日本のワインが英コンクールでトップ15の快挙! 受賞を足がかりにヨーロッパで販路拡大へ

カテゴリ:ワールド

  • 日本のメルシャンのワインが世界最大級のコンクールでトップ15に
  • イギリス人ソムリエ「このワインは個性的 とてもエキサイティング」
  • ワイン大国イギリスでの受賞を足掛かりにヨーロッパ進出を目指す

白ワイン部門のトップ15に選出

7月9日に授賞式が行われた世界最大級のワインコンクール「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」。

世界で最も影響力があるこのワインコンクールに、2019年も5,000以上のワインがエントリーし、その白ワイン部門のトップ15に日本のワインが選ばれた。

メルシャン(株) マーケティング部・神藤亜矢さん:
こういった素晴らしい場所でトロフィーを取れたことに、素直に感激しております

受賞したのは、日本の大手「メルシャン」の「シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス2017」。
長野県北部で栽培されたシャルドネを使った、豊かな香りと酸味が特徴だという。

「シャトー・メルシャン 北信左岸シャルドネ リヴァリス2017」

審査員:
客観的にこのワインを飲んで喜びを感じたし おいしかった。ただロンドンのマーケットは甘くないよ

ワイン大国・イギリスを足掛かりにヨーロッパ進出へ

実はイギリスはワインの輸入量、輸入金額ともに世界2位というワイン大国だ。

賞の受賞を弾みに「メルシャン」は、販路の拡大と知名度アップを狙う。

神藤さんが参加したロンドンの現地販売代理店との勉強会の現場ではバイヤーから細かい質問が…

現地バイヤー:
(畑で)春の霜の危険はありますか?

メルシャン(株)・神藤亜矢さん:
時々あります。しかしボルドーほど厳しくはありません。日本は比較的暖かい国ですから

続いて神藤さんが向かったのはロンドンでも予約が取りづらいという和洋合体の有名レストラン…

メルシャン(株)・神藤亜矢さん:
我々のワインは優雅さを表現しています。レストランの料理とマッチすると思います

レストランのソムリエにもワインの感想を聞いてみた…

レストランのソムリエ:
このワインは個性的ですね。ワイン愛好家にとっては とてもエキサイティングです

――営業の手応えは?

メルシャン(株)・神藤亜矢さん:
すごく感じています。イギリスというのは世界中からトップワインが集まる一番競争が厳しい国なんですね。その情熱に負けないように、わたしたちも頑張っていきたいと思います

日本からは、2019年中にメルシャンブランド3600本の輸出が決まっていて、イギリスを足掛かりに、ヨーロッパへの進出を目指す。

日本ワインの評価は海外でも上昇中

三田友梨佳キャスター:
渡辺さんは今回の快挙をどうご覧になりますか?

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
ワインが日本で生産されてから140年あまりが経ちますが、最近品種の評価が上がっているんです。甲州という品種は白ワインであったり、マスカット・ベーリーAという品種は赤ワインであったり、国際品種で認められて海外で認知がすごく上がっているんです。

三田友梨佳キャスター:
産地を訪ねる人も増えているそうですね?

渡辺広明氏:
ワインはただ味わうものではなくて、産地を訪ねて、風土、人間、文化を感じてもらうワインツーリズムで海外に行くのはありましたが、日本国内でも行われるようになってきました。

三田友梨佳キャスター:
今回の日本ワインはユニーク、エキサイティングという評価でしたが、国内ではどうなんでしょう?

渡辺広明氏:
国内市場も日本ワインは年々伸びていて、まだ小さなカテゴリーなんですけど、中長期的には伸びていくのではないかと推察されます。

日本ワイン輸出量

三田友梨佳キャスター:
今回の受賞が弾みとなって海外での需要も広がるといいですね

渡辺広明氏:
そうですね。日本のワイン輸出量は右肩上がりで日欧EPAとか海外との取り組みが増えていくのでもっと上がっていくのではないかと思います。国内では生産年齢人口が減っていて、国内消費が若干停滞している中、外国に日本の良い商品を買ってもらい、それによって所得が上がり、GDPの6割を占める個人消費が上がればいいなと思っているので、海外の人にもっと日本ワインをたくさん飲んでもらいたいです。

(「Live News α」7月11日放送分)

Live News αの他の記事