訓練中に新人巡査が犯人役の教官に刺された?

岡山県の警察学校の訓練で、あろうことか新人巡査が教官に刺されていたことが分かった。

傷は肺の一部にまで到達!…一体、何が起こったのだろうか?

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逮捕術の訓練とはどんなものなのか?

2018年に埼玉県警察学校が行った"逮捕術訓練”の映像を見てみると…

抵抗する犯人を迅速に取り押さえる訓練で、犯人役の手には“模造品のナイフ”が握られている。

“犯人役”を2人がかりで取り押さえ「確保!」

犯人役の教官は隠し持っていたナイフで…

こうした訓練は全国で行われているが、岡山県警察学校ではまさかの事態が起きた。

2018年12月岡山県警の男性警部補が“犯人役”となり、19歳の新人男性巡査の"逮捕術訓練"が行われたのだが…

訓練では、男性巡査の説得に応じ、持っていた“模造した日本刀”を捨てた警部補。

しかし、その直後。あらかじめ隠し持っていたサバイバルナイフを取り出して突進。男性巡査の左胸を2回突き刺した。

本物のナイフは訓練に緊張感を出すため?

岡山放送 森夏美アナウンサー;
訓練に緊張感を出すため、男性警部補は切れないように「防護措置」をした本物のナイフを持ち込んでいました。

傷が肺の一部に達していた男性巡査(19)は緊急搬送され4日間入院。PTSD(心理的外傷後ストレス障害’)を発症したという。その後、被害届を出して依願退職した。

男性警部補は業務上過失致傷の罪で、罰金50万円の略式命令を受けた。

被害者の男性は、岡山県を相手取り、損害賠償を求めて提訴しているが、この事態について岡山県警は「発表する対象の事案ではない」として公表していなかった。

(Live News it! 7月17日放送より)