波>:
俺ら年金減らされて所得減ってんのに介護保険やて、アホちゃうか。なんでも年金から取ろうとしてる。介護保険とかやっとこれから生活できると思っているところに、そっちから金取るんよ。おかしい。年寄りが生活できなくなっているのにそこから金取るのはおかしい。

マンション管理(60代) <大阪・難波>

【ITコンサルタント】65歳以上雇わないっていうのはなめてる

ITコンサルタント(60代) <東京・蒲田>:
65歳以上は雇わないっていう会社は多い。それもなめてるなと思う。全員が同じような扱いはもうだめだと思う。働きたい人には働かせて、働きたくない人は働かなくていいようにやればいいんじゃない?それなりの生活レベルを守ればいいんじゃないかなと思うけど。

ITコンサルタント(60代) <東京・蒲田>

【自営業】雇用が確立されないと地方に人は来ない…

自営業(50代) <香川・高松市>:
雇用の点が確立されないとみんな地方にも来ない。地方で就職や転職したらインセンティブが何かあるとか、県単位とか地方自治体単位とかというよりも、国全体で考えていかなきゃいけないこと。

自営業(50代) <香川・高松市>

【IT関係】もっと教育にお金を使う政策を

IT関係(50代) <東京・豊洲>:
この春、大学受験と高校受験を控えている娘と息子がいて、教育にお金を使う政策がいいかな。大学に入るためのお金が高すぎる。受験生を抱える親が大変。消費税10%になってそういうところに充ててくれれば。

IT関係(50代) <東京・豊洲>

【製造・販売】老後に仕事を削られると意欲がなくなる…

製造・販売(60代) <仙台市>:
(定年退職後)現役でやっていたような仕事がそのままならその方がやりがいがあるかもしれない。極端に「これはいいよ」「あれはいいよ」と仕事を削っちゃうと、意欲がなくなる可能性はある。

製造・販売(50代) <仙台市>

【会社経営】働き方改革の一方 中小企業も守ってほしい…

会社経営(60代) <東京・新橋>:
中小企業は検討しなきゃいけないことがいっぱいある。働き方改革によって私どもの経費は年間1000万円を超えている。やっぱり人件費。残業で今までベテラン社員がやっていた仕事がカットされる。そこで新人入れても新人はすぐ育ちません。だから日本の技術力は落ちます。だからその点ではもっと中小企業を守ってもらいたい。中小企業あっての日本ですから。

会社経営(60代) <東京・新橋>

深刻な問題は≪働く環境≫と≪雇用≫

三田友梨佳キャスター :
老後を考えたら暮らしていけなくなってしまうから考えたくもない」という意見、非常にリアルだなという風に思いました。松井さんはどの意見が印象に残りましたか?

デロイト トーマツ グループ・松江英夫CSO:
年金問題とかが非常に言われるんですけど、それと同時にこの働く環境と雇用、これがすごく深刻な課題なんだなと改めて感じましたね。いくつになってもこう安心して働けるような雇用政策環境づくり、これ非常に大事な政策課題だなって聞いてて思いました。

松江英夫氏

三田友梨佳 :
社会保障
についてはどうご覧になりますか?

松江英夫氏:
社会保障制度のありかたっていうのは今回の参院選の一番のテーマといっても過言ではないと思うんですね。ただ色々な各党の政策を見てみますと、制度を支えるための原資、つまり「財源とか、歳入をどう増やすのか」この議論が結構抜け落ちている感があると思うんですね。本当の意味で年金を安心して払い続けるためには消費税の議論だけでなく、制度を安定的に保証するためにどうやって国の経済を成長させていき歳入を増やしていくのかを議論しないとなかなか制度全体が見えないところがあるので、この辺をもっともっと議論する必要があるなと思いますね。

三田友梨佳 :
今回の参議院選挙に一番求めるものは何ですか?

松江英夫氏:
一言でいうと「先憂後楽」という言葉に収斂されるかと。

松江英夫氏:
政治家こそ何よりも国の先を案じて、先頭に立ってその打開策を身をもって実現するという姿勢が大事だという意味です。ややもすると非常に目先で、かつどちらかというと耳ざわりがいいことを中心に語られているきらいがあると。だけど本当の国の将来を考えるならば、仮に痛みを伴ったとしてももっと先に必要なことを語って、政治家が身を切る覚悟でやっていく。こういった姿勢をもっともっと示していく必要があるんじゃないか。そのような政治家を国民が選んでいく、そんなきっかけになる選挙になればいいんじゃないかと思いますね。

(「Live News α」7月19日放送分)

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