総額1500万円...買取店はなぜだまされた?芸能人の偽グッズを売りつけた脚本家の「手口」とは

カテゴリ:国内

  • 土屋太鳳さんや綾瀬はるかさんの偽サイングッズを販売した、脚本家の男を逮捕
  • 1000点の販売で1500万円を荒稼ぎ...ネットオークションにも流れたか
  • 偽造名刺に日本シナリオ名鑑の提示...あの手この手で買い取りを迫る手口とは

中古品買い取り店から怒りの声

被害に遭った中古品買い取り店:
憤りしかないです。タダで買ってるわけじゃないですから

中古品買い取り店から上がった怒りの声。それもそのはず。
「事務所で(芸能人)本人に書いてもらった、CMで着た衣装だ」などとうそをつき、服やバッグが売りつけられていた。

旭井寧容疑者

女優の綾瀬はるかさん、土屋太鳳さんらの偽サインを書いた衣類などを売り、金を騙し取った疑いで逮捕されたのは、脚本家・旭井寧容疑者(56)。2019年4月、横浜市内の中古品買い取り店を訪れ、「本人の直筆サイン入り」と嘘をつき、衣類とバッグ合計5点を買い取らせ、現金4万円を騙し取った疑いが持たれている。

有名女優の偽サインで衣装を販売

ボーダーのワンピースの右そでに書かれているのは、土屋太鳳さんの偽サイン。2019年などと日付もある。

こちらのえんじ色のワンピースには、綾瀬はるかさんの名前が。こちらも偽物だ。

押収された、ワンピースなどの洋服14点やバッグ8点などには、全てに人気芸能人の偽サインが書かれていた。

旭井容疑者は、いわゆる「任侠もの」を手掛ける脚本家として活動。自宅駐車場には、高級車・BMWも止められていた。
なぜ、店側は信用してしまったのだろうか。

旭井容疑者の「信用させる手口」とは?

旭井容疑者は、芸能事務所社長の名刺を偽造し、その裏面に「サイン付きの衣装やバッグを真のファンに届けてほしい」などと書き込むことにより、中古買い取り店から信頼を得ていたとみられる。

ほかにも、「芸能事務所の上層部に昔、世話をした人がいるので芸能人のサインが入手できる」などと話したり、脚本家としてのペンネーム・室田憲昭の名前で掲載された日本シナリオ名鑑を相手に提示していた。

まさに、あの手この手で相手を信用させては、買い取りを迫っていたという。

旭井容疑者を知る脚本家は...

画像は旭井寧容疑者

旭井容疑者を知る脚本家:
どっちかというと“ビッグマウス”なところはあったので。映画(制作)の話をしてきたりして。実現性がない話、それがもっと行きすぎると、いわゆる詐欺の話になる

ネットオークションにも流れたか

群馬県警によると、旭井容疑者は2017年9月から2019年4月にかけて、同じ中古品買い取り店に対し、1,000点近い偽サイングッズを売却。総額は約1,500万円に上り、店側はそれらの商品をネットオークションに出品していたという。

被害に遭った中古品買い取り店:
私はその人(旭井容疑者)を本当に信用しきっていたので。その人から“本物”と言われたら...。自分がだまされて、逆に私から(出品したものを買って)被害が出ている人がいる。申し訳なくて...

店側は、今後弁護士を立て、裁判で争う考えだという。

「衣装にサインをすることは限りなくないに等しい」

今回、偽サイングッズに名前を使われたある女優の所属事務所は「衣装にサインをすることは限りなくないに等しい」としたうえで「チャリティーイベントなどでサインをする場合もあるが、必ず渡す人の名前を明記するようにしている」と話した。

警察は余罪や共犯者についても調べているが、旭井容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。

(Live News it! 7月9日放送より)

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